行くぞ!グラベル

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世界王者の引退。

2006-10-10 00:38:00 | Weblog
今日、夜にGAORA(CSチャンネル)を見ていたら
FIMモトクロス世界選手権のフランスグランプリの様子を放送していました。

バイクに、特にモトクロスに興味のない人にはよく解らない話かもしれませんが、
このFIMモトクロス選手権というのは、いわゆる四輪のF1のように
一年間世界各国を転戦しながら戦い、世界チャンピオンを決めるレースです。
今年、このフランス大会でベルギー出身の偉大なライダーが引退しました。

その名も「ステファン・エバーツ」。
昔、同じように世界チャンピオンになった父「ハリー・エバーツ」の息子で
3歳からバイクに乗っていたサラブレッドです。

そのエバーツが今季限りで引退。
今年の世界チャンピオンタイトルを含め、通算グランプリ101勝、
前人未到のV10を決め世界戦から引退しました。

もっと現役を続ければ、記録を伸ばすことができたでしょう。
実際に引退レースであるフランス大会でも
2位以下をブッチギリで引き離しての勝利で自らの引退レースを飾りました。
なんと今季は15戦中14戦で優勝を決めたのです。
もちろん、まわりのライダーのレベルが低いのではありません。
世界グランプリですから、各国で一番速い人が集まり、
せめぎ合うレースなのです。
そこで彼は誰も追いつけない絶対的な強さを見せつけ、
偉大な記録を打ち立てて去っていきました。
まさに王者と呼ぶに相応しい人物なのです。

まだまだ現役で走れるチャンピオンを引退へと動かしたものは
なんだったのでしょう?
いつも一番前を走るが故の寂しさでしょうか?

しかし、彼は、レース後のテレビインタビューで
「まだまだ走ることは楽しい」と語り、
18年間におよぶグランプリ生活を振り返りながらも
終始笑顔でした。

ベルギーで彼のことを知らない人はいないといいます。
考え方や物腰、レースに挑む姿勢など、彼は人間的にも
非常に優れた人として有名です。
国民に愛され、尊敬されてきた偉大なるチャンピオンは
いつものように息子を抱え、
いつものように表彰台の一番高いところで
拳を突き上げながら、笑顔でファンの歓声に答えていました。

さらばエバーツ。
世界最速の血は、きっと愛息のリアム君へと引き継がれることでしょう。



よろしければコピペで。

http://www.s72.com/

私は読めませんでしたが…(^^;
コメント (2)
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