「賃上げ」、「賃上げ」の大合唱です。こんな社会状況なんですから、そうした声が、あらゆる場所から上がるのも無理のないことだと思います。そして、そうなることを何よりも望みます。
この声が上がり始めた(目立ちだした)のは、昨年からでしょうか? そんなに真剣に聞いていないので、記憶はあいまいです。でも、いわゆる「経済界」からも、こうした声が上がりだしたのでした。きっとそちらの世界でも、何かしらの危機感を強く感じるようになって、そのような声が出始めたのかなと思ったものです。
いったいどの口が、しゃべっているのでしょう。何十年も何のかんの理由をつけて、賃上げを渋り、内部保留をたんまりため込むことのみに力を注ぎ、法人税の減税を求める。そんなことばかりしていたら、取り返しのつかないほどのどん詰まりとなることに気づかないはずはなかったのに…。秋田弁で、こういうのを「欲(よぐ)たがれ」と言います。
そして、事ここに至ってもなお、自分たちの腹の痛まない方法でそれが行われることを望んでいるのではと思われることがたくさんです。
でももう、そんなことどうでも良いや。そう思いたいけど、でも、何かやれることがあるはずと思ったりもします。
「年寄りは、いらぬおせっかいなどせず、まず自分のことをちゃんとしていれば良いんだ」という説もあります(苦笑)。
秋田弁だとこんな感じです。「としょり、えらねへわまげねで、まず、わのごどちゃんとしてればえなだ」