54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

平和の歌

2005年06月08日 | パラレル
私の叫びはどこまで届くのだろうか。
私は毎週日曜日湘南の海に向かって、「世界が平和になりますように~!」と叫ぶ。それはまるでイスラム教徒が毎日聖地メッカに向かって祈りを捧げるような、宗教的な日課として私に課せられた使命のようなものになっている。しかし、
私の叫びはどこまで届くのだろうか。
アメリカはホワイトハウスにいるブッシュ大統領の耳に届くだろうか、今にも人を殺そうとしている狂人に届くだろうか。あるいは、太平洋の真ん中でマグロを釣っている青年に届くだろうか、深海を泳ぐリュウグウノツカイに届くだろうか。それとも、私のすぐとなりで自分たちの世界に入り込んでいるかのようにイチャつくカップルの耳にも届いていないのかもしれない。私のすぐとなりの国の将軍様にも届いていないのかもしれない。
ミュージシャンがLOVE&PEACEを歌うが、それが何になるというのだろう。ジョンレノンが平和を歌ったところで世界が平和になっただろうか。私の脳裏には、「イマジン」を聴きながら「これいい曲だなあ」と言いながら奴隷を撃ち殺すアメリカ兵の姿が浮かぶ。「想像してごらん、天国なんてないんだ、ハハハハ」アメリカ人はジョークが好きだ。
平和な国の平和を愛する人たちは平和の歌を笑顔で歌う。戦争の国の戦争を愛する人たちも平和の歌を笑顔で歌う。笑えないのは戦争によって虐げられた人たちだ。音楽で彼らを救うことはできない。

しかし私は平和の歌を否定するつもりはない。平和の歌によって笑顔になれる人たちがいるのだから。私はバカ日本代表が、ある期末テストで偶然創りあげた平和の歌を忘れられない。「♪ペース アイアム ペース オーマイゴーッ (アイワズペス!)」。つくづく平和だと思う。どんなに暗い気持ちも明るさで満たされ、自然と笑顔が溢れてくる。平和な国の平和を愛する人たちは平和の歌で笑顔になれる。

私は海に向かって、「世界が平和になりますように~!」と叫ぶ。世界中の人たちが平和を愛するようになってくれることを願って。4フィートにも満たない私の40デシベルにも満たない小さな声だが、すぐとなりのカップルの耳にも聞こえない小さな声だが、音の波が空気中を伝わる速度を超えて、世界中の一人一人の心に届くと信じて。

ちなみにバカ日本代表というのは、よゐこ濱口優と極楽とんぼ山本圭一のツートップのことである。「ラヴ&ペース」を生み出しためちゃイケの期末テストは本当にすばらしい企画である。バカまん若槻千夏が生み出した「一回きりのうっぽんの時間」も私は忘れられない。
Once upon a time...Peese I am peese oh my god...I was pesu!