[東京 2日 ロイター] - 安倍晋三首相は2日午後、日本経済団体連合会(経団連)の定時総会に出席し、アベノミクスの一段の加速に向け、今秋に「総合的かつ大胆な経済対策」を講じる考えをあらためて表明した。
また石原伸晃経済再生相は、経済の好循環実現に向けた賃上げ継続を経済界に求めた。
首相は3年半のアベノミクスの成果について「まだまだ道半ばだが、アベノミクスは間違いなく結果を出している」と語った。
その上で、先の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)での合意を踏まえ、新興国経済の減速など直面する新たなリスクへの対応として、「アベノミクスを一層加速するため、この秋に総合的かつ大胆な経済対策を講じる。構造改革を断行し、将来の成長を生み出す民間投資を喚起する」とあらためて強調した。
来年4月に予定していた消費税率の引き上げを2019年10月まで延期すべきと判断したとし、同時に「財政再建の旗は降ろさない。経済再生なくして財政健全化なしとの基本方針に変わりはない」と強調した。
また、産業構造の変化に合わせて「これまでの産業政策を抜本的に組み替える」とし、「スピード勝負で改革を進めるための司令塔」として第4次産業革命官民会議を設置することも表明した。
その後に発言した石原担当相は、ベアが3年連続で実現するなど「賃上げの流れは確固たるものと確信している」としながら、「経済の好循環をさらなるものにしていくためには、4巡目、5巡目としていくことが重要だ」と、経済界に賃上げの継続を求めた。
経団連の榊原定征会長は、安倍首相が消費増税の再延期を決断したことについて、日本経済をデフレに戻さないという首相の決意との認識を示し、「経団連として尊重したい」と語った。その上で、景気浮揚に向けた経済対策の早期策定と実行を要請した。
以上、ロイターニュース
賃上げ要請を安倍首相が行い、連合の代表である民進党は、賃上げを言わない。不思議な話である。
やはり、民進党は、党利党略でのみ動く政党なんでしょうね。中国、韓国の回し者の民進党?
昔、池田勇人首相時代に5ケタアップしましたが、1万円以上の賃上げを連合は、なぜ打ち上げないのか?
労使間も裏でつながって、デフレ継続を行っているのでしょうね。
こんな民進党は、参院選で激減するのは間違いない。