食べ物の話（番外編２）

それでは「虫下し」の話の続きです。

「もしなんか出てきたら…」と思うとかなり引き気味でしたが
せっかく買ったのだから飲まない訳にもいかないので
飲んでみることにしました。

見れば見るほどグロイ真っ赤な箱には
６粒の薬が入っていました。
説明書を読んでみると、成人男性は６粒全部飲めと書いてある。
「えっ…全部飲むの？」
ようするに一箱一回分な訳ね…

観念して飲みました。
かなりキツイ薬だそうで、
人によっては気分が悪くなることもあるそうです。
後は明日の結果を待つのみ。


結果から言いますと…
見ないでそのまま流しちゃいました（＾－＾；

すいません、期待にそえなくて。
先輩によれば、ウニウニするから絶対わかるって
話だったので多分大丈夫だったと思います…多分。
（この先輩は子供時代割り箸で引っ張り出した経験があるそうな…）

この体験以来私は「寄生虫フェチ」になってしまいました。
「空とぶ寄生虫」でおなじみの藤田紘一郎著者関係の本は
殆ど読み漁り、東京へ出張に出かけた際には
目黒の寄生虫博物館にまで足を運びましたからね。
今ではかなり寄生虫フェチ。
したたかな生き物ですよ～寄生虫は。
興味のある人は是非。

そうそう「虫下し」は本当にキツイ薬で
ちょっとした副作用があります。
薬を飲んだ次の日に会社に行って薄暗い部屋に入って
初めて「なんかおかしい？」と気づいたんですが、
部屋がいつもより暗い…よく見ると若干、世界が黄色い。

後でわかったことですが、
この薬を飲むと副作用として瞳孔が少し収縮するのと
物が黄色く見えるそうな。
外に居るときは気づかなかったのですが、
部屋に入ると収縮した瞳孔のせいで部屋が暗くみえたのです。

生まれてから一度も「虫下し」を飲んだことのない人。
食べても太らない人。

一度お試しあれ。