よみびとしらず。

あいどんのう。

風光る

2018-04-28 18:00:49 | 散文
ややもやもやと 入り江には霞み(かすみ)のかかる 八雲は藤色 日のたちて やや恋しやと 母の言う いとしこいしや 妻の声 朧月夜に雲なくば 水の音かすかに 元をたつ たたねばなるまい たちてはならぬ 風なき夜に逆らいて 夜を越え年越え時越えて 鳴る風の音は アサを導き 思いに触れる 日の光り . . . 本文を読む