寝て、起きて
起きて、寝てとを繰り返し
どちらが寝てるか起きているのか
よく分からなくなったぼくの身体に
朝日は差し込みふたつを分ける
朝と夜とを
夢と現実を
ぼくとあなたとを
分け隔てられてそれが正解で
だけど切なくて呼吸は続く
かなしみを背負っているばかりではないことを
産まれる前から知っていた
ぼくたちの世界に光ある事実を
突きつけられた身体は起きてわたしは眠る
いつか夢みた眠り姫の口づけに
花の香りはかそけく漂いすぐに忘れた
ふたりの世界は平行線の道のうえ
交わらぬ世界に口づけを交わす
在りし日の思い出は空の彼方に
夜と朝とを知っている
空の彼方でまたお会いいたしましょう
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