安くて美味しいワインはどれ? 安旨ワインつれづれ(安旨ワインと日々の出来事)

安くて美味しいワインを探し求めて東奔西走!ワインだけでなく、様々なお酒や出来事もアップしていきます。

美味しいピノ・ノアールはどこに・・・

2015-01-21 12:59:13 | ワイン
FAUCHONの「ブルゴーニュ風ビーフシチューソース」と和牛のすね肉を使ってビーフシチューを作ることにしました。

合わせるワインは、もちろんブルゴーニュの赤と行きたかったのですが、値段が少々高いし種類がなかったので、チリのピノ・ノアールにしました。
エミリアーナ・ヴィンヤードのエコバランス・ピノ・ノアール・ビオ・ビオバレー2013です。名前で察しがつくように有機栽培それもバイオダイナミック法で作られたワインです。



ビーフシチューは美味しく出来ました。グラスに注いだワインは、ピノ特有の明るく透明感のあるルビー色。とてもきれいです。
香りは、予想していた果実味のある香りは一切なく、胡椒のような火薬のようなちょっとスパイシーで煙い感じ。味はしっかり辛口。う~ん、良いのか悪いのか・・・、ビーフシチューに合わせるには何とも味気ない気がしました。
前にも書いたのだけれどピノ・ノアールとはどうも相性が悪いのか美味しいのになかなか当たりません。ブルゴーニュ産の物を飲んだとしても、美味しいのかどうか複雑な感触のものが多かった。今まで飲んだ中で文句なしに美味しいと思ったのは、カリフォルニアのカレラでした。風味は考えさせられるような変な複雑味もなくストレートで、柔らかくとても好感触だったことを覚えています(もちろん安くないけど)。
さて、ブルゴーニュ産と言えば、カーブに大枚はたいたロマネ・コンティ社のラターシュ1994が一本寝ています。これも口に合わなかったらどうしよう・・・


※バイオダイナミックについては、昨年10月8日の「美しい月夜でした」でも説明しています。覗いてみてくださいね。


セント・ハレット・タティアラ・ロゼ NV

2015-01-18 12:53:08 | ワイン
ロゼワインはグラスに注いだその風景が一番。味はその次といった感じ。そして真夏の午後がいい。珊瑚礁の青い海を望むリゾートで、緑がまぶしい高原の避暑地で、いや都会の休日の自宅でも真夏の昼下がりによく冷えたロゼが似合う。
でも、今日は真冬の鶏鍋、〆はラーメンのコースにご登場願った。



買い求めた店によると、販売メーカーで品物滞留のための放出で、498円でご奉仕だそうだ。セント・ハレットはオーストラリアのワイナリーで、このタティアラの赤、白、ロゼのシリーズはメルシャンと共同で日本向けに作った銘柄とのこと。ロゼはシラー、カベルネ・ソーヴィニヨン、グルナッシュからできている。
香りはベリー系というより、何か芳ばしい香り、煎ったナッツ?いや違うなぁ、そう芳ばしいかどうかは異論があるかもしれないが、あの黄色いタクアンのような感じがする。
味はしっかりとした辛口で酸味もおだやか。〆のラーメンまでいかず完飲。真冬のロゼも美味しかった。
そう言えば、このタティアラ・ロゼの生産地オーストラリアは、今は夏真っ盛り。グレートバリアリーフの青い海を眺めながら、よく冷えたロゼを楽しんでいるオージーもきっといるだろうね。




1500円以下の極旨白ワイングランプリのアルパカは不思議な口当たり

2015-01-16 18:24:55 | ワイン
赤が美味しかったチリ セントヘレナのアルパカ。雑誌「一個人」で1500円以下の極旨ワイングランプリで3位でしたが白は堂々1位。今回その白「アルパカ/シャルドネ・セミヨン2013」を買いました。価格は550円。鍋に合わせようかと思います。



うっかり冷やすのを忘れていて、鍋を始める少し前から、保冷剤でできたワインクーラー(簡単に言えばアイスノンみたいなもの)を巻きました。あまり冷えていない一口め、飲むと桃や花のような感じが香るのですが、口の奥で余韻がピタッと止まる。エグミのようなものが口の奥で壁を作って余韻を止めてしまっているよう。
あな奇っ怪な!これは冷えていないためか? ということで、ワインクーラーを取り換え食事をしながら冷えるのを待ちました。
さぁ、冷えた一杯を口にすると、表情がガラリと変わり、柑橘系の香りと共にさらりと喉の奥に流れていきます。
ここまで温度によってかわるのは珍しい。このあとは、幸せのうちにワインと鍋は終了しました。

前回のシャトーラフォーレは、冷えすぎてX。今回は冷えてなくてXとなり、ワインのデリケートな面、おもしろさを今さらながらに見たような気がしました。



そう言えば、ひさしぶりのボルドー  CH.LAFOET2012

2015-01-15 13:08:15 | ワイン
ひさしぶりのボルドーの赤です。シャトー・ラフォーレ2012。価格は890円とボルドーでは安めですが2013年にいくつも賞をとっているようです。
香りは鉄臭いような、生臭いような感じで(こう書くと変な匂いのように聞こえますが、香りのニュアンスで決して悪い香りではありません)メルロー主体を想わせます。
当たり!調べたらメルロー40%、カベルネソーヴィニヨン30%、カベルネフラン30%でした。
飲んだ感じはちょっと水っぽい、薄い印象。温度が低すぎるためかもしれません。予想通り食事が進むにつれ、存在感が出てきました。デカンータジュしておけば良かったかもしれませんね。



デカンタージュと言えば、その昔ワインにはまり出したころ、空気に触れる面が広い方がいいとばかりに、ワインを溜める部分が直径30cmもありそうな幅広のデカンタを買いました。ほとんど使う事なく食器棚に入れたままなんですが、これが幅をとってじゃま。たまに使った時も、テーブルの上で場所をとってじゃま。と高価だったにもかかわらず無用の長物となってしまっています。
簡単にデカンタージュしたいなと思った時は、雑貨屋で買ったカラフェを使ってしまう始末。
もったいないからたまには使ってみるか。

カンティナ・ラヴォラータ・ネロ・ダーヴォラ2013

2015-01-12 14:14:28 | ワイン
以前カンティナ・ラヴォラータの白を飲みましたが、そこの赤ワインです。イタリアの南部にあるワイナリーカンティナ・ラヴォラータがシチリア産の黒ぶどうネロ・ダーヴォラから作ったものです。価格もOKストアで白同様470円。裏面のラベルにトマトのポトフに合うと書いてあります。ちょうどそのトマトのポトフを夕飯にする予定だったので迷わず購入となりました。
香りはベリー系から時間が経つとほんの少しラム酒のような香 りもしてきました。ミディアムボディーで酸もしっかりしています。
書いてある通りトマトのポトフにぴったりでした。
一人で飲んでいたので飲みきらず、翌日も飲みましたが、ラム酒のような香りは初日より顕著になった気がします。
何かすごく感動するような感じはありませんが、何にでもあわせ易そうな赤でした。



ワイン犬リクとカンティナ・ラヴォラータ