[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米国株式市場はまちまち。原油価格の下落を受けエネルギー株が売られる中、S&P総合500種とダウ工業株30種は小幅安となった。一方、アップル(AAPL.O)やグーグルの持ち株会社アルファベット(GOOGL.O)などのハイテク株が底堅く推移したことで、ナスダック総合は小幅高で取引を終えた。
S&P総合500種は過去最高値を更新する場面もあったが、原油価格が40ドルを割り込んで4月以来の安値を付けると売りが優勢となった。原油の終値は40.06ドル。
グローバル・マーケッツ・アドバイザリー・グループのシニア・マーケット・ストラテジスト、ピーター・ケニー氏は「原油は再び、投資家が株式市場の流れを見極める際の手掛かりに浮上した」と話した。
先週末の4─6月期米国内総生産(GDP)速報値に続き、この日公表の米経済指標も低調だった。7月のISM製造業景気指数は前月から低下し、6月の建設支出は3カ月連続でマイナスとなった。
CMEグループのフェドウォッチによると、市場が見込む年内の米利上げの確率は約35%で、先週の50%強から低下した。
石油大手のエクソンモービル(XOM.N)とシェブロン(CVX.N)がそれぞれ3.1%、3.3%下落し、ダウとS&P500を押し下げた。S&Pエネルギー株指数.SPNYは3.3%下げた。
半面、アップルは1.8%上昇して主要指数を押し上げた。アップルは先週の決算発表以来の上昇率が9%強に達した。アルファベットも1.2%上げた。
太陽光パネルのソーラーシティ(SCTY.O)買収を発表した電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズ(TSLA.O)は2%下落。ソーラーシティも7.4%下げた。
騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所は下げ銘柄が上げ銘柄を上回り、比率は1.46対1だった。ナスダックも下げが上げを上回り、比率は1.02対1だった。
米取引所の合算出来高は約66億5000万株と、直近20営業日の平均である66億株を上回った。
終値前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 18404.51 -27.73 -0.15 18434.50 18467.03 18355.75 .DJI
前営業日終値 18432.24
ナスダック総合 5184.20 +22.07 +0.43 5167.42 5199.13 5158.93 .IXIC
前営業日終値 5162.13
S&P総合500種 2170.84 -2.76 -0.13 2173.15 2178.29 2166.21 .SPX
前営業日終値 2173.60
ダウ輸送株20種 7815.65 -30.76 -0.39 .DJT
ダウ公共株15種 710.77 -0.65 -0.09 .DJU
フィラデルフィア半導体 768.02 +1.24 +0.16 .SOX
VIX指数 12.44 +0.57 +4.80 .VIX
S&P一般消費財 648.63 +0.82 +0.13 .SPLRCD
S&P素材 303.28 -2.01 -0.66 .SPLRCM
S&P工業 503.28 -0.55 -0.11 .SPLRCI
S&P主要消費財 560.71 +0.68 +0.12 .SPLRCS
S&P金融 318.14 -0.76 -0.24 .SPSY
S&Pエネルギー 485.50 -16.73 -3.33 .SPNY
S&Pヘルスケア 874.90 +5.12 +0.59 .SPXHC
S&P電気通信サービス 180.93 -1.74 -0.95 .SPLRCL
S&P情報技術 771.80 +3.06 +0.40 .SPLRCT
S&P公益事業 264.69 -0.06 -0.02 .SPLRCU
NYSE出来高 8.55億株 .AD.N
シカゴ日経先物9月限ドル建て 16480 - 110 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物9月限円建て 16450 - 140 大阪比 <0#NIY:>
以上、ロイター記事
中国の生産量の減少に伴い、世界のエネルギー余りが発生しているようでエネルギー株が売られている。
日本の舵取りも大事な時期にあると思われる。日本はもっとエネルギーを燃やして産業を活発にしないとGDPは上がらない。
中国に出ている工場を日本に引き揚げさせて日本で生産する形にするべきです。
CO2問題、PM2.5問題を中国に改善を求めて日本は逆に石炭を燃やしていいのです。日本の石炭発電、コンバインド方式は最先端技術であり、もっと積極的にやるべきです。