goo blog サービス終了のお知らせ 

─光る波の間─

現在ほぼツイッターまとめ投稿。アート(名和晃平、奈良美智他)映画・音楽・食べ物(日々のご飯)・雑貨etc...

行って来た~♪(*'▽'*)はー良かった♪

2007-11-27 23:28:14 | 音楽・映像・アート
地下鉄で5分。あまりに近すぎる距離に彼は来た!
彼を知る人はおそらくごくわずかで、
ほとんど伴奏の菅野潤氏のつながりで来ていたという感じ。
600以上入る会場で、まあ半分かなって客入りだった。しょうがないね。
宣伝らしい宣伝は無かったし、チケットもオンラインで買えなかったし、
仙台でのネマニャの知名度は無いに等しいしね~。。

「~・・・えーと、ユーゴスラヴィアだって。まだ・・22歳か。ふーん」
などとお話している人多数。
なんだかさびしいような悔しいような・・
「いや!彼は素晴らしいんですよ!期待してください!!」と、
ココロの中から叫ぶ私。 あくまでココロの中でね。
でも、「ふっふっふ。舐めてるがいいさ。聴いたらイチコロだぜ(ニヤリ」とも。笑

さてしょっぱなコケたのは、ヴィターリの『シャコンヌ』がキャンセルになってたこと。
ええええぇぇぇ~~~~!!!!! がっくし。。。 orz
これが一番楽しみだったのに、、ブラームスの『スケルツォ』に変更。
あと、シューベルトの『ロンド』は同じくシューベルトの『ソナチネ』
曲目変更になっていました。
ま、シューベルトは詳しくないので変わったところでべつに‥ですが。w

【プログラム紹介】
       

 クライスラー: プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
 シューベルト: ソナチネニ長調D.384
 ヴィエニアフスキ: 伝説曲 作品17
 タルティーニ: ヴァイオリンソナタト短調 『悪魔のトリル』

 ─休憩─

 ブラームス: スケルツォハ短調(F.A.E ソナタ第3楽章)
 チャイコフスキー: なつかしい土地の思い出 作品42
 サラサーテ: 『カルメン幻想曲』作品25
 

       

シャコンヌは残念だったけど、全体を聴いてみるとたしかに
ブラームスのほうがバランスいいかもと思った。
それにネマニャのブラームスはばっちり素敵だったしね^ー‘)
1曲目はかのYouTubeで唯一見られる彼の演奏映像での曲!!
わーやっと曲名知ることができた~~うれし~~。
会場の温度はまだまだ低く、拍手も義務的だったオープニング。
しかし・・・ これが変わっていくんですよ!(≧▽≦)
1曲終わるごとに熱を帯びていくんです♪
かあぁ~~こういう瞬間がまた楽しいのよねー。ほーれほーれハマってゆけ~
もうね、1部の悪魔のトリルが終わるころには拍手の質が全然違いましたね♪

で、私がどこで見てたかといいますと、一番前!ネマニャのまん前デス!!
ふつう聴くのに一番いいのは奏者と同じくらいの高さで、
ヴァイオリンなら真ん中より少し向かって左に座るのがベストなんだと思うけど、
ラ・フォル・ジュルネで、至近距離で聴く見る面白さを覚えたことと、
特にネマニャは、相田みつを美術館でのイザイの興奮再び!って感じで、近くで見るのさ。

指遣いのすみずみまで、額に光る汗の一粒一粒まで、
1曲終わるごとに、「メルシーボクゥ」「センキュ」「アリガト」と、
言ってるのもしっかり見えたよ。^^

最後の『カルメン幻想曲』が終わったときの拍手は盛大でした。
五嶋龍くんのカルメンに比べると、セクシーだったし。w
ああいう情熱的な曲はほんとに彼にぴったりだ。
彼は技巧も素晴らしいかもしれないけど、やっぱりその音色が一番魅力。
その音のエネルギーは物理的に体感できるほど。
隣りの隣りにいた男の子も「すげー!」だって。
アンコールも2曲やってくれて、マスネの『タイスの瞑想曲』はもー
とろけそうになっちまいました。( ̄∀ ̄゛
で、もう1曲がね。。どうしてか曲名が思い出せない!
超超メジャーな曲のはずなのに!帰りはこれがずっと引っかかって気になってもー!
たぶん・・ たぶん『愛の喜び』だったと。。 

んで、その帰りは30分歩いて帰りました。
音楽の余韻に浸りながら、アンコール曲名に頭を捻りながらw、
街明かりがチラチラ光り、夜風に吹かれながら歩くのはなかなかいいもんでした。^^
いい音楽は体の調子まで変えてしまう。細胞の組成まで変えてしまう。
邪気を払い、しっかりと波動が整えられていくんだ。
この感覚はいいよ。体がかるぅ~くなってるのがわかるんだもん。
ネマニャは、彼自身が明るくて純粋だから、とくにそういう力が発揮されるみたい。

また仙台に来てくれるかどうかはわからないけれど、
来年3月にはオーケストラアンサンブル金沢との共演が決定したそう。
あそこの音楽監督は井上道義さんだから、これもラ・フォル・ジュルネが結んだ縁だね。
そのうちN響と共演してN響アワーに出てほしいものですわ。
(ちなみに同じくLFJで人気だったブラレイ氏は来年5月いきなりN響との共演が決定している。
N響メンバーもLFJに出演しているのでそれも縁なのでしょう)

さーてお風呂入って寝るか!!あー幸せな1日だった。(*^ー^*)


*


今夜はコンサート♪

2007-11-27 17:00:36 | 音楽・映像・アート
今夜は待ちに待ったネマニャ・ラドゥロヴィッチの
ヴァイオリン・コンサートです♪^^

ちょいと検索していましたら、YouTubeに
ネマニャくんのインタビュー&リハーサルの映像が!!!
きゃー動いてる動いてる!!(←バカ^^;)

しかし・・・・・

あたりまえですが、全部仏語で字幕なし。
誰か~~~ 翻訳してえ~~ (ノ□`、。 → ココ


*


さようなら。

2007-11-24 22:21:16 | 音楽・映像・アート

ベジャールが逝ってしまいました。

11月22日午前12:25。

ローザンヌの病院にて。


さようなら。 さようなら。


さようなら、モーリス・・・・



モーリス・ベジャール(ウィキペディア)

*

追記。

ベジャールのバレエ団で踊っていた小林十市さんのブログ
コメントがでていました。
それを読むとまたじーーんとします。
どこかしら、まだ信じていない自分がいたんですが、
最期の様子について書かれてある部分を読むと、
じわじわと「やっぱり本当なんだ・・・」と、胸に迫ってくるのでした。。。

*


15年

2007-10-27 19:11:32 | 音楽・映像・アート
なんだかとっても観たくなって、
『永遠のジョルジュ・ドン』を観た。
彼が亡くなって15年が経った。

私が初めて現代バレエっていうものに
頭を殴られたかのような衝撃を受けた、
その作品を踊っていた人。
一度は彼の『ボレロ』を観るチャンスがあったのに、
私は行かなかった。

そして、それからすぐに死んでしまった。



 「自分の直観だけが頼りでした。もし失敗したら、
 カフェのギャルソンになっていたでしょう。
 私は何かを求め、そして得たのです。」


 「すべての芸術において、その芸術を愛していたらよく練習し、
 勉強しなければ良い芸術家になれないと思います。」


 「私は死のことは考えません、恐れてもいません。
 迎えが来たら穏かに旅立つでしょう。」


 「ダンスを始めることは信仰の道に入ることであり、
 人生を捧げる誓いをたてることです。
 私は自分の心に問い、すべてを捨てたいと思いました。」



*
(画像は“瀕死の白鳥”から)



『めがね』

2007-10-01 21:14:10 | 音楽・映像・アート

『めがね』観て来た。

メルシー体操はぜひマスターしたい。

コージ は、犬好きにはたまらん!
とくに柴犬好きには。。。^^

小豆、煮たな。
私も去年おととし、よく小豆煮て食べたっけな。

かき氷は、なんか、ばななさんの小説を思い出した。


私は1人で食事したって、
ちゃんと「美味しい!」って食べられるけど、
でもみんなで食事するって、同じ食事を摂るって、
ものすごくすばらしいこと なんだと思う。

なにか・・ とくべつなものでないのに、
口に入れた瞬間にわけもなく、涙が溢れてくるような食べもの。

たとえば佐藤初女さんのおにぎり。


映画はちっとも深刻でもないし、事件も起こらないし、説明セリフも無い。

少しずつの表情の変化、着るものの変化、履物の変化。

その一つ一つを、じっくり味わえばよし。

(^^)


*



チケット!

2007-08-29 21:47:04 | 音楽・映像・アート
『ひときわ輝く宝物を見つけたときのような衝撃
彼はスターになることを約束されたヴァイオリニストだ』-佐渡 裕-


ネマニャの仙台公演のチケットが来ました♪
会場は700席弱なんだけど、埋まってくれるかな~。。
知名度でいえばまだまだだもんね。
どちらかというと、伴奏の菅野潤氏で集客するのかも。
私は存じ上げなくて申し訳なかったんだけど、
菅野氏は宮城県と縁の深いピアニストのようなので‥。

それにしても!
プログラムの詳細を見たらこれがもう垂涎ものですわよ!
クライスラー、シューベルト、タルティーニ、
聴きたかったわ!ヴィターリの「シャコンヌ」!これもう聴く前に想像だけで倒れるね。爆
そしてサラサーテの「カルメン幻想曲」だよ~!(@▽@)キャ--!!
まだ3ヶ月も先の話なんですけどね。(^^;
楽しみで楽しみでしかたがない♪

Nちゃん、近いうちにチケット持っていくねー。
これが初クラシックコンサートなんて、ラッキーだと思うよ~b^ー‘)

*



Ryu GOTO

2007-08-17 14:04:21 | 音楽・映像・アート
遅ればせながら、五嶋龍くんのデビューCDを購入。

彼の音が聴きたかったかというと、いや、
それほど強烈に「聴きたい!」と思ったわけではなくて。
このごろ、現代作曲家の作品や、少々アグレッシブな
ヴァイオリンの音が聴きたくなっていたので、
このCDのラインナップがなんだか、「いいかも♪」って
思ったのでした。



そうは言っても聴けばやっぱり龍くんは凄い。
これが17歳のときの録音??
て、今だってまだ19歳???
彼に関しては音よりメディアの情報が先にあった。
『誰ピカ』とか、玉木正之さんの著書『天職人』。
どっぷりアーティストタイプって感じでなく、明るく茶目っ気があって、
自分の意思は明確に言葉に表現していて、
中心にぶっとい柱がどかーーんとある少年。ていう印象。

数日前からふと、リストの『ラ・カンパネルラ』が頭をよぎっていた。それもヴァイオリンで。
ヴァイオリンで演奏されたのを聴いたことが無かったので、
(いや知らずに聴いていたかもしれないけれど)
ピアノじゃなくて、ヴァイオリンでっていうのもステキだろうな~なんて思っていたら、
龍くんが弾いてくれていてびっくりしたし、「あぁ!これかあ!」って嬉しかった。
なんというか、大人の音だな~‥。
優劣とか上下という意味じゃなくて、佐藤俊介くんより年上な感じ。w
そして、お姉さんの五嶋みどりさんよりも柔らかさがあるかもしれない。w

プロになる人はテクニックがあって当然だけども、ぱっと聴いたときに、
「うわー凄いテクニック!」てまず感じるアーティストとそうでない人がいます。
(と偉そうに言うほどテクを聞分けられる耳は持ってないけどね^^;)
これも個性で、いいとか悪いとかを安易に言えないことだけども、
私はこのアルバムの龍くんからは、音楽そのものが強く伝わってきました。
うん。なかなか、買ってよかったって感じ。
めでたしめでたし♪(?)

にしても、最近めっきりヴァイオリンのCDが増えました。
ネマニャ・ラドゥロヴィッチくんのせいだわ。笑
彼の仙台公演は11月27日。チケットは今月27日発売です!!

*



『魔笛』

2007-08-03 21:13:01 | 音楽・映像・アート
映画『魔笛』を観てきました!
モーツァルトのオペラ『魔笛』を映画にしたもので、
(いや全くオペラとは別物らしいですが)
舞台を大胆にも第一次世界大戦下にしています。

と言っても、映像はとてもファンタジックであり、
夜の女王がかの有名なアリアを歌うシーンでは、
CG炸裂でちょっと笑ってしまうほど。
出演者はみな本物のオペラ歌手。
いやー今どきのオペラ歌手ってスタイルいいなぁ。笑




運命の恋人を救うために、魔法のフルートを携えて、
パパゲーノとともに旅に出るタミーノ。
しかし、本当に自分の運命、恋人を得るには、
いくつもの試練に立ち向かわねばなりません。

三人の童子に導かれ(めっちゃかわいい!!)、
お調子者のパパゲーノに冷や汗をかかされつつも、
なんとか試練を乗り越えて行きます・・・。

最初、敵だと思っていたザラストロは、
実は善なる存在で、世界を平和に導こうとする者。
このザラストロ役がとても素晴らしかった!
あとでパンフを見たら、彼の当たり役なんだそう。





戦いで死んだ戦士たちの眠る共同墓地のシーン。
さまざまな国の文字で名前が書かれていましたが、
日本人の名前もしっかり、いくつも書かれてました。
外国映画にありそうな勘違いもなく。
そして、その戦死者たちの年齢がすべて10代に
設定されてまして。。。(ノ _ ・、ホロリ...

おとぎ話といえば単なるおとぎ話ですが、
青年期から成人への移行というテーマ、
それから親離れ子離れというテーマもあり、
そこに戦争、光と闇という要素が加わっています。




残念ながら本物のオペラは観たことがない。
『魔笛』を全曲聴いたのは、オペラじゃなくて、
バレエでした。

ベジャール振り付けの『魔笛』。
かなり昔にテレビで放映されて、衝撃的だった!!
そのころ、バレエのステージでセリフもあり、
歌もありなんて想像もしなかったけれど、
ベジャールはほんとにスペクタクルな舞台で、
モダンバレエへの目を開かせてくれたのでした。

で、再び映画の話。
この映画では、歌詞がすべて英語になってました。
本来はドイツ語なんですが、まったく違和感なかったです。
・・・どっちにしても私は原語で理解できないんで同じだけどもね。笑
あたりまえだけど、全編歌。若干セリフもあるけれど、
ミュージカル映画よりもっと歌です。
ちと、頭がぱんぱんになりました。笑

『アマデウス』も観たくなっちゃった。^^

*




kokorouta─Ann Sally

2007-08-01 12:17:27 | 音楽・映像・アート
あいかわらず、なんとも心地よい声です。

アン・サリー。

夏の日、朝起きて顔を洗ったり、
掃除をしたり、洗濯をしたり、食事をしたり…

そんなことを一通り終えて、

まったりと過ごすひとときに、ふぅっと力が抜けて、

穏かに空気を感じるのに、

とってもフィットする音。

逆に、そんな時間が取れないときにも、そういう空気を呼び起こしてくれる。


医者であり、歌手であり、お母さん。

やさしさに満ちた歌声は、この夏のヘビローテーション決定かな。

*

『アン・サリーオフィシャルサイト』
『アン・サリーさんと、ニューオリンズ。』(ほぼ日コンテンツ)







イザイ─無伴奏ヴァイオリンソナタ─

2007-07-24 23:13:15 | 音楽・映像・アート
あんなに、“イザイは難しいな~”と思っていたのに、
ネマニャ・ラドゥロヴィッチくんのおかげで、
2番と3番はまったく聴きなれてしまって、
“むしろ、好きなタイプかも” と、思うに至った。

なので、“6作品全部聴きたい♪” と、
佐藤俊介のCD購入いたしました。
どのアーティストにしようか、少しは迷ったんだけども、
もっとヴェテランさんにしようかとも思ったんだけども、
やっぱりナマ音を聴いたし、若手の方が興味があるので。

通して聴く前に、解りやすいだろうと思って2番3番をまず聴いた。

「うわっ?!?!?!?!?!(@_@;」

ビックリ!!こんなにこんなにこんなに違うなんて!
感想云々よりなにより、同じ曲がこんなに違うっていうのにこんな驚いたのは初めて。
あー・・・ びっくりした・・・ (゜゜;
色々な条件の違いはあるでしょうけど(ネマニャくんはライブ録音だし)、
ヴァイオリンの音そのものの違いや、間の取り方、ヴィブラートのかけ方、
あとはたぶん‥ 性格の違い。
でも2人は年齢が一つしか違わない同世代ヴァイオリニストなんだよね~、
そして録音したときの年齢も一緒で、20歳頃。 こりゃなんておもしろいんだ!!
で、何度か聴くうちに、やっと「佐藤俊介」にも慣れてきました。笑

“イザイはこうあるべき”というものはやはり存在するんでしょうね。
そして、“誰がイザイらしいか”というジャッジも。
私にはそこまでは解らないし、解る必要もないと思う。
精確なテクニックを持たなければ弾けないということだけは解るけど(どの曲もそうだけど)、
最終的には、「自分が好きなのは、心の奥まで触れる演奏はどれか」だ。
そして、それは簡単に決めてはいけないこともあるんだよね。

自分の感覚を信じるとともに、ちょっと待てよ?と疑ってみるのも、
結果、けっこういいことあるな~と思う今日このごろでした。


*