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代表的な草

2024-06-29 | 日記

 除草剤を使わないと、田んぼは一面草だらけとなります。イネも伸びますが、雑草の生長力は、イネをはるかにしのぎます。ただでさえ旺盛な生命力なのが、土の中の養分を先取りして、どんどん繁茂してしまうのです。除草剤の無かったころ、農家は始めから終わりまで雑草との格闘を余儀なくされました。除草剤が開発されたことは、その危険性うんぬんの議論は別として、農家にとってはこの上ない喜びでした。

 

 雑草と除草剤の開発は、イタチごっこの一面があります。良く効く薬の開発普及は、同時に、耐性のある雑草が猛威を振るう下準備ということにも通じます。それでも、使わなければ、大多数の農家にとって稲作はとても難しいことにあいなります。

 

 薬剤の使用基準では、雑草の発生に応じて、3回くらいまでの除草剤の使用が認められています。3回といってもそれぞれの除草剤の成分数を合計すれば7つか8つになるかもしれません。一回の使用なら、3もしくは4成分で済みます。

 

 一回目の使用は、百姓(自身)の身体を守るために必要と思います。2回目を「不使用」にしようとするのは、農家はもちろんのこと、お米を食べる人の身体に、少しでも負担が無いようにとの思いからです。なので、何とか使わずに手取りでと思っています。

 念のため重ねて書き添えますが、基準では3回までは認められています。結果的に3回使わざるを得なかった農家であっても、自分の家で収穫できたお米を自家消費するのです。無農薬、減農薬、慣行(栽培)、そのどれもが、農家一戸一戸の事情に合わせて選択されています。良いも悪いも無いのです。


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