NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

2006年06月08日(木)

2006-06-08 | 授業
村上代表「金もうけ、悪いことですか」 つきまとう酷評 (朝日新聞) - goo ニュース


 M&Aコンサルティングの当初の設立意図はたぶん彼が言っている通りだったのだろう。僕はそう信じたい。株式を公開しているのに、ほとんどといって良いほどに公開していないに等しい状態であったし、株主利益も全く考えられていなかったし、株主自体にもそういった問題意識が無かった。

 株を多く持てば、会社に対して影響力を行使することが出来る。そうすれば元来閉鎖的な日本企業をもオープンにすることが出来る。それも合法的に。そういうことを通して、この国をおそらく本気で変えようと思ったのだろうと思う。


 だがやはり引用記事内にもあるように、株は日本では単なる投資手段としか認知されていないのだろう。ただしこの点についてはM&Aコンサルティングにも事前の投資目的の周知に問題があった。もっと明確にファンドの目的を提示すべきだったんじゃないだろうか。もし彼の理想が真実だったら。


 この国では「金儲け」は悪いことなんだ。ならばそれを覆い隠してくれるような付加価値をファンドに持たせれば良いじゃないか。例えば、オンブズマンみたいな問題意識を持った人たちから資金を募ってファンドを作り、株主の権利として合法的に、その企業の利益規模に合ったCSRを徹底させるとかいいじゃんか。そしたら、彼らの問題意識の対象を改善でき、資産運用まで出来る。どっかやっていないんだろうか。こんなファンド。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿