[東京 24日 ロイター] - きょうの東京株式市場で、日経平均株価は神経質な展開が見込まれている。
英国の欧州連合(EU)残留・離脱を問う国民投票について行った世論調査で、早朝には残留優勢との見方が強まったが、離脱勝利と伝わる地域も出ており、投票結果に関するニュースに一喜一憂し、荒れた展開となりそうだ。
日経平均の予想レンジは1万6000円─1万6700円。
日本時間午前6時に締め切られた英国民投票に関する世論調査では、ユーガブで残留支持が52%、離脱支持が48%、イプソス・モリで残留54%、離脱46%と、ともに残留優勢と伝わった。
同報道を受け、ドル/円JPY=EBSは1ドル106円後半まで上昇。GLOBEXの日経平均先物9月限(円建て)は、一時1万6600円台を回復する場面があった。
ただ、イングランド北部のニューキャッスルでは残留となったが、離脱との差が僅かとなったほか、サンダーランドでは離脱が優勢と伝わった。これを受け、ドル/円が一時103円台に急落。GLOBEXの日経平均先物も一時1万6100円を割り込むなど、下方向に大きく振れる場面があった。
英国民投票の大勢は日本時間で24日正午ごろとみられており、それまでは投票結果に関するニュースに反応し、ボラタイルな地合いが続きそうだ。
もっとも英国のEU残留が決まっても、上値は限定的との声も出ている。いちよしアセットマネジメント・執行役員の秋野充成氏は「株価はEU残留を見越して買い戻しにより水準を切り上げてきたため、EU残留となれば一時的に出尽くし感が広がりやすい。上値では戻り待ちの売りも控える」と述べた。
きょうの主なスケジュールは、国内で日銀金融政策決定会合における主な意見(6月15・16日分)が発表される。
パナソニック(6752.T)、三菱自(7211.T)、三菱商(8058.T)、NTT(9432.T)などが株主総会を開催するほか、高島屋(8233.T)が3─5月期決算を発表する。
海外では、5月耐久財受注(商務省)や6月ミシガン大消費者信頼感指数確報値などが発表される。
前営業日終値年初来高値 年初来安値
日経平均.N225 16238.35 18951.12 14865.77
+172.63 2016年1月4日 2016年2月12日
シカゴ日経平均先物9月限 16495(円建て)
以上、ロイター記事
残留優勢ということで、103円から106円に円安に振れている。
日本にとって残留してくれた方がいい。しかしながら、拮抗しており、最後まで分からない。