―http://www.sankeibiz.jp/econome/news/120303/ece1203031610002-n1.htm(SankeiBiz)
29日の会見で「TBSは映画製作には非常に熱心に取り組んでいるので、選りすぐりのラインアップで良質なエンターテインメントとしてお届けしていく」と発表した。
TBSの映画枠といえば名解説者として親しまれた荻昌弘さんが担当していた「月曜ロードショー」が有名。1969年から87年まで放送され、火曜→水曜と曜日を変え、荻さんが亡くなった後も93年まで続いた。
(上記記事リンクより一部引用)
TBSのプライムタイムの映画枠なんてまったく記憶に無い世代なので、復活というよりも新設に近い感じですが。どんな映画を放送してくれるのか。例えば、日本テレビの「金曜ロードショー」は最近は「おうちで観よう」と題した一連のキャンペーン(ちょっと前から同様のキャンペーンはやっていましたが)を行っています。タイアップというよりは『アバター』などの大作を初放送し、テレビで映画を放送することのメリットを活かそうという意図が感じられます。日曜洋画劇場は公開タイアップなどもありますが基本的にはハリウッドアクション映画中心(でもセガールはやるけれど、非映画秘法系というか非テレビ東京なメジャーアクション映画)のラインナップです。
同じTBS系の映画枠といえば、宮内鎮雄さんがナビゲーターを勤める深夜の「ゴールデンシアター」があります。ラインナップとしてはTBS製作や出資作を放送する枠というイメージですが、映画の前の新作紹介での宮内さんの感想・解説がこの枠の魅力だと思っています。今の時代、映画は最新作でも数ヶ月で3000~4000円程度のブルーレイやDVDで購入でき、レンタルは数百円です。下手をすればネットを介した動画配信サービスなどでも視聴することが可能です。じゃあ、この時代に映画をテレビで放送することの意味って何なのだろうと思うとやはりTBSの社長が会見でも述べているようにテレビというメディアのリーチの広さかもしれません。
確かにそれも一理あるような気がするんですが、TBSの「月曜ロードショー」の荻昌弘さんをはじめとして昔の映画枠にはその映画を解説してくれる人がいました。単純に映画を観ただけじゃ、やっぱり分からないことはたくさんある。そこをすぱっと解説してくれる解説者のいる映画枠。観てみたいな。テレビという無料メディアだからこその興味の無い映画の誤配可能性とその誤配された映画についての知識を与えてくれるような映画枠。BS放送でもCS放送でも基本的には日本には今現在はそういう放送はありません。
単純に映画を放送するだけだと、色が出ずに難しいのではないかなぁと一視聴者としては思うのです。その枠の何かの特色が必要なのではないかと思うのです。最近のプライムタイムの映画枠だと新作ばかりしか放送してくれないので思いっきり古い過去作を当時の吹き替えで放送してくれないだろうかと思うのです。そして解説付きで放送してくれたらと思うのです。TBSラジオのリスナーとすると妄想してしまうのです。
「水曜プレミアシネマ」、期待しております。
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