迷宮 2018-04-11 02:09:24 | 散文 銀の時計の揺れている ゆらゆらと 青い視界はそれを捕らえて 時は銀河を駆け巡る 銀の波 金の空 清らかな緑色の風は空に逆らい 穢された赤色の大地に手を伸ばす 穢されてなお赤色の 燃えさかる炎の純潔は 暗い帷(とばり)の繁みにこもる 泥濘のなかに身をともす それを追う緑の風の手は 赤色の大地と交じることなく いつかみた夢とまた同じ 真昼の海へと帰着する 「またここへきてしま . . . 本文を読む