風に吹かれて行こう

お米の便りを、写真でもっとわかりやすく!

燃料使ってしまわねね

2022-11-13 | 日記

 当地の11月は、時雨れる日のみぞ多かりき、です。日本海側の宿命と言っても良いかもしれません。もっとも、北陸、山陰方面ではどうなのかよくわかりませんが、およそ、似たような感じではないでしょうか。とにかく、いつ降るかわからない初雪の前に、急ぎ足でやってしまわなければならないことが、いくつも出てきます。

 いや、それが毎年のことなのですから、心がけさえ良ければ、何もあせることは無いのです。でも何かにつけ思い通りに行かないのが、この世の中。そうとわかっていながら、急がない性分なのですから、どうにもこうにも周囲は困っていることでしょう。

 

 草刈りなんて、いまさらやる必要はないのでした。刈ったにせよ、刈らないままだったにせよ、後は雪の下。春の雪融け後の様子に、大きな違いはありません。それなのに刈ったのは、草刈り機のタンクに残った燃料を使い切るためという意味もありました。

 比較的小さな機械は、2サイクルエンジンです。燃料は、ガソリンとオイルを一定比で混合したものを使います。これをタンク内に残したまま長期間使わずにいると、翌年使う時に、エンジンがかからない(汗)といった状況になります。

 タンク内に残っている量は半分以下。ですが、それがなかなか無くなりません。結果的に果樹の下草を全部刈っても、まだ残ってしまいました。最後は地球に飲ませるという手もありますが、これはできるだけしたくない「最後の手段」。日を改めて、またどこか刈ることにします。

 「あいつ今頃、何やってるんだー?」

 今この時期に草刈りをしている人を見たら、誰だってそう思います。自分だって、そんな誰かを見たらそう思うのですから(苦笑)。

 タイトルの語尾「ねね」は、しなければならないという意味の秋田弁です。夜遅い時間に、「ねねね」と言われたら、(もう)寝なければならないと言われているということになります。誰がそう言う立場になるのか知りませんが、とっとと寝ましょう。「もっと勉強しねね」と言われたら…。そんなの知るかー。

 

 


腕組みしてるだけで実が成るはずはない

2022-11-13 | 日記

 今日は午後から雨の予報で、さて、午前の過ごし方が大事になりました。この頃毎日続けている色選作業は、雨が降ってからということにして、昨日ネギを取った場所を、小さな耕運機で耕しました。

 畑を取り囲む部分からは、雑草の侵入が絶え間なく続くので、耕す前に周囲の草を刈って、できるだけぎりぎりまで耕しました。

 

 その横は果樹園です(笑)。自家消費用の畑でしたが、その一部に柿や梅、梨を植えたのです。でもさっぱり実が付きません。時が来れば実を結ぶなんて、調子のよいことを考えていましたが、そうは簡単に行かないようです(苦笑)。でも、まだ若い木ばかりなので、来年、来年がダメならその次の年に期待することにしようと思っています。柿を思う存分食べたくて、それが来年まで生きる励みです(笑)。

 洋ナシは何個か実が付きましたが、手をかけずにいたら、全部虫にやられてしまいました。おととしはそれを防ごうと袋掛けをしたのですが、好奇心旺盛なカラスに、袋全てを破かれ、地団太を踏みました。泣く子とカラスには勝てません。ナシはどうしたら食べることができるのか、難問です。かんたんだ。店に行って買えば良いんだー。

 柿は甘柿なので、やはりカラスに目を付けられます。このへんで植えられている柿は、ほとんどが渋柿。カラスもそれを知っていて、食べたりはしないのですが、やはりこれも好奇心旺盛な一羽がいたせいでしょう。数年前に成った時は、カラスに食べられました。何とも憎たらしいものです。獣害や鳥害ほど農家の栽培意欲を無くすものは無いと、密かに思っています。

 果樹園というのは冗談で、恥ずかしくて口にはできません。ただ数本の木があるというだけです。

 ところで、写真にあるように木の周囲ですが、ずいぶん草が生えるのです。年間に何度草刈りをするかわからないほどです。そんなに広い場所でなくても、田んぼのあぜなどを刈る場合と比べて、とても時間がかかる気がします。何十アールもの園地で栽培している農家が、この草刈り作業に、どれだけの時間を費やすのか、大変だろうなと思うのですが、さて、そうした農家には、それなりの作業手順や効率的なやり方があるのかもしれません。でもそれにしても、鼻歌まじりでできるようなことではないと思われます。

 お店に並ぶ果物の値段に、出した手を思わず引っ込めてしまうことがほとんどですが、考えてみれば、それだって農家の働きからすれば、対価としては不十分なんだろうなと思います。果物であれ、どんな作物の栽培であれ、この先もずっと続いて行ってくれることを、願うばかりです。

 刈ってもすぐに大きくなる草。どうにもこうにも…。とにかく、来年だー。

 


もみじ

2022-11-13 | 日記

 最も遅く色が変わるもみじが、今見ごろとなりました。宅地の中でただ一本、周囲に何もない場所に植えられたこともあり、このもみじはずいぶん大きくなったのでした。

 あんまり大きくなったので、おととしの冬、雪がいっぱい積もった時に、大胆に枝を切ってしまいました。その切り方が何ともおそまつで、もみじは、何とも見苦しい姿のなったのでした。

 でも、木は大したものです。細い枝が何本も出て、そこに葉っぱが付き、見苦しい姿を隠してしまいました。葉が落ちると、不格好な姿が露わになりますが、また来年、葉が茂ることでしょう。

「木をどこまでも大きくするつもりなら構わないけど、そうでなかったら、雪が高くなった時に思い切って小さくした方が良い。大丈夫、木はどんなに切られたって、またどんどん大きくなるから」 

 そんな助言を参考に、切ったというわけです。

 

 このもみじは、一本の木の中で紅葉がばらばらに進み、さまざまな色を同時に見せてくれます。何という名前のもみじなのかはわかりません。とりあえず少し賑やかになって、良かったなというか、ホッとしました。

 ええ、そうなんです。何であれ、後始末を担当する人は、良くは言われません(苦笑)。

 それにしても、このもみじ。虫に木を食われることもなく(もみじの多くは、木の中に虫が入り込んで、最終的に枯らしてしまいます)、良く育ちすぎています(笑)。

 当地での初雪は、例年11月中。20日を過ぎれば、いつ降ってもおかしくはありません。雪の上にもみじの紅。何とも風情があるんですよ。