安くて美味しいワインはどれ? 安旨ワインつれづれ(安旨ワインと日々の出来事)

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アルト・ロス・ロメロス・ピノ・ノアール2016 迷ったあげく恐いもの見たさで(アラビアガムと酒石酸が入ってる!)・・・料理はスペアリブのママレード煮

2016-12-06 17:26:05 | ワイン
どうしようか悩んだんですよね、お店で。600円程度のピノ・ノアールにはなかなか良いのがないんだよなぁ。でもこのくらいの価格帯のピノ自体がめずらしいから試してはみたい。しかしこのアルト・ロス・ロメロスは他にも躊躇させる要件があったんです。

添加物。それも3つ。亜硫酸塩、アラビアガム、L酒石酸。



亜硫酸塩は、大昔からワインを長期保存するのに欠かせないものとして使われてきています。酸化によるワインの劣化や微生物の活動を抑制しワインの劣化をを防ぐためです。
添加については賛否ありますが、適正に使用されていれば、封を開ける頃には、ほとんど役目を終えて残留していないとも聞きました。よく安いワインで無添加をうたっているものがありますが、これは加熱をして殺菌しているそうで、ちょうど日本酒の“火入れ”のような処理を施しているとのこと。あまり美味しそうじぁないですよね。

さて亜硫酸塩は、ほとんどのワインで必要な物として使用されているのでよしとして残りのふたつがやはり気になります。

アラビアガムは最近ちょくちよく見かける名前です(アカシアと表記されていることもあります)。食品添加物として安定剤とか乳化剤として使われ、飲料については沈殿や分離を防いで混ざり具合を安定させる役割を担っています。
赤ワインに使われていることが多いようですが、これ入れないと赤ワインの色が薄くなってしまうなんてことなのでしょうか?
また、味の補正にも使われているとも。イマイチのワインもそれなりに作り上げられるというのです。
自然の恵をいただくと飲み物としては考えさせられます。
(この件については「WINE CLUB30」のHPのワインの豆知識に詳しく書かれていますのでご覧ください。とても参考になります)。

そして、不思議なのがL酒石酸です。もともとワインには酒石酸が含まれてますよね。あえてまた加えるとは?
酒石酸は食品添加物としては主に酸味料として使われるそうです。と言うことはワインの酸味の度合いをこれで調整してるってわけだ。
アラビアガム、酒石酸を使っていいワインらしく仕上げているんですねぇ。大量生産のためには必要なんでしょうか。
ワインは清涼飲料水ではありません。先ほど書いたように、自然の恵をいただくお酒です。あまり風味に手を加えたものは飲みたくないですね。

さて、と言って買ってしまってるので飲んでみることに。もちろん別に変な味はありません。ボジョレー・ヌーボーの薄いやつという感じです。軽くて飲みやすいけどつかみどころがない。時間が経つとタンニンも少し目立ってきて、薄っぺらさもだいぶなくなりました。

今回はスペアリブをオレンジママレード煮にしました。スペアリブをフライパンで炒め焼き色をつけたら焼酎を入れて少し煮詰めます、圧力なべに玉ねぎ・生姜・ニンニクのすりおろしとママレードジャム1瓶、醤油そしてフライパンのスペアリブを焼酎ごと投入。15分ほど圧力をかけて煮て、自然減圧して出来上がり!!
フルーツを使うので、ピノがいいかなと思ったわけなのですが、このアルト・ロス・ロメロスちょっと軽すぎてもの足りませんでした。

豚肉とフルーツの甘さはよく合いますよね。そう言えば昔、ポークソテーハワイアンなるものが、街の洋食屋さんのメニューにあったけど、今もあるのかなぁ。
ポークソテーに、輪切りのパイナップル(缶詰の甘いやつ)が乗っているパイナップルがハワイ的な雰囲気をかもしだす?一皿。
調べたらありました、有りました。お店のメニューにも、自宅で作ってる人も。
あっ、なんだか食べたくなってきました・・・


※とし@黒猫さんのブログから写真お借りしました





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