風に吹かれて行こう

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ワタシのこと、だいずにしてね

2023-11-26 | 日記

 今日は曇り空。我が家はいつものことながら、「いつ雪が降っても大丈夫」という状況になっていなかったので、あわてて、いろんなことをしました。

 自家用には多すぎるくらいを蒔いた、「借金なし」という名前の大豆。前にも書いた気がするのですが、これは見事に収穫皆無。いえ、途中までは生育が旺盛で、穫れすぎて困るかもと思ったほどだったのです。

 ところが、付いたたくさんの莢は不稔の物が多く、さらにはいつまで待っても登熟せず、皆無となったのでした。

 この品種は初めて聞いた名前のものでした。蒔き時がいつなのかもわからず、とりあえず当地での播種適期に蒔いてみました。その結果が皆無という状況なのでしたが、それが今年の厳しい暑さのためなのか、それとも蒔き時を間違えたためなのかはわかりません。何とも悔しい思いを持ったことでした。

 

 わずかに付いた莢にできた大豆。そのほとんどは登熟(完熟)する前に、腐ってしまいました。そして雪…。今日、その莢をいくつも割ってみて、幸運にもまだ腐っていなかった粒を200ほど採ってきました。雨が降っていたら、おそらくあきらめていたと思います。来年は、これを何度かに分けて、時期をずらして蒔いてみるつもりです。200粒では自家用みそつくりには十分でないと思いますが、でもこれもひとつの楽しみ。種をまく。手をかけながら、作物が育つのを見守るというのは何とも楽しいことです。

 

 ちなみに「借金なし大豆」という名前。借金が無いということではなく、借金を返済する、返済できるくらい多収穫ということから、そう名前がついたとか。うーん、多収でなくても何とか完熟させたい(笑)。

 

 それにしても、もし蒔き時を誤っていたのだとしたら、大豆にはいらぬ苦労をかけたことだと思います。いま蒔くのかよーって叫んでいたのかも。

 200粒は、ストーブの前で乾燥が必要です。


初雪

2023-11-26 | 日記

 まだ収穫?していない作物の上に、雪がかぶさりました。枝豆。これは少し種を採る予定です。青豆で、料理が得意な方はそれなりの使い方があるのでしょうけど、そこまで手が回りません。

 カリフラワー。苗を植えたのが夏の猛暑の頃。ほぼ全滅と思っていたら、数株が生き残っていて、幸せ気分で、いくらか食べられそうです。

 雪は風が無ければ均等に降りますが、ちょっとした地形の違いで吹き溜まるところとそうでないところができます。最初は稲株の上に降るので、ぼこぼことなっています。

 ひと冬を通して、これぐらいの量だったら、言うことなしなんですけどねー。雪国の暮らしは大変ですが、その中にも喜びはあるのです。秋田にゆかりのある作家、伊藤永之介。その人の言葉に、「山美しく 人貧し」というのがあって、それはもう50年以上も前の言葉だったかもしれませんが、今なおこころにしみこんできます。