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NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

02008年008月021日(木)TOKYO!

2008-08-21 | 休み
寝ないで朝から、ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポンジュノのオムニバス映画、
『TOKYO!』を観る。やった!進歩!いつもは観たい、観たいとか言いながら結局は
観れ無い、観に行けないと言う事ばかりだったけれどやっと観れた。6年振りの映画館です。
初回上映はおばさんを始めとして、女の人ばっかりだった。レディースデイは逆差別だよ。

ゴンドリーはそれなりに観ているけれど、あとの二人の作品は全くの未見だったので楽しみに。
ゴンドリー監督の『INTERIOR DESIGN』の不思議。見慣れたゴンドリー作品なのに日本人を
日本で撮るとこんなにもポップなんだけど、ポップじゃ無くなるのか不思議だった。撮影?
大筋はミシェルゴンドリーなのに、ぱっと見日本の若い監督さんが撮ったんじゃないかと。

話の筋はいつものゴンドリー。こう、自分の生きて行く上での問題意識がそのまま作品に
反映されちゃうクリエーターの人、大好きだ。特にカウフマンとかカウフマンとかカウフマンとか。

東京に何らかの興味はあるけれど、東京には住みたいとは思っては居ないだろなぁ、と
3人の映画を観て唯一共通しているなと感じました。住みたく無いて言われた気がしました。
あとフランス人監督2人は異文化と言うか、やっぱり引っ掛かりがありました。特に
ガヤが日本人からすると説明的で、感覚ってやっぱり違うんだろうなと言うことを再認識。
逆にジュノ監督の方は違和感が無かったです。韓国とは日本とそういう感覚が近いなと。

カラックス監督の『MERDE』はゴルゴンゾーラチーズ映画のよう。全部がケレン味を帯びてる
けれど面白い。掴みどころの無い感じ。突っ込み所は満載だけれどこれに突っ込むのは野暮。
ジュノ監督の『シェイキング東京』が一番映画ぽかったです。前の2作が非常に客観的だった
のに対して語りまで入る主観性。一番まともな設定で一番あっさり。でも2作に負けてないです。


でも映画館で映画見るのって楽しいなぁ。空調も丁度良いし、ウーファーなんかの音響も
家じゃ無理です。どんなにちっちゃな映写室でも音響設計されてるか家より良いし。
映画リハビリにとってはキャッチーで且つしっかりとしたオムニバスは良い感じでした。
一人で見ても面白いですが、何人かで観た後にワイワイ話したりするのがベターなのかな。