54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

なぜ貧しい人々は早く死ぬのか?

2006年02月28日 | クリエイティブな思考への挑戦
医者ほど嫌われる職業はない。

ご存知のように、「デスノート」に寿命を書くことによって「死神」が人を殺している。
このシステムは長い間うまく機能していた。

しかし、、

医者が病気を治すようになってから人はなかなか死ななくなった。ノートに名前を書いても、医者が救ってしまうのだ。
冥界の王は人口が減っておおいに怒った。死神は焦った。

死神は医者を殺せばいいと考えた。ノートに医者の名前を片っ端から書いていった。
しかし、医者はより高度な治療を受けることによって、ほとんどの病気を治してしまった。

金持ちはより高度な医療を受けるのでなかなか死なない。
そう学習した死神は貧しい人々に目をつけた。特に医療発達していない国の人々である。
貧しい人々はノートに寿命を書けば病気や飢えでちゃんと死んでくれた。

貧しい人々を狙い撃ちすることによって冥界の人口もだんだん回復していった。
死神も勢いづいた。
どんどん殺せ!

こうして、貧しい国では人は早く死ぬようになった。
早く死んでしまうので、できるだけ早く、たくさん子どもを産むようになった。
貧しい国の人々は種の保存のためにそう進化したのだ。
だから貧しい国では極端に高い出生率、死亡率を示すのだ。
これを引き起こしたのはまぎれもなく先進国の高度な医療である。
だから死神にとって、そして貧しい国の人々にとって、医者は最も嫌われる職業なのである。

しかし、今後高度医療が貧しい国でも行われるようになればどうなるだろうか。
冥界の人口は再び激減し、王は怒り死神は焦る。
そうなれば、医療では直せない謎の病気が流行するかもしれないし、ハルマゲドンが来るかもしれない。

医療は適切に行われなければならない。冥界の人口を適度に保つために。
超高齢化、超少子化というのは、冥界に魂が不足しているから起こるのだ。高度な医療によって高齢者が死なない。冥界に魂が供給されないので新たに子どもが生まれることができない。
今日起こっているさまざまな環境問題、政治的問題、モラルハザード、あらゆる問題は、人間界と冥界との摩擦によって引き起こされているのだ。

この話は科学的ではないと思われるかもしれない。しかし「冥界」というのは科学で「説明できない」というだけであって、「存在しない」ということではないのだ。
科学は冥界というものを無視するのではなく、もっと真剣に研究しなくてはいけない。
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健康に良いたばこ、悪いたばこ

2006年02月27日 | パラソル
昔は、たばこは心を落ち着かせストレスを和らげると宣伝されていた。むしろ体にいい影響を与えるのだ。

しかし今ではどうだ。
たばこを吸うと肺がんになるといわれ、吸いすぎに注意してくださいと宣伝される。
副流煙にも発がん性物質が含まれていて受動喫煙は喫煙者以外の人にも健康被害を及ぼすといわれ、いたるところが禁煙になった。

昔のたばこは健康によかったのにな。

たばこ好きな人が喫煙所に集まってたばこを吸っているのを見かける。せまい喫煙所で多くの人がたばこを吸っている。煙で中が見えない。まるで火災現場だ。たばこの煙に害が無くても体によくないだろう。
あんなせまいところでたばこの煙まみれになってたら受動喫煙しまくりだ。発がん性があるならもう肺がん決定だ。広いところで吸わせてあげればいいのに。これは喫煙者を見殺しにするようなものではないか。

受動喫煙が健康を害するというのに、狭い喫煙所に閉じ込めるというのは矛盾してませんか?喫煙は有罪で、だから閉じ込めて殺すんですか?喫煙所は牢屋であり死刑場なのですか?

昔たばこは体にいいものとされていた。しかし今では健康を害するものとされ非難されている。科学が発達したのだから健康にいいたばこが発明されてもいいのではないかと思う。

思い込みによるプラシーボ効果があるとすれば、健康にいいと思ってたばこを吸うのと、健康に悪いと思ってたばこを吸うのとでは、身体に与える影響は違ってくるだろう。
喫煙者のみなさまにおかれましてはぜひたばこは健康にいいのだと思い込んで気持ちよくたばこを吸っていただきたい。

ところで地球温暖化の件でマイクル・クライトンの「Aliens Cause Global Warming」を読んでいると、受動喫煙とがんとの関連性に科学的な証拠はないとあった。「受動喫煙」は「核の冬」や「地球温暖化」と同じようにインチキ科学なのだ。
そういえば室井さんもたばこと肺がんは関係ないというようなことを言っていたなあと。
太田さんは禁煙はしないと言っていた。ただ煙を吸って出すのが好きなのだそうだ。だから煙が出るならたばこじゃなくてもいいとも言っていた。

私は煙が嫌いなのでたばこは絶対に吸いません。

たばこは健康を害するものではないが、気分を害するものだと思います。


たばこ高いし。。
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BoA Dreams come true

2006年02月25日 | コラム
僕らの音楽2を見て。
BoAと松浦亜弥が仲いいというのが驚きでしたが、Dreams Come Trueとの「LOVELOVELOVE」のセッションがすごかった。
BoAから歌いはじめで、やっぱり歌うまいな~と思ったのですが、吉田美和が歌い始めると、レ、レベルが違う!BoAは歌うまいけど、こうして並べて聴くと、吉田美和のすごさがわかる。
B'zの同期で残ってるのがドリカムだけだというので、アルバムをいろいろ聴いてみて、最近注目していたのですが、LIVEとかもすごいんだろうなと思って、ぜひ行きたいと思います。

というわけで今日のテーマは「Dreams Come True」です。

あなたには夢がありますか?

「未来予想図」を描けずにいた私に君は「晴れたらいいね」と言ってくれた。
「決戦は金曜日」「7月7日、晴れ」私は君を「時間旅行」に誘った。
君は「あなたにサラダ」と言って、私は「サンキュ」と言った。
「星空が映る海」を眺めながら私は「すき」と言った。
君は「愛してる 愛してた」と言って「悲しいKiss」をした。
そして「あはは」と笑った。「笑顔の行方」はどこに。
「琥珀の月」だけが二人を照らしていた。
そして「朝がまた来る」。

私は「あの夏の花火」をときどき思い出す。
そのたびに「うれしい!たのしい!大好き!」と叫ぶ。
「LOVE GOES ON…」だけど「なんて恋したんだろ」。

「WINTER SONG」、「SNOW DANCE」を踊る君をみつけた。
「Eyes to me」それは「The signs of LOVE」。
私は「よろこびのうた」を歌った。「LOVELOVELOVE」愛してる。
君は「あなたにサラダ」と言って、私は「サンキュ」と言った。
こうして私の「未来予想図2」がはじまった。

あなたの夢は叶いましたか?

、、以上「Dreams Come True」でした。。
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心の探求

2006年02月24日 | クリエイティブな思考への挑戦
私に「心」があるのは疑い得ない。確かに私はそれを感じているのだから。他の人にも同じように心はあるのだろうか。これは確かめようがない。他人の心はわからない。そう見えているだけで実は心のないロボットなのかもしれない。
私に心があるは確かで、他人に心があるかはわからない。普通はそう考えるのかもしれない。しかし。

私は自分には心がないのではないかと思う。他の人たちはお互い自由にコミュニケーションをとり、「心を通わせる」。私にはそれができない。話しかけられてもうまく返せない。コミュニケーションがとれないのだ。だからいつも孤立してしまう。それは私に心がないからではないだろうか。
他人には心があり、私にはない。では心とは何なのか?そんなわけで私は「心」に興味を持った。

心に関するさまざまな文献を読み、どうやら心は脳にあるらしい、神経細胞の相互作用によって心がつくられるらしい、ということがわかった。
ということは、心のない私の頭は空っぽなのかもしれない。あるいは神経細胞がバラバラなのではないか、と考えた。
そして、確かめようと思った。

それは私にとってはじめての外科手術だった。
ライターで加熱殺菌したカッターで頭皮を額からその反対側にかけて縦に切り開いていく。麻酔がなかったのでひどく痛かった。あまりの痛さに叫び声を上げ、カッターを取り落としそうになった。痛さで手元が狂ってしまっては致命傷になりかねない。そう思った私は手術に集中した。集中のおかげか、痛みはさほど感じなくなっていった。
頭皮を切り開くと頭蓋骨が現れた。頭蓋骨は糸のこで横に切っていく。脳を傷つけないように(そもそもあればの話だが)慎重に削っていった。頭蓋骨は硬くてとても時間がかかった。
やっとのことで頭蓋骨を切断した。そして運命のときである。私に脳はあるのか?
ゆっくりと頭蓋骨を持ち上げる。手が震えた。なんとちゃんとそこには脳があった。私にも脳はあったのだ。神経細胞もバラバラではない。文献にあったような脳そのままだった。
私にも心はあるんだ!なんだかうれしくなった。鏡に映った私は「サイバイマン」みたいで可笑しかった。

私は脳を触ってみた。脳は想像以上にやわらかかった。水風船のようでとても脆そうだった。何かの文献にあった「ホムンクルス」はいないようだった。もしかしたら脳の内部にいるかもしれないとも思ったが、脳を切り開くという大手術は私には手に負えないようだったので確かめようとはしなかった。
しかし、この脳のどこに心があるのだろう。今こうして考えていることも、この脳が生み出しているのだ。いろんな思考や感覚は電気信号となって神経間を伝わる。私は脳のいたるところで光の点が発火してはものすごい速さで動き回るというような想像をしていた。が、光の点はまったく見えなかった。脳で何が起こっているのかまったくわからなかった。脳はまったく不思議な装置だった。

私は頭蓋骨を慎重に戻した。1日もすれば骨はくっつくだろう。そして頭皮を縫い合わせていった。自分の頭を縫うというのは、見ることができないので感覚を頼りに縫うしかなかった。ただでさえ私は裁縫が苦手なのに、作業は困難を極めたので、できはひどかった。しかも赤い糸しかなかったのでとても目立った。縫い跡をみるとフランケンシュタインのような気分になった。
私のはじめての外科手術はとりあえず無事に終わった。私にもちゃんと脳があるということがわかった。
しかし脳の仕組みはわからなかった。私にも心があるという確証にはならなかった。もしかすると私の脳は形ばかりで、心を生み出していないのではないかと思えてきた。

なぜ私には心がないのだろう。私の心の探求は続く。。
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うんち

2006年02月23日 | クリエイティブな思考への挑戦
便秘のあと一番のうんちは、量が多いので苦しいものである。

その日私はトイレで格闘していた。今日こそ出ろ、今日こそ出ろ、と踏ん張っていると、うんちの頭が出てきた。
ここぞとばかりに力む。肛門がちぎれそうなくらい太いうんちだった。さらに力む。硬くて途中で切れなかった。「ヒーヒーフー」とラマーズ法をやってみた。するとさっきよりも楽にうんちが出るようになった。「ヒーヒーフー」とやるうちにどんどん出てきた。とても長かった。
うんちが最後まで出たところで、どんなものかと見てみた。

すると、、、

なんと!そこには体長1メートルくらいのヘビがいた。巻き巻きうんちみたいにとぐろを巻いていた。錯覚かと思って何度もよく見てみたが、やはりヘビだった。

一体なぜ?私は考えた。そういえばこの前、精力をつけるために生卵を飲んだ。もしかするとそれはヘビの卵で、飲み込んだ卵はどういうわけか消化されず、お腹の中で孵り、腸の中で成長して、出てきたのではないか。
つまり便秘の原因はこのヘビだったのではないか!!

便秘のことで私は怒ったが、ヘビはまだまだ幼いようで、悲しい目でみつめてきた。私は怒れなくなって、ヘビの頭をなでてやった。するととてもうれしそうな顔をして、なんだか私になついているようだった。私もなんだか愛着が湧いてきた。

私はこのトイレで生まれたヘビをペットとして飼うことにした。名前は「うんち」である。うんちは成長が早く、1週間で2メートルにもなった。でもそれ以上は成長しなくてホッとした。私がリコーダを吹くとダンスを踊るようになった。うんちは私のかわいいペットだった。

1ヶ月経ったある日、家に帰ってくるとうんちが静かに横たわっていた。寝ているのかと思って近づいてみると、まったく呼吸をしていなかった。抜け殻かと思ったが、違った。うんちは死んでいた。

私は泣いた。悲しみに暮れた。いつもリコーダで吹いていたラルクの「Pieces」とともに、うんちとの思い出がよみがえってきた。
はじめてうんちと出会った日、私は怒ってしまってうんちを悲しませてしまった。でもすぐにかわいらしい笑顔を見せてくれた。私のリコーダに合わせて踊りを見せてくれた。首に巻きついてネクタイになったこともあったね。あれで一度首が絞まって死にそうになったっけ、、、
あぁ、、うんち、、、なんで死んでしまったんだ、、、。

その時私はうんちしたくなった。こんな時に便意をもよおすなんて、と思いながらもトイレへ行った。実は最近また便秘だったのだ。
なんだか最初の日のことを思い出してきて泣けてきた。この日のうんちも肛門がちぎれそうなくらい太いうんちだった。泣きながらまたラマーズ法をした。「ヒーヒーフー」、少しずつうんちが出てきた。
最後まで出し切ったとき、もしかしたらうんちの生まれ変わりかもしれないと思って見てみた。

すると、、

なんと!またしてもヘビがいた!これは幻かと思いよくよく見てみたが、やはり本物のヘビだった。

一体なぜ?私は考えた。あの日以来生卵を飲むのは控えていた。まさかスクランブルエッグからヘビが孵るわけはない。私は考えた。もしかするとうんちは肛門から出てくる前に私の中に卵を産んでいたのではないか。そしてそれが孵って今出てきたのではないか。
これはうんちからのプレゼントだ!!

私はうれしくなって「生まれた」ばかりのヘビを抱きしめた。この新しいヘビも私になついているようだった。

私はこの新しいヘビに「うんちうんち」という名前をつけた。うんちうんちもまた1週間で2メートルになった。そしてリコーダで踊るようになった。やはりうんちうんちは私のかわいいペットだった。

しかし、、

1ヶ月経ったある日、家に帰ってくるとうんちうんちが静かに横たわっていた。またなのか。うんちうんちは死んでいた。

私はまた同じように悲しんだ。ラルクの「Pieces」、うんちうんちとの思い出、1リットルの涙が流れた。
なんで、、死んでしまったんだ、、、

そしてまた便意をもよおした、、、


ラマーズ法はもう慣れたものだった。新しいヘビは「うんちうんちうんち」と名づけた。やはりリコーダで踊るようになった。そして1ヵ月後には死んだ。そしてまた便意をもよおした。それ以降は「うんち4」というような名前にするようにした。

そんなわけで私は1ヶ月に1回「出産」をしている。今はもう出産のエキスパートみたいなものだ。
しかし出産はうれしいが、死別はとても悲しい。子どものほうが先に死ぬなんてあんまりじゃないか!子どもが死んでいくのを黙って見守るしかない母親の気持ち。そんな悪夢を何度も何度も見なくてはならない。私の気持ちは誰にもわからないだろう。


このどこまでも続く出産と死別のサイクルは、神が私に与えた試練なのかもしれない。
そしてこの試練を乗り越えたとき、私の中に「本当の何か」が生まれるのかもしれない。。

>>「ホコリ」



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2006年02月22日 | 音楽
YUKIの「joy」はとてもいいアルバムで何度も聴いています。「JOY」はもちろん、「Walking on the skyline」「スウィートセブンティーン」が特に好きです。あの音の世界観は本当にすばらしい。そしてYUKIの声。麻薬的である。

さて、北海道出身のアーティストは数多い。YUKIもそうだが、ドリカム吉田美和、GLAY、大黒摩季、ZONE、安倍なつみ、飯田圭織、藤本美貴、紺野あさみ、、、
北海道の人は感性が豊かなのではないか。
エスキモーは白を数十色にも見分けられるといいます。
雪降る北海道で生まれ育った人には豊かな感性が育まれるのではないか。

爆笑問題太田さんはこう言っています。
北海道は都道府県の中で唯一の道なんです。「道(みち)」なんです。「柔道」「剣道」などと同じように、「北海道」というのは生き方なんです。

北海道よりも横浜のほうが暮らしやすいなあ、と感じる私には「北海道」が育まれていないのではないかと思う。
かといって、「浜っ子」にもなれない私は一体何者なのだろうか。
地球外生命体なのかもしれない。

YUKIの「joy」もいいけど、soweluの「SWEET BRIDGE」もいいアルバムです。「Glisten」「No Limit」は最高です。音が好きです。R&Bというジャンルでいったら、倉木麻衣やBoAをおさえて一番好きかもしれない。
ちなみにsoweluの出身はお母さんです。

以上「雪」でした。。
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誕生日

2006年02月20日 | コラム
今日のテーマは「誕生日」です。

今日も誰かの誕生日。日本人の約36万人が誕生日を迎え、クラスの誰かが誕生日である確率は約10%、私が誕生日である確率は1/365。(いや0%)。

誕生日にケーキを食べますか?私は久しくケーキを食べていません。それどころかプレゼントさえもらっていません。
いや、神様が与えてくれた新たな1年が何よりのプレゼント。

ところで誕生日は母親のお腹から出てきた日をいうけれども、それは正しいのだろうか。
精子と卵子が受精したその日が本当の誕生日ではないだろうか。
あるいは、その精子と卵子がそれぞれの体内で作られた日。
精子と卵子の元になった食材が生まれた日、、、
いや、宇宙が誕生したその日にすでに私は誕生していたのではないか。

神は7日間かけて宇宙を創造したといいます。
私は7日間で何を作ることができるだろうか。
きっと6日間は遊んでしまって、最後の1日に間に合わせの宇宙を作ってしまうのではないか。
もしかすると神様も最後の1日にあわててこの宇宙をこしらえたのではないか。
だとしたら、この宇宙はあまりにも不完全だ。。

以上、「誕生日」でした。。
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地球温暖化は本当か!?

2006年02月20日 | パラソル
NHKスペシャル『気候大異変 第1回 異常気象 地球シミュレータの警告』『気候大異変 第2回 環境の崩壊が止まらない』について。

100年後、地球の二酸化炭素濃度は2倍になり、気温は4度上昇する。温帯にも熱波が襲い、大型台風が頻繁に起こり、アマゾンが砂漠になり、作物が育たず食物危機になり、疫病が流行する。

うわあ、恐ろしいですね。、、、もしも本当のことなら。

100年後の予測なんて信じられるか。「予測」というと聞こえはいいが、予言と同じだ。ノストラダムスの予言はどうなった?
1900年の人々は2000年のことをどれだけ予測できたというだろう。テレビ、コンピュータ、携帯電話、自動車、飛行機、宇宙ロケット、遺伝子、原子、何もだ。
そもそも気候というのは複雑なシステムで本質的に予測不可能なものだ。1ヶ月後の天気予報を信じますか?では100年後の天気は??
コンピュータシミュレーションは一体どうやって100年後の予測をしているというのか。それはどれだけ信頼できるものなのか。まったくだ。
100年後の予測なんて馬鹿げている。10年後のことさえわからないというのに。
(参考:「Aliens Cause Global Warming」マイクル・クライトンHP-speechesより)

地球温暖化。誰でも知ってる。二酸化炭素による温室効果が原因だ、と学校で習った。しかしこれはあくまでも「仮説」であって科学的に証明されていないのだ。
テストで「温暖化の原因は?」とあったので私は「わからない。そもそも温暖化自体が疑わしい。」と書いたら×にされた。ふざけやがって。

そもそも大気中のたった0.03%ほどの二酸化炭素が地球の気温にいったいどれほどの影響があるというのだろうか。温暖化の原因は他にあるのではないか。
たとえば土地利用。温暖化よりもヒートアイランド現象のほうが顕著だろう。東京の気温は過去100年間で3度も上昇している。アスファルトや高層ビルなどの影響だろうと思われる。さて、気温が4度上昇して地球に大きな危機が生じるというなら、東京はとっくに終わってるだろう。

マイクルクライトン「恐怖の存在」、ビョルン・ロンボルグ「環境危機をあおってはいけない」を読んだ私は、地球温暖化に対して否定的な見方に偏ってしまっているとはいえる。客観的に捉えているとは言いがたい。
しかし純粋な科学者は地球温暖化に懐疑的であり、地球温暖化を騒ぎ立てるのは政治・法曹・メディアである、というのを聞くと、やはり私は地球温暖化というものに対して批判的になってしまう。

さて、コンピュータが出した100年後の予測は、現状のまま何も変わらずに進んだ場合の予測である。現実においては、科学があらゆる改善策を提供するだろう。化石燃料はクリーンなエネルギーに代替されるだろうし、砂漠は減少し、森林は拡大するだろう、農業技術によって食物生産量も上がるだろう。そこにはまったく新しい技術があるのだ。
100年後の未来は、コンピュータの予測よりもはるかに明るいものになるはずである。
我々はメディアが作り出す「恐怖の存在」にそれほどおびえる必要はないのである。

恐怖の存在 (上)マイクル・クライトン
恐怖の存在 (下)マイクル・クライトン
環境危機をあおってはいけない 地球環境のホントの実態ビョルン・ロンボルグ

読んだらそう思います。。
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「わたしたちはなぜ科学にだまされるのか」ロバート・L・パーク

2006年02月19日 | 読書感想文
マイクル・クライトン「恐怖の存在」に参考文献として挙げられていたので読みました。

私たちはなぜ科学にだまされるのか?
病気が治るといって「ホメオパシー」というただの水を買ったり、電磁場が健康を害するからといって送電線や電子レンジを恐れたり、かと思うと磁力が血行をよくするからといってマグネットを身につけたり、、。
本書ではこういったインチキ科学をすっぱ抜いている。
中には「ロズウェル事件」や「スターウォーズ計画」といったおもしろい話もある。

なぜ科学にだまされるのか。その答えとして「信じたがる脳」をあげている。

ヒトの脳は「信じたがる脳」である。
AのあとにBが起これば「Aが原因となりBが生じた」と信じてしまう。
新しい情報が、すでに信じているものと一致すれば受け入れ、矛盾すれば信じない。それが真実であるかどうかは関係ない。

人類の活動によって二酸化炭素は増加した。地球は温暖化している。信じたがる脳は人類の活動が原因で温暖化が起こっていると信じる。
温暖化を信じている人は、それと矛盾するデータを信じない。海位はここ数十年まったく上昇していない、南極の氷河は溶解するどころか成長している、二酸化炭素濃度が上昇しているのに平均気温は下降している時期がある、、。そうした人々は、改ざん編集されたもっともらしいデータばかりを受け入れる。

子供は何でも素直に受け入れる。知識がないので矛盾が生じないからだ。しかし同時にその考えを簡単に捨てる。サンタクロースはあっさり捨てられるのだ。
成長するにつれて、「すでに信じているもの」と「新たに信じるもの」の間に葛藤が起こってくる。今ある知識を信じるか、それを捨てて新しい知識を信じるか。しかしすでにあるものを信じようとする力のほうがはるかに強い。その方が簡単だからだ。パラダイムシフトを起こすのは簡単ではないのだ。

私が「六星占術」を信じたのは、その月の運勢「乱気」がちょうど当てはまったからだ。六星占術の「乱気」が原因で実際に心が乱れた、と信じたがる脳は信じた。
その後過去数年の運勢を遡って調べてみたが、最悪だと思っていた年が殺界でもなんでもなく、充実していた年が大殺界だったり、六星占術が当てはまらない場合が多かったが、それらを無視して、信じたがる脳は六星占術を信じてしまった。

しかしながら2ヵ月後には「細木数子なんてどうでもいい」と簡単に捨てているところを見ると、私はまだまだ子どもであるようだ。


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トリノ

2006年02月18日 | コラム
今日のテーマは「トリノ」です。

え~、世間ではトリノオリンピックが話題になっていますが、

今私はトリノに来ています。

海外に行ったことのない私にとって
トリノに来るというのは画期的な出来事です。

いや、日本人がトリノに来るというのは
これが初めてではないだろうか。

いや、おそらく世界初のことだろうと思う。

。。。。。。。。。。。。。。。。。

先日私は、

量子力学に基づくナノテクノロジーによって、

スモールライト

を開発した。

このスモールライトで身体を小さくして、
私は今、

ニュートリノ
の中に来ています。

ニュートリノとは、
物質を構成する最小の単位である素粒子の一種である。

素粒子は原子よりも小さく、
それ以上小さいものは存在しないとされている。

私は今、そのニュートリノの中に来ているのです。

もうお気づきかと思いますが、

私はニュートリノの内部にいます。

つまり、
今私はニュートリノよりも小さい。

ということは、
ニュートリノが最小の素粒子ではないということ。

そして

今私は世界最小の微粒子になっている!


ところで、ニュートリノの中に入って気づいたことがある。

スモールライトを作ったはいいが、ビッグライトを作っていない(爆)。。

(爆)じゃねえよ。。
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E-JAPAN計画

2006年02月17日 | クリエイティブな思考への挑戦
「e-Japan計画」というものを知ってるか?情報社会に対応して、情報通信ネットワークの形成や人材育成などを推進する国家的な計画だ。ここで「e」は「electronic」だ。しかしその裏では「E-JAPAN計画」が行われているんだ。この「E」は「English」だ。つまり「日本英語化計画」だ。

東京を歩いてみろ。背と鼻の高い肌の白いやつ、体格のいい黒いやつ、日本人かと思ったら中国語や韓国語を話すやつ、ここが本当に日本かどうかわからなくなる。
身の回りには英語が溢れている。カタカナの外来語じゃないぞ、まったくの英語だ。報道司会者は「インセンティブ」だ「イニシアティブ」だと言うし、「ライブドア」の「CEO」が「M&A」じゃ意味が分からん。そもそも報道司会者なんて誰も言わん、「ニュースキャスター」だ!
音楽なんてもっとひどい。バンド名もタイトルも英語、しまいには歌詞も英語ときた。あいつらはアメリカの犬じゃないかと思うぞ。
教育界は何を血迷ったか、小学校で英語を教えはじめた!日本人の国語力の低下は加速する一方だ。このままじゃ「英語が国語になるかもしれませんね」がジョークではなくなってしまうぞ!
実際多国籍企業や外資系企業では英語を話せなければならなくなってきている。企業が海外に出て行き、日本の企業が外資に食われていく、グローバル化で外国人がどんどん入ってくる、そのうち誰もが英語を話さなければならなくなるだろう。
いずれは英語が公用語となって、英語を話せなければまともな職に就けなくなるようになるんだ。いいか、みんなが英語を話すんだぞ!

そもそも日本はアメリカの植民地なんだ。第二次世界大戦からずっとアメリカの支配は続いている。表向きは独立国だがな、これは新しい形の植民地化計画なんだ!
インドを見てみろ!インドの公用語はヒンドゥー語とされているが、事実上は英語が公用語以上のものになっている。もともとインドはイギリスの植民地だったがな、日本も同じ運命になるんだ!

いいか、美しい日本語が消えてしまうんだぞ!最近の若者を見てみろ、なんだあの話し方は!美しい日本語はどこへ行った!おしとやかな日本女性はどこへ行ったんだ!!


日本を守るために鎖国しなければならない。誰でも考えつくことだ。
しかし、日本はもう鎖国なんかできやしない。

食物自給率を見てみろ。たった40%だぞ!オーストラリアは300%、アメリカは250%、この違いは何だ!狭い国土に人間があまりにも多すぎるのか?いや、土地利用が間違っているんだ。農地ではなく工場を作ったんだ。これもアメリカの影響だぞ。いくら一生懸命自動車を作っても車なんか食えないんだ!おかげで高度経済成長の末、豊かな国にはなったが、日本は食糧を輸入しなければ食っていけなくなったんだ!生きるためには他国に依存しなければならない。もう二度と鎖国なんかできやしない!

思い切ってアメリカと戦争でもしてみるか?日本は憲法のせいで戦争できないがな、いざとなれば憲法なんかくそくらえだ!日本の軍事力はそれでも世界第2位なんだからな。
だがな、日本の主な戦力はみんなアメリカ製だ。イージス艦もF15戦闘機もみんなアメリカ製なんだ!日本の戦力なんて全部筒抜けだ。そしてコンピュータ制御だからな、ジャンクプログラムを発動させられたら日本の戦力はゼロだ。

新しい戦力を作ればいいか?日本は借金まみれだ。そんな大金はどこにもない。
国の一大事なら金持ち連中が金を出してくれるか?だが日本人にはもう愛国心なんかない。企業のトップはみんなアメリカ崇拝だからな。金さえ儲かればいいと思ってるんだ。日本なんてどうなってもいいんだ。あいつらはアメリカの犬なんだ!

第一、日本のトップがアメリカ崇拝なんだからな。アメリカと仲良くやっていきましょうだ。もうあきらめるしかない。日本はアメリカの植民地だ。そして英語を話すしかなくなるんだ。


宇宙人が地球に戦争を仕掛けてきたら、それまで争っていた国々が一つにまとまって、「地球連合」が誕生するなどとSFではよくいう。
しかしもしそれが現実になったら、地球国家の名称は「地球連合」なんて立派なものではなく、「United States of America」だ。日本もフランスもドイツも中国もみんなアメリカの一部になるんだ。
イギリスなんてどうだ。はじめはアメリカを植民地にしてたのに、独立されて、今度は逆に植民地にされる。

世界情勢を見てみろ。情報化社会というが、そのせいでマイクロソフトが大儲けでアメリカを強大化させているだけじゃないか。環境問題だって、アメリカは京都議定書にサインしなかった。世界各国がCO2削減に大金を使っているのにアメリカは知らん顔だ。これもアメリカを助長させている。そしてこれは日本がアメリカの犬だという証拠じゃないか!
グローバル化国際化というのも、それはみんな英語化アメリカ化なんだ。世界中で英語が話されてる。

アメリカの力ばかりが強大化して、どの国もアメリカの言いなりだ。イラク攻撃だって誰も止められなかった。
このままじゃ本当に日本がなくなるぞ。いや、世界がなくなるんだ!

今必要なのは「RE:JAPAN計画」なんだ!日本回帰だ!日本を取り戻せ!
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懸賞でDVDレコーダ

2006年02月16日 | パラソル
高校の地理で、「ブラジルではさとうきびを燃料にして自動車が走る」と習ったときに、私はそのまま受け取ってしまった。ガソリンタンクにさとうきびをそのまま入れると、バクテリアが分解して、そのエネルギーで走るのだ、と。だからさとうきび畑がいたるところにあるブラジルでは燃料切れになって立ち往生になる心配はないんだ、と思っていた。
しかし先日「ガイアの夜明け」を見てたら、実はさとうきびをそのまま使うのではなく、さとうきびから「バイオエタノール」を作ってそれを燃料にしている、とのこと。
私は5年間も勘違いしてました。恥ずかしいです。普通に考えて、さとうきびで車が走るわけないだろう。私はことあるごとに、「ブラジルの車はさとうきびで走るんだぜ」と吹聴して回っていたのでもう本当に、死んでやろうかと、、赤っ恥黄っ恥です。

さて、私は懸賞でDVDレコーダを手に入れようとしたことがある。

HDD付DVDレコーダは5、6万はする。それなら、5、6万円分のはがきで懸賞に応募すれば当たるのではないかと思った。いや、1、2万で手に入るのではないかと思った。ずいぶん安上がりだ!

まずは早速1万円分のはがきで挑戦してみた。4つの懸賞に50枚ずつ送ってみた。
しかしどれも当たらなかった。
気を取りなおして再び1万円分のはがきで挑戦してみた。
しかしまたもや当たらなかった。

思っていたほど簡単にはいかないようだ。しかし、私にはもはや引き返す事はできなかった。ここであきらめて新品を買ってしまっては、6万のものを8万で買うようなものだ。私は挑戦を続けるしかなかった。

今度は1つの懸賞に2万円分のはがきを送ってみた。400枚だ。
しかし、当たらなかった。

私は悩んだ。あと2万挑戦するかどうか。今度こそ当たればトントンで済む、、
しかしもう無理だった。金を捨ててるようにしか思えなかった。これ以上続ければ破滅だ。いや、もう破滅しているんだ!

結局私は現金でDVDレコーダを買った。そのときにはHDD付のでも4万円になっていた。時間の経過とともに価格競争で安くなっていたのだ。しかし私にとっては実質8万円だった。あのとき買っていれば6万円だったのに、、

しかしながら一番大きかったのは、はがき代ではなく、時間のムダである。
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孫悟空

2006年02月15日 | クリエイティブな思考への挑戦
悟空はなにやら怒っていた。
「てめぇ~三蔵~、俺をだましたな!」
「なんの話だ?サル」
「UFOなんてどこにもいねぇじゃねぇか!しかもその隙に俺のまんじゅう食っただろう!」
「ふん!騙される方が悪いんだよ、この馬鹿ザルが!」
「このヤロー!食べ物の恨みは重いんだからな!!」
悟空は如意棒を振りかぶり三蔵に襲い掛かった。
「お座り!!」三蔵は声高に叫んだ。
すると悟空は座り、「あぁ、三蔵、ちょっとカッとなってごめん。どうかしてたよ、まんじゅうくらいでさ。はは、気にしないでよ」と、さっきまでの勢いはどこかへ消えてしまった。
八戒が尋ねた。
「三蔵、どうやったんです?」
「悟空の頭に輪っかがあるだろう。あれは『緊箍児(きんこじ)』といってな、菩薩から譲り受けたものだ。俺が『お座り』と言うと俺の声に反応して電気パルスを出すようになっている。電気パルスは「お座り」の運動領域を刺激して、強制的にお座りをさせる。それと同時にセロトニン神経系を刺激して脳内にセロトニンを分泌させる。セロトニンは神経の興奮を抑制し、精神を落ち着かせる作用がある。それで、、」
「あー、だから悟空はあんなにおとなしくなったんですね」
悟浄が入ってくる。
「なんだかわかんねぇけど、すごいんだな、あの輪っか」
「まぁな。もともと釈迦が長年かけて開発した代物で、音声認識といい、電波による神経制御といい、まさに最先端技術だ」
「なぁ三蔵~ハラ減ったよ~」
「黙れクソザル!とっとと西を目指すぞ!」

三蔵一行はひたすら西を目指していった。
科学的な最先端医療を広めるために、西洋へ。。
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ホコリ

2006年02月13日 | クリエイティブな思考への挑戦
一人暮らしをしていると、部屋がどんどん汚くなっていく。はじめのうちはまめに掃除をしていたのだが、だんだん掃除がめんどくさくなって、ときに部屋はホコリまみれになっている。

しばらく掃除をしていなかったので部屋にはホコリが溜まっていた。床を指でなぞるとホコリの束が出現した。なんだかおもしろくなって部屋中のホコリを集めたくなった。
指で軽くなぞるだけでおもしろいようにホコリが集まる。蛍光灯の傘に積もったホコリは特にすごかった。初雪くらい積もっていて、集まったホコリはそれまで集めていたホコリを超えるくらいの量だった。
最終的に集まったホコリは野球ボールサイズのスチールウールの塊みたいだった。なんだか捨てるのがもったいないので、そばにあったプリングルスのカップの中に入れておいた。

夜中に目が覚めた。カタカタ音がする。プリングルスのカップからだった。おそるおそるふたを開けてみると、なんとホコリの塊が動いていた!何事だと思い、驚きながらも私は考えた、、、
ホコリは繊維である、、繊維は植物などの生物からつくられる、、ホコリは生きている!ホコリはニューロンのようなもので、ホコリ一本では何にもならないが、ホコリが集まれば神経ネットワークのようなものが形作られて、意識のようなものが生まれるのではないか!ホコリの束には生命が生まれるのではないか!!

ホコリの塊は壁をわさわさと登っていき天井と壁の角を移動していた。その様子はなんだか「まっくろクロスケ」のようでかわいらしかった。ホコリなんて汚らしいとはじめは思ったが、そのチャーミングな動きに次第に愛着が湧いてきた。

私はこのホコリの生き物をペットとして飼うことにした。名前は「プリングルス」である。
プリングルスは日に日に大きくなっていった。ホコリを食べて成長するようである。プリングルスは部屋中のホコリを食べてくれる。棚の上やタンスの陰など手の届かないところのホコリまで食べてくれる。おかげで私の部屋は掃除いらずでとてもきれいである。

プリングルスが成長するにつれて、プリングルスのカップには入らなくなり、バケツに入れたりしたのだが、今ではもう放し飼いである。小型犬くらいの大きさである。馬とか象くらいの大きさになったらどうしようかと思うのだが、名前はずっと「プリングルス」である。

身体が大きくなるにつれて知能も高くなっていくようだった。プリングルスは繊維の束だから脳みたいなものである。プリングルスにとって身体が大きくなるというのは脳が大きくなるようなものである。小型犬くらいといっても、脳としてみるならもう私以上である。これが象くらいになったらと思うと末恐ろしい。
しかしプリングルスは私が横になると枕になってくれたり、とても優しい。もっと大きくなったらふとんになってくれるかもしれない。
プリングルスは私のかわいいペットなのである。

>>「風呂場」 >>「冷蔵庫」



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地球外生命体

2006年02月10日 | クリエイティブな思考への挑戦
その日私は地球外生命体だった。

確かに私は地球上にいたのだが、どこか地球上に存在していないような、別次元にいるような、奇妙な感じがした。

街を歩いていたのだが、すれ違う人は私には気付いていないようだった。
恐ろしく近くを通り過ぎて行った。肩と肩がぶつかるかと思ったが、まるで透り抜けたようだった。
私はそばにいた女性に声をかけたが、私の声が聞こえていないようだった。少し下品なことを言ってみると女性は嫌そうな顔をしたが、声が聞こえたようではなく何か嫌な感じがしたという風だった。

私は叫んだ。
「ここはどこですか!私は誰ですか!」
何も聞こえていないかのように人波は過ぎてゆく、、
私はスクランブル交差点の真ん中で立ち尽くした。
車は私なんかいないかのように走り過ぎて行った。

私は地球上に存在していないのではないか、どこか別の次元にいるのではないか、地球の外にいるのではないか、そう思った。

その日私は地球外生命体だった。。
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