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─光る波の間─

現在ほぼツイッターまとめ投稿。アート(名和晃平、奈良美智他)映画・音楽・食べ物(日々のご飯)・雑貨etc...

伊東豊雄 『建築│新しいリアル』

2007-05-13 19:24:45 | 音楽・映像・アート
せんだいメディアテークに行ってきました。
そこを設計した伊東豊雄さんの展覧会があって、
伊東さんが手がけた建築の図面や模型が
展示されてます。

まぁ会場そのものが展示物でもあるわけで、
メディアテークの中でメディアテークの模型を見る
という、入れ子状態。笑
これは巡回展で、以前『新日曜美術館』で紹介されたけど、
それで見た、体験できる展示が面白そうだったのに、
仙台では無かったのが残念だったかな。



でもかなり楽しかった!
図面見たって私はさっぱり解らないけども、
それでも建設会社とのやりとりのFAXや、
どうやって造るかの試行錯誤の様子など、
興味津々、すごく面白かった!^^
で、画像(→)の、テレビで見たことありません?







これは、このビルでーす。^^





じゃ、これは何かと言いますと・・?




こちらでございますね♪
この壁の中身の構造写真でした。^^


デザインの中に機能を隠す。
ちゃんと意味があるんだね~。
そういえばメディアテークのデザインも、
賛否渦巻き新聞に批判的な記事が載ったらしい。
それに対する伊東さんの公開質問状の原稿も、
コピー版が手にとって読めるようになっていて、
興味深かったです。

シタヘツヅク



続き

2007-05-13 19:24:24 | 音楽・映像・アート

見よ!この細かさ!(≧▽≦)
テーブルの高さたぶん…2センチくらい。




たしかこの模型は、
多摩美大の新図書館。



これはえっと・・・、
杉並芸術会館だったかと。

まだ工事中?これから工事だったかな?




これはヨーロッパのどこかのだった。
う~ん。。どこだったろう?^^;



画像(→)は、ヘルメット。
建設や、この展覧会に協力した企業の名前が
一つずつ書かれてます。

テレビで見たときも思ったけど、
“こんな建物ほんとに建つの?”って思うわけ。
で、伊東さんもだけど建設会社もものすごい頑張って
アイデアをひねり出す。
たとえばメディアテークでは、溶接で造船の職人さんが
大活躍したのよね。
その仕事を見せるためにエレベーターとかの
ガラス張り部分が多くなったらしいです。

あなたがた、凄いんだから。
素晴らしいんだから。
汚職とか談合とか、やっちゃダメだよ!‥なんて思ったりした。


『伊東豊雄 建築│新しいリアル』は19日まで。
このあと神奈川県に行くそうです。

*



LFJ写真集

2007-05-10 21:30:55 | 音楽・映像・アート

つきあたりは皇居。

ちょうどビルの間に夕陽が沈むのです。



ミュージックキオスク




連日行列だったチケット売り場。
ご苦労さまでした。



最終日は雨でした。

写ってる足はユーレイじゃないよ。笑




いえいえ、こちらこそありがとう


またお会いしましょう…!



*



LFJ写真集

2007-05-10 21:21:50 | 音楽・映像・アート

屋外で催された無料コンサート。
民族音楽のときはとくに盛り上がるのだ。

子どもも肩の上で踊る。



地下展示ホールでもアマオケのコンサート。


演奏のほか、青島先生の爆笑講演会や
各国の観光担当者が達者な日本語で
自国のアピールなどを。





屋台村で買ったロコモコ。





座り込む親子に声をかける警備員。
お疲れ様です。




公式イラストレーター、ボトルバさんと
子どもたちが一緒に描いたモルダウ川。




*



熱狂の日 最終日

2007-05-10 20:55:41 | 音楽・映像・アート
いよいよ最終日。
毎日毎日、上質の音楽だけに浸りきって
すっかり体中の細胞も浄化された感

最終日の始まりは庄司紗矢香のヴァイオリンから。
ピアノ伴奏は3度目のブラレイ氏
ここは自由席なので列に並びに歩いてたら、
会場に入ってくる庄司さんが。。 ほんとに小柄だね~
ヴァイオリンがビオラに見える。^m^

席はステージ左横の1番前に陣取った!
庄司さんとブラレイは衣装のカラーも合わせていて(黒と朱赤)、
すっごくお洒落な雰囲気。
こりゃまた楽しみだね~と思っていたんだけど・・・ あ、あれ?

なんでだろう・・・? 何も感じない。。。 (・_ ・;

ちょっと前にN響アワーで見たときは、「凄いなー!」って思って、
生で聴けるのを楽しみにしてたのに~。。
うーんなんでかわからない。演奏が?音響が?曲が? …わからん。
毎日聴きすぎて私の容量オーバーしちゃったのかな・・・。
いやもう、わからんものはしょうがない!
こういうこともあるってことね。

気を取り直して、次はラフマニノフボロディンをピアノデュオで。
ベレゾフスキー氏・・・やたら出てるような気がするんだけど?と思って、
公演数を数えてみたら10個!!やはりソリストの中では一番多かった。(^^;
話によると、コンチェルト弾いて30分後には室内楽のメンバーとしてフル出演してたとか。
おそるべし、ロシアンパワー。
デュオのパートナーは同じロシアの若手、コロベイニコフ
抒情的で濃いぃ~ラフマと、大陸の乾いた風と情熱を感じさせるボロディン。
コロベイニコフの若さのおかげか、爽やかさがプラスされて心地良い演奏でした





次はシンフォニア・ヴァルソヴィア
シベリウス『交響曲第1番』
ふと気付くとシンフォニア・ヴァルソヴィア3回目。
自然にこうなってしまったんだけど、
このオケの演奏は肌に合うので嬉しいですわ^^
雄大で、フィン人の芯の強さを感じる曲。
行ったことはないけども、ひたすら美しい北欧の自然を
想像しながら浸っておりました。。

さ、ようやく樫本大進だ!
聴きたいとうずうずしながらうまくスケジュールに入らず、
結局ソロではなく室内楽になってしまった。
写真ではおっちゃんぽい印象だったけど、生で見たら普通の若者で良かった。(失礼!)
ヴィオラ奏者には変更があって、豊嶋泰嗣さんと言う方が。
知らなくて申し訳ないけど、とても活躍されてるヴィオラ奏者なんですね。
なので、このクァルテットは日仏2対2の構成。
最初にシャマユがさらりとスメタナを独奏して、次がドヴォルザーク『ピアノ四重奏曲』
これがまたい~い曲だったぁ~~ うっとり
もー絶対CD買っちゃうわ。ドヴォルザークって いいね。
演奏ももちろん素晴らしい!アイコンタクト取りながら、息を合わせて奏でていく。
一緒に私も息を吸ったりひそめたり。笑
楽しかった。満足




そしてついに最後の公演となってしまいました。。
ウラル・フィル『交響詩フィンランディア』
『ペール・ギュント第1組曲』
そしてベレゾフスキーラフマニノフ
『ピアノ協奏曲第2番』
ええ、あの『のだめ』ですっかり有名になっちゃったやつです。

ウラル・フィルの『フィンランディア』。
とても重厚で、大地の広がり、雄大さを感じさせてくれる音。
トリを飾るっていうことですごく熱の入った演奏を展開してくれます。
席は1Fの真ん中より後ろで、しみじみとこの4日間を思い出す。
あっと言う間だったなぁ~ 充実した日々だった。。(T_T)ジーン...
(ホテルは“安いだけある”って感じだったけど(^^;)
じ~~ん...と感慨に浸りながらも、『ペールギュント』はちょっとハマんなかったな。笑
テンポがしっくり来なかったみたい。

が!!!ラフマは爆演でしたわ~~~

や~ ベレゾフスキー凄い気合!!
最後に相応しい、情熱的なラフマニノフ
もう何も言うことはないね。´▽`最高に楽しい音楽祭でした。
出演者、ボランティア、スタッフ、一緒に聴いた人々子どもたち、すべてに感謝デス
止まない拍手の中、ちょっぴりおセンチな気分。






さぁ それぞれの家路へ・・・






バイバイ ラ・フォル・ジュルネ




*
【聴いた曲一覧】



熱狂の日 3日目

2007-05-10 11:29:36 | 音楽・映像・アート
前日が夜11時近くまでの演奏だったので、
3日目は午後からの出勤(?)にしていました。
正解だった。w

ゆっくり出かけて、日比谷公園にちょろっと寄って、
アイスコーヒーを飲む。
今日もいい天気だぁ~~

3日目はアグレッシヴな演目ばかりだけど、
始まりは静かにシベリウスから。
『トゥオネラの白鳥』 うつくしぃ~~。。。
北欧ものってほんと、透明で広がりがあるよなぁ。
『ヴァイオリン協奏曲』も美しかった。
天上美の世界。

うっとり・・・・・・ (* ̄∀ ̄*)




さぁ~~~て~~~!!
いよいよOZONEだっ!!!(p≧▽≦q)
ここはチケット奮発してS席 9列目でした。^^
オケは東京都交響楽団で、ほぼフルメンバー。
それにエキストラのサックスなども加わって大所帯ですわ。

曲はガーシュウィン『へ調のピアノ協奏曲』
『ラプソディー・イン・ブルー』
前日ピアノソロ、翌日フルオケで聞き比べなんて贅沢だわ~。
『へ調…』は3楽章がやっぱり『VIRTUOSI』に収録されてる。
でも協奏曲として全曲聴く機会なんて無いもんね!
この曲すっごいかっこよかった!
『ラプソディー…』の方はもう、わざわざ言わなくてもわかるでしょ?!
ってなもんですわ
オケも火を噴く勢いだし、おのおのソロはビシッと決めてくるし、
まー誰より指揮者の井上道義氏が踊る踊る(^▽^;
エンターテイメントでしたね~。
頭に浮かぶ絵はネオンがギラギラでしたもん。笑
いっそ派手に照明やっても良かったんじゃないかい?!(^□^
JAZZファンも沢山来場してたんでしょうね。拍手のときにかなり口笛が。
お祭りらしくてとっても良かったデス



今回は食事もスムーズにできた。
タイミングよく、空いてるときにすっと食べれた。
フォーラムのレストラン、ちょっと値段高めだったけど、
食べたものみんな美味しかったです。^^

で、このカレーもそんな感じで小曽根さんのあと
まったり食べようと思ってたら・・・
何を勘違いしてたのか次の公演までの時間を間違えてて、
はっと気付いたら開演時間間近!!Σ(゜□゜;;
すごい勢いで食べ切りダッシュ!!≡≡┌(lli゜◇゜)┘

そのせいでしょうか・・・ 次の1曲目は …寝ました。m(。_ 。;m

でも2曲目の『恋は魔術師』、良かったです!
フラメンコ歌手のアントニア・コントレラスの歌と演技に痺れた~。
オペラ歌手と違う、地声を張り上げる歌唱。
鼓膜がびりびりするような声量で、スペイン女性の熱情が迫ってくる。
かっこええぇぇ~~~



お次も濃いよ~~フッフッフ...

ストラヴィンスキー『結婚』だ!
これこそ、生で聴く機会が来るとは思わなかった。
編成がものすごく変わってて、ピアノが4台正面に並び、
あとは両脇にパーカッションのみ。
その後ろに合唱隊のカペラ・アムステルダムがずらり。
指揮者を囲むようにソリストが4人。

合唱隊はアクシデントで衣装が届かなかったそうで、
全員がラ・フォル・ジュルネのTシャツ姿。
「軽装にて出演することをご容赦ください」というアナウンスがあったけど、
かえってこれで聴衆の気持ちも一つになったような。^^

いや!素晴らしかった!なんてエキサイティングな!!
打楽器はめちゃ巧いし、合唱の迫力が物凄い。(゜O ゜;
聴衆も固唾を呑んで聴き入ってる。
少し離れた席にお子さんたちもいたんだけど、この難しい変則的な音楽を
最後まで真剣な眼差しで聴いていました。
曲のラストに鐘が鳴り、その音が反響して… だんだん音が小さくなって…
そして微かな響きが完全に消え入る瞬間まで客席が静寂を保つ。

 ブラァボ!ブラァヴァ!!ブラ~ヴィ---!!!\(@゜▽゜@)/


うおぉぉ~~・・・ 凄かった。。。


----- -----
現在、ほとんど演奏されることがないというこの曲。
もとはバレエ・リュスが1923年に発表したもの。
ストラヴィンスキーはバレエ・リュスのおかげで
世に出たと言っても過言ではないかも、な、作曲家。
彼らは他にも『春の祭典』『火の鳥』を世に送り出しました。

『結婚』。私は幸いにもキリアン振り付けの映像を持ってます。
DVD化はされてないみたいだから、これって案外貴重かもな~。
キリアンらしい、ユニークなダンスですよ。^^
 ----- -----

3日目最後は再び北欧で〆ます。
仲道郁代さんグリーグ
土の匂いのする音楽から、一気に冷たく澄み切った風を感じる音楽へ。
『ピアノ協奏曲イ短調』、これ大好きなんですよね~
清清しくて、ドラマチックで。

そしてシベリウス『悲しきワルツ』と曲変更で『フィンランディア』
変更前は再びの『トゥオネラの白鳥』で、神経が鎮まって良い具合で寝れると思ったのに、
『フィンランディア』じゃまたコーフンしちゃうじゃん!笑
シンフォニア・ヴァルソヴィアの『フィンランディア』は大袈裟でないけれど、
凛々しくてポジティブで、なかなか感動しました。

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帝政ロシアの圧政に苦しんだフィンランドはこの曲に励まされて頑張った。
ちょうどこのとき日露戦争で日本が勝っちゃったもんだから、
ロシア国内でも革命が起きるし、ロシアは他国にかまけていられなくなって、フィンランドは独立できた。 
それもあってフィンランドは日本に好意的な感情を持つんだって聞いたこともある。
じゃあロシアじゃやっぱり『フィンランディア』は演奏しないのかな?と思ったら、
そんなことはなくて、熱狂の日のラストにはウラル・フィルが同曲を演奏する。
100年前のことだし、良い音楽に国境はないってことか。
いや・・・ うん。。。
圧政に苦しんだという点では、フィンランドもロシアの民衆も同じだったんだよね。
 ----- -----

*
【聴いた曲一覧】



LFJ写真集

2007-05-10 11:00:09 | 音楽・映像・アート

のだめマングース発見!



これは何?



弓の張替えの実演デス。
繊細な職人技。。。


こうやって張替えたやつを、
夕べはビシビシ切りまくってたのか。( ̄ ̄;



楽しんでる~?

キッズプログラムも楽しそうで、
見学してみたかったかも。





去年は手すりに寄りかかると注意された。
今年は何も言われない。笑

しょうがないよね。
テーブル空いてないし。


*



熱狂の日 2日目(後半)

2007-05-09 21:56:14 | 音楽・映像・アート
後半戦は、19時開演のトウキョウモーツァルトプレーヤーズから。
アルトフルートの美しい、『海へ?』
武満徹というと、“よくキリアンが振付けていた音楽”というイメージがある。
しっかり聴いたことはないけれど、勝手なイメージで解りにくいって思ってました。

が!!

少なくともこの曲はそんなこと無かったですね~^^
とってもきれいだし、工藤重典氏のフルートの音色がすばらしー・・・
吉野直子さんのハープもうっとりな美しさ。
トウキョウモーツァルトプレーヤーズも安定していてゆったり聴ける^^
久しぶりに日本のオケの音聴くと安心するなぁ。笑


2人のソリストのあとはラヴェル『クープランの墓』
ピアノで演奏されることが多い曲だそうで。
(そういえば最初この曲聴いたのは小曽根真さん
『VIRTUOSI』だった…って、それJAZZだし。笑)
オーボエが大活躍でしたよ。ステキでした。

画像(→)のコマが浮かんだのはこのときでした。
ラヴェルって・・・ いいな。。。(* ̄∀ ̄*)

 ----- ----- -----
ところで、東京フォーラムってホールが全部上階で、
並んでちまちまエレベーターで上っていくのは正直・・・かったるい。笑
同じ会場のが続いても、いちいち下階まで降りなきゃならないの。
順番に並んで待ってるなんて日本だけみたいよ。悪いことじゃないんだけれど…
たぶん順番にしないと、主催者のほうが文句言われちゃうんだろうね。
どうにか文句の出ない方法をと苦心してるのがよくわかった。笑
そんなに早く並ばなくても大体思った席には座れるんだけども、
みんな目を血走らせてw、走ってくんだよなぁ。´ー`
で、終わったら次の公演に向かって拍手もそこそこに飛び出してゆく人。。。
アーティストも苦笑するしかないわけだ。
途中で出るのが分ってるなら、出入りの目立たないとこに座ればいいのにね。
 ----- ----- -----

さて次はベルトラン・シャマユの弾くバルトークリスト
20代なかばの若者である。
聴いた曲が曲だけに(ハンガリー狂詩曲)、熱い!!
音をコントロールする冷静さは残してるものの・・・、熱い!!
ペダルを踏んでない方の足が時々床をダン!と踏み鳴らし、火を噴くようなリスト!!
やーオモシロかった♪^^
マイさんは別メニューで彼を聴いたみたいで、技巧と冷静さを誉めてたけど、
こっちはちょっと雰囲気違ったかもよ?!(*^m^*)

そしてこの日のラスト!!!
前評判が非常に高く、何人かのライターさんも「聴いとけ!」って大プッシュのヴァイオリニスト、
ネマニャ・ラドゥロヴィチロラン・コルシア無伴奏ソナタ対決



ネマニャは若干22歳。
内戦の混乱を避けてセルビアからフランスへ移住したそう。
屈託ない笑顔からはそんな幼少期の想像つかないね。。
会場は相田みつを美術館内で、客席はわずか101席。
ものすごーーーい濃い空間ですわ。笑
昔のサロンてこんな感じだったんだろうね。奏者近すぎ。^^;
関係者、プレス、アーティストたちもやってくるし、
リハの音はばんばん聴こえてきてくるしで、めっちゃワクワクする!!

・・・・ いやぁ~~・・・ 凄すぎっすよ!!この対決!!

はっきり言って、イザイの曲は全然解りません。難しくって。
だけどもうこうなると曲がどうこうじゃないのね。
ほんとに微かな音まで聴こえるし、奏者のエネルギーがダイレクトに来るから、
ただただ圧倒されるばかりですよ。(゜_゜;

ネマニャは激しい。情熱的すぎて(笑)弓の糸も切りまくるし。^^;
彼は自分の中から溢れてくる音楽を表現してるね。
多彩な音色を引き出して、“ヴァイオリンてこんな音も出るのか”ってオドロキ。
スター性があって、いやでも注目してしまうような魅力がある。
背が高くてエキゾチックな顔立ち、演奏時以外はニコニコしててチャーミングだしね
ぴょこーんてお辞儀するのは可愛くさえある。笑

そして、ネマニャの先輩コルシア氏は大人の落ち着きを見せつつも、やっぱり弓を切る。
こちらは重厚で余裕を感じさせつつ、その迫力とキレはさすが!
息を呑むとはこのことだぁね。私瞬きするのも忘れてたもん。笑

ソロの前、間、後でそれぞれ、2人でバルトークをデュエット。
ここはなんとも微笑ましいというか、コルシアが後輩のネマニャをとても可愛がってるんだな、
と、なんかそういう温かさを感じる音と光景。もちろん演奏は極上
あ~こんな演奏をこんな近くで聴けた私って‥シアワセものだ・・・(* ̄∀ ̄*)
アンコールもちょこっとだけ、ピチカートで。
もう大拍手でした!手が痛くなりました!もっと聴きたかったなぁ~。。。

はあぁ~。。。
コーフンして頭が冴えてしまって、この夜は寝付けなかった~~。苦笑

*
【聴いた曲一覧】



熱狂の日 2日目(前半)

2007-05-09 16:23:57 | 音楽・映像・アート
 気合入れて行くぞ!!

この日は1日で7公演はしごでしたから^^;
いやでも、さすがに“移動時間0”なんて、
無謀なスケジュールは組みませんでしたけど。
(そうやって組む人もいるから凄いのヨ^^;)

最初はよく知っていて聴きやすい、
『コッペリア』『カルメン』の有名な旋律を繋げたもの。
オケはフランスのレ・シエクル
楽器の編成がユニークでした。
クラリネット、オーボエ、フルート、ファゴットなどが向かって左。
中央から右にかけて弦楽器。右奥にホルンなど。そのさらに奥にパーカッション。
中央奥にコントラバス…って、そんな感じ。
ホルンはたしか、古楽器も使ってたような。。記憶が曖昧だな~f^^;

んもーこの演奏は楽しかった!耳慣れてるからね。
遠目に気付かなかったけど、パーカッションが日本人女性で、
アンコール時に指揮者の通訳に前に引っ張り出されてた。笑
始まる前もメモ見ながら一生懸命、「ヨコソ‥ イラシャ イ マシター!」(^□^
これは3才以上の子どもの入場OKだったし、和やかなコンサートだったです^^


次のチェロは、ピアノ伴奏のエンゲラーが急病のため、
ロシアのコロベイニコフくんがピンチヒッター。まだ20歳(!)
自分の演奏のほか、エンゲラーがやる予定だったところを全て埋めたようです。
溌溂としていて、音楽するのが楽しくてしょうがないっ!‥って様子。^^
『白鳥』 『月の光』 『亡き王女のためのパヴァーヌ』‥と、ここも馴染み深い曲ばかり。
『亡き王女…』はちょっと面白かった。テンポの取り方のせいかな?
タイトルに引き摺られてか、感傷的だったりノスタルジックに表現するのが多いけど、
もっとずっと軽やかでしたね。
あぁ!そうだよね、べつに、ラヴェルは死んだ誰かのために書いたんじゃないし。
って、今更に思った。笑


次は再びのブラレイ氏
ここもチケット取るの苦労した~~!!!ぴあで3連敗したもん
ドビュッシーガーシュウィンをピアノソロで。
いや~渋い『ラプソディー・イン・ブルー』でした~~(* ̄∀ ̄*)
CDよりも少しJazz色強く、自由なテンポで、時にはピアノから煙?が出るほどアツく!
でも顔はポーカーフェイス、クールなんだよね。
あぁいいもん聴いたー。チケット取れてほんと良かった´ー`)

なんでも、彼は学生のころJAZZが好きだったそう。
大学での専攻も音楽じゃなかったらしいし、人生どこに転がっていくのか、
摩訶不思議なもんですなあぁ~っと。

さてさてお次はチェロのアレクサンドル・クニャーゼフ
伴奏はボリス・ベレゾフスキーという、ロシアコンビでロシア物。
クニャーゼフも聴き逃したくないアーティストの一人でした。
まったく知らなかったけど、去年ハイドンのチェロ協奏曲での演奏に圧倒された。
そりゃもう、ほんと神がかり的だったのよ
で、今年はミャスコフスキー(誰? ̄_ ̄;)とチャイコフスキー
ステージのすぐ横の席でじーっくり堪能しました!



弦を強く弾く、アタッカという奏法が印象的。
ミャスコフスキーなんて‥名前聞いたことすら無かったけど、
情熱的でロシア独特の哀愁もあって、
それがクニャーゼフ氏のあの孤高さと相まって・・・ブラボぉぉ...!
チャイコフスキーのほうは歌曲からで、哀しげに胸に迫るメロディばかり‥。
3才から入場可だったけど、これはオトナの時間だったなぁ。

満足


*



LFJ初日

2007-05-09 11:02:13 | 音楽・映像・アート
去年のモーツァルトの派手さに比べると、
かなり落ち着いた雰囲気の祭りになってたな~。
(と言っても、60万人以上来場したらしいけど)

去年は、赤とレモンイエローの世界だった。
今年は主としてブルー。
3日、チェックインしてすぐに会場へ。
天気も最高、屋台村はあいかわらずの賑わい。
最初に聴くのは、フランク・ブラレイ氏のピアノソロ。
フランス物はフランス人奏者で、と。


去年彼のを聴いたとき、なんか…いいな~と思った。
派手じゃない。
けど、落ち着いたオトナの色気があるんだよね~^^
ルックスもいいしねー笑

一つ一つの音に誠実。
ドビュッシーは、やわらかなターコイズブルーの風。
大好きな、ラヴェル『高雅で感傷的なワルツ』は、
少し渋みのあるロゼ色。
フランクの曲は初めて聴いた。
『のだめ』の登場曲らしいんだけど、どこにあったっけ?
…と思いながら『前奏曲、コラールとフーガ』を聴く。




フランクって、ロマンティックなんだねぇ。。。
解説には“厳粛な”って書いてあったけど、
少なくともブラレイ氏のは違ったな♪

よし。フランク、CDチェックだ。



お次は佐藤俊介&小菅優
チケット争奪戦の激しかったところだ。
「こんな人気奏者がどうして200席の会場なの!」
というブーイングが多かったようです。 が、
聴いて理解できました。曲が大きい会場に向かないのね。

またまた初めての作曲家はシマノフスキ
曲は全て初めて聴く曲ですわ。
ここで、「あぁそうか、“民族のハーモニー”なんだよな‥」と実感。
モーツァルトなどとは違って、土の匂いのする音楽。
佐藤俊介って、なんてやんちゃで自由なんでしょ!
そして音のコントロールの素晴らしさよ!
曲順が変わったのだけど、それでもってストーリーがイメージできた。

 …彼はロマ(ジプシー)か彷徨いの吟遊詩人。
 彼の音楽を我が物にせんと領主たちはあの手この手。
 でも彼は絶対なびかないんだ。
 でもある村で恋に落ちたんだね。春の花を摘んで恋人に捧げたりして。
 でもそれもつかの間、彼の心は旅に呼ばれるのだ。
 そして、再び彷徨いの旅に出るのであった。ヴァイオリンを奏でながら。。。 な~んて^^

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ところで入場待ちで並んでるとき、後ろに並んだ人がピアノの先生だったようで。
学生らしき人とともに、前日の小菅さんたちの(舞台裏)話をしていたんだけど、
それがけっこう可笑しくて笑いそうになってアブナかった~(^▽^;
どうやらその先生、ここにもコメントくれてるマイさんの恩師だったらしいデス。w
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フォーレの『レクイエム』
期間中、5度も演奏された祭りの目玉。
“フォーレのレクイエムといったらこの人”という、
ミシェル・コルボ氏の指揮です。
こりゃー生きてるうちに聴かないと。な、演目。

素人の余計なお世話なのだけども、
一つの曲でこれだけイメージがついてしまって、本人はどう感じてるのかななんて考えたことがある。
だけどそれはほんとに浅はかな考えだった。
一つの曲を追求するのに終わりなんてないわけだし、
なにより、コルボさんは本当に生涯をかけて、命かけて、この曲に打ち込んでいるのだな…って、
後姿で伝わってきて、涙が出た。

この音楽は「祈り」。
聴衆5000人、1人1人それぞれの祈りのための曲。




3日ラストはグラズノフチャイコフスキー
グラズノフって、“ロシアのブラームス”と言われるそう。
ですが、これもまったく聴いたことのない作曲家。
『サクソフォン協奏曲』という珍しさに惹かれて。

いや~・・・良かったわぁ~~・・(* ̄∀ ̄*)

グラズノフってあんないい曲書くんだね~。
須川さんのサックスの温かな音色。
大地の広がり、吹き抜けていく風。。。
じ----ん・・・ときた。

よし。グラズノフ、CDチェックだ。

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民族のハーモニーらしく、ところどころで行われている無料コンサートには
民族音楽が演奏されてました。
映画『耳に残るは君の歌声』に出演した、ルーマニアのタラフ・ドゥ・ハイドゥークスや、
ハンガリーのムジカーシュが、楽しく激しい音楽を披露して、
聴衆もノリノリで手拍子や足踏み、身体を揺すったりして大盛り上がり!
音楽の原点てこれだよなぁ~!!\(@゜▽゜@)/
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