幼いころ、彼岸にはこんな掛図が仏壇の横に掛けられました。勧善懲悪というタイトルです。
地獄は怖かった。生前の生き方で、いろんな場所に行かされているようすが書かれています。極楽も、何だか楽しいそうなところには見えませんでした(苦笑)。子どもだったからでしょう。
地獄も極楽も、日常の中にあります。たぶん、誰のこころのなかにも。だって、人間なんですから。
おそらく自分ではしないのに、人々にそれを強要する人たち。カメラに向かって、それを良いことのように話す人たち…。地獄や極楽は、死んでからの話だけではなく、今この瞬間にあるのかも。閻魔様のところに行く前に、気づきたいものです。