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2024-07-30 | 日記

 周囲の様子など見る余裕もないまま、ずいぶんの期間、田んぼの草取りをしました。日に日に草は伸びるし、土は固くなる。なので、他の作業には目をつむって、ひたすら集中しました。でもまぁ、頭を使うわけでもないので、さまざまなことを考えることができます。だからと言って、作業の間じゅう何かを考えなければならないわけでもなく、こころにうかんだことを、ただ何となく感じている。そんな毎日でした。

 

 常草イン釈田中(じょうそういん しゃくでんちゅう)

 我ながら良い法名(戒名)を思いついたななどと、そんなバカなことやそれほど馬鹿げていないことなど、とにかくいろんなことが脈絡もなく浮かんでくるのでした。でも、こんな法名、認められるかなぁ。バカは死ななきゃ治らないという言葉がありましたが、墓は死ななきゃ直らないとか、いや、金がなきゃ直らないとか、どうしようもない思考に、さらに尾ひれや背ひれがついてくるのでした。仕事は少々キツくても、気楽なモンです。

 

 そんな草取りがやっとのことで終わったとき、あぜや農道の草は、容赦もないほどに伸び過ぎていました。効率よく刈っていけるレベルをはるかに超えていて、これまたひと苦労。まったく負の連鎖です(苦笑)。でも、状況がどうであれ、常に今日がいちばん楽なのです。明日はまた嵩が増えているのですから(笑)。コツコツとなのか、ダラダラとなのか、とにかく昨日で、田んぼに関連した草刈りは終わりました。全部で14日もかかったのか! このツッコミ、ピンと来ます? 実際にはそんなにはかかっていませんよ。

 実は穂の出る*日前には終えていなければならなかったのですが、できないものはできないでしょうがありません。期限内には終わらせることができなかったけど、でもとりあえずできたのだから、良しとしなければ。

 

 そして今日は、雑種地?の道路に沿った部分の草刈りをしました。もう、クズのツルが繁茂して、手の付けられないような状態です。この春に植えたコナラとケヤキの苗木は、すっかり隠れてしまい、見つけるのにしばらくかかりました。そうなっているだろうことは、わかっていたのです。でもやっぱり手が回らなくて、そのままになっていたのでした。

 コナラをやっと見つけて、クズのツルを刈り払った時、「待だへだったナ。ゴメンしてけれな。えぐがんばってらったな」と声をかけずにはいられませんでした。巻き付いていたツルも取り除いて、ひと安心。けれども、ケヤキの方がなかなか見つかりません。胸の高さくらいのツルや葉を次々になぎ倒して、ついに見つけたときは、思わず声が出そうになりました。もちろん、うれしくてです。

 下から撮ったので、周囲より背が高く見えますが…、

 実際にはこんな感じです。とてもわかりづらいですが、周囲より背丈は低いし、まだとても細いのです。竹で添え木をしています。

 

 この苗木が、独り立ちするところまで果たして大きくなれるのかなれないのか? 幸いにも大きくなったとして、この雑種地そのものが一体どうなっているのか、予想がつきません。いや、このことに限らず、どんなことであれ、そうでありましょう。諸行無常、諸行頼むじょー。現在の農村、家を継ぐとか、家業を継ぐなどということが普通のことでなくなってから、久しくなりました。