終わらないことはなにも持たずに
憎しみや悔しさの面をかぶって本当の言葉は口を閉ざした
多方面からの見透かしも
遠く及ばない思いの正体を
優しく包み込んでいるのはわたしの暗い影
どうかこの影を消さないでと光に願う
苦しさに息をひそめればさらに苦しむわたしの姿に
言葉はわたしからわたしを引き離す
そうじゃないと言う繰り返しのなかに絡まる真実を
ずっと見つめ続けて目は眩(くら)む
優しくありなさいとあなたは云った
いまはもう姿なきその声の残る現実に
わたしは空の色も忘れて青色を映す
まるでなにかの希望のような
相反する瞳のなかに
光と影を見つけた透明なあお
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