60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

,18 北海道( 1 )

2019年01月13日 | 北日本


 6/09 13:35出発、晴。
 早春からの身内のトラブルを何とか安定させてやっと今シーズンのスタート。予定して
いた昨日は雨のため出発を一日順延、いきなりの北海道は若干不安が有り装備のチェック
などで出発準備に手間取る。晴天だが風は涼しく珍しく積み込み作業で汗は掻かない。
シーズン初日で走行感覚や積み荷のバランスをチェックしながら走るため例年よりも一時
間早く出発、少し走るとやはり走りは重い、積み荷のバランスは悪くないが走行は不安定。
舞鶴定番ルートを北上、土曜日のためか交通量は何時もより多い、気温は20~24℃で快走
日和、週末ドライバーの追い抜きに何度もヒャッとさせられる、後方チェックが上手く出
来ていない、冬眠明けでパワーが上がらない、頻繁にシフトダウンを繰り返して道の駅瑞
穂に到る。今日の駐輪場はほぼ満杯で10数台が居る、当然ライダーは高齢者ばかり。すぐ
に出発、R173を北上して綾部南郊の峠の頂上付近でガス欠、リザーブに切り替えて給油の
タイミングを検討、舞鶴には微妙、府道(f1)途中で給油することにして綾部を通過。大町
手前のGSで給油、大町から府道(f51)に乗り菅坂峠を越えて東舞鶴市街に入る、土曜日の
ためか一時間早いためか市街地の交通量は少なく順調に進む。スーパーフクヤで飲み物を
購入してフェリーターミナルに到る、駐車場はほとんど空、乗船手続きをして2Fの待合室
で寛ぐ。19時にバイクを乗船待機所に移動させるため外に出るとバイクは6台になって
いる。待合室は徐々に人が増えるがそのほとんどは高齢者、ライダーの姿も見られるが同
世代か少し年長者のようだ、まるで病院の待合室状態。待合室が混み合って来たため22時
前に待機所に下る、バイクは30台で車は80台程度、この時期としては多く特にバイクは
多い。22:55乗船、船室はA8で船首から二つ目、何時もならA4かA5なのだが、同室は
7名で意外に多い。

 6/10 7:00起床、晴。
 少し開場を待つつもりで8時前に浴場に出掛ける、しかし既に開いており数人が入浴
している。終日ゴロゴロと時間を潰す、船内はまるで高齢者施設のような状況。津軽海峡
でかなり揺れて北海道に近づく、靄に覆われているが羊蹄山は微かに見える。美しい日没
と共に積丹に差し掛かる、残雪の残る半島は鮮やかで神威岬が夕陽に映える。

積丹沖の夕陽


 20:25車両甲板へ下り20:55下船、港湾道を走り運河から小樽駅に向かう、小樽は相変わ
らず中国語が飛び交う。ローソンで食料を購入してBH大幸に宿泊。

 6/11 7:15出発、晴。
 4:00前に突然の強い日差しで起こされる、東側の部屋だったが昨夜は気付かずカーテン
を引き忘れていた、初歩的なミスを犯してしまった。晴天の下を出発、気温は快適、港湾
道を走りフェリーターミナル前から築港駅前を経てR5に乗る。通勤時間帯には少し早い
ため比較的に走り易い、流れに従い銭函IC、花畔ICを経て石狩市を北上、風が強く時折
来る突風にしばしばバランスを崩す。石狩川を渡る長い橋は後続車の間隙を充分に見定め
て進入、やはり長い橋上では何度も風に流されバランスを崩す、速度を落として渡る。石
狩川を渡る前後から雲が広がり風は冷たくなる、夏用の着衣では辛くなるが厚田までは我
慢と走り続ける。望来の美しい海岸を北上するが曇天で景観は悪い、この時期はライダー
は少なく同じフェリーと思われる福岡№の5人に追い越されたのみ、今年4月に開業した
道の駅厚田で休憩。ジャケットのインナーを装着しフェイスマスクを着用して出発、R231
の交通量は何時も通りだが工事用車両がかなり混ざる、昨今の国道は到る処で道路補修工
事が行われ走り辛い。浜益から長いトンネルを抜けて雄冬に到る、増毛に向かう海岸線
からは残雪の暑寒別岳別が美しい、しかし今日は靄が広がり不鮮明しかも頂上付近に雲が
掛かり残念。旧増毛駅で休憩後海岸線を留萌を経て快走、増毛付近から再び晴天になるが
風は強く涼しい、風は追い風で油断しているとすぐにオーバースピードになる。小平市街
を通過して期待を持って小さなトンネルを抜ける、しかし天売は薄く見えるが利尻は駄目。
トンネル手前でガス欠、リザーブでも余裕で苫前まで行けそうだし途中の鬼鹿にGSが在る、
あまり気にせずに進む。道の駅小平で休憩した後苫前で給油、少し走ると羽幌市街に入り
コープさっぽろで食料調達。羽幌から快走して初山別、みさき台キャンプ場には旭川№乗
用車の中年男性のテントが一張、今日の下のサイトは二人だけのようだ。明日は早立ちで
雨が降り出す前に歌登りに飛び込むつもり、駐車場横に設営し寛ぎタイムに入りボー然と
なる、貴重なロング缶を一本途中で落として来ている。サイトからは利尻が薄く見えるが
夕陽は期待できそうもない。

みさき台キャンプ場


 6/12 雨天停滞。
 夜半より雨が降り出す、予想より早く雨になり今日の対応に苦慮、7:30頃に雨が小康状
態になり装備を炊事棟に移動、バイクは4:30頃既に移動させている。8:30に旭川№が出発
して行くと一人になる、その後数台の車はやって来るが終日一人。11:00食料購入に出立、
サイトでは小康状態と思い出発したが国道に出るとかなり強い雨が降っている、初山別の
セイコマートは暖房が効いて心地良い、何時までも滞在したい。サイトに戻ると気温は8℃
程度、外は寒いためテントに籠り冬装備とアルコールで保温に努める、アルコール内燃機
関特有の難点は排水作業頻度が高いこと、冬装備と雨具着用では苦労する作業。隣の温泉
で寛ぎたいが風は強く時折突風も吹くためテントを離れられない、テントを押え風の間隙
を見てはの排水作業、終日苦行が続く。

 6/13 8:45出発、曇。
 昨夜は寒さで1:30頃目覚める、雨は小降りになっているが夕方に収まっていた風が再び
吹き出している、ダウンを取り出して着込むがまだ寒くシュラフの口元はびしょ濡れ。
よく眠れなかったようだがカラスの声で時計を見ると4:30、風は強く冷たい、そのまま
シュラフに留まり6:00起床。冷たい風は強くテントは飛ばされそう、装備を重石にして朝
食と撤収作業、指が凍えて作業は捗らない。サイトから国道に出ると横風が強くバランス
を保つのに苦労する、シールドは息で曇り視界は悪い、少し走るとシールドに細かい水滴
が着く、霧雨のようなものが降っているらしい。遠別から東に向かうとシールドの水滴は
大きくなり雨模様、しかし断続的な降り方なので雨具を着用するタイミングを計りかねる。
道々(d256)からd119に乗り更に東進して咲花トンネルを抜けると雨は本降りとなる、停車
して雨具着用。雨は断続的に強くなり行く手の空は重い、佐久でR40に出合うとサロベツ
方面の空の方が明るく一瞬行先に迷う、しかし濡れて冷えた体での幕営は辛い、雨を押し
ても歌登まで走ることにする。R40を東に向かうと雨はかなり強くなる、シールドは内外
共に曇り視界はかなり悪い、ひたすら目を凝らして路面を睨み左端を直進する。ミラー
チェックはほとんどせず直進する、何度も追い抜かれてヒヤッとするがバランスを保って
直進することを心掛ける、ゴム手袋の指はかじかみシールドの内側は拭ってもすぐに曇る。
道の駅音威子府で停車して状態をチェック、バイクも装備も異常なし、雨は小康状態なの
ですぐに出発。しかし出発して間もなく雨が強くなる、シューズカバーを着用していない
ためブーツの後ろから雨水が入り出した、今さら停止して装着も有るまいと諦めて走り
続ける。小頓別からd12に乗り換える、雨は強く路面の水溜まりは深くなる。非力な愛車
は深い水溜りに突っ込むと急ブレーキ状態になり走り辛い、交通量がほぼ皆無なので水
溜りを大きく避けながら走るが視野が悪いので無理は出来ない。歌登を経てふれあいの森
に到ると雨は小降り、センターハウスの駐車場には神戸№のワンボックスが一台、屋内は
無人。装備を下ろすとすぐに食料調達で歌登に出掛ける、歌登は雨が強く寒い、凍えた
指ではバックルやファスナー操作が思うように出来ない、当然セイコ―マートは暖房中。
キャンプに戻ると薪ストーブを燃やし装備を乾かす。ワンボックスは宝塚の夫婦で少し年
長、ベテランキャンパーのようだ。

 6/14 雨天停滞。
昨日からの雨が続いている、時折小康状態になるが出発は出来ないし、全道的な雨天で
は行く処も無い、上陸早々またしても停滞。昼前に食料調達と給油で歌登に出掛ける、歌
登は弱い霧雨でシールドに小さな水滴が僅かに着くのみ、路面も乾いている、毎度のこと
ながら北海道の天気は現地に行かねば判らない。終日ボーと過ごす、宝塚の夫婦が出掛け
ると地元の男性がトイレ利用に訪れたのみ。

 6/15 雨天停滞。
やはり今日も雨、宗谷・オホーツク沿岸以外は好天に転じているようだ、何時でも出発
出来る準備をしたうえで様子見がてら枝幸に向かう。今日の歌登周辺は本降りの雨、d12
に乗り東に向かいトンネルを抜けると小康状態、更に東進して幌別から広域農道に乗り
換えると雨は降っていない、しかし周囲の空は暗い。道の駅で土産を購入して歌登に戻る、
やはりトンネル付近から雨は強く降っている、今日も停滞することにして歌登市街で食料
を調達しキャンプに戻る。周囲は終日霧雨が降り続き寒い、訪れる人無し。