SAMURAI BLUEなんとか勝利

　ＵＡＥで開かれているサッカーのアジア大会グループステージの初戦で最新ＦＩＦＡランキング１２７位のトルクメニスタンと戦ったＳＵＭＵＲＡＩ　ＢＬＵＥは３－２というまさかのスコアで辛勝しました。

　アジアで戦うことの難しさが戦前の予想通り示されました。

　前回優勝のオーストラリアがヨルダンに０－１で敗れたり、韓国がフィリピンに１－０で勝利するなど、強豪国ゆえに負けられないという意識がビックリするような結果を生んでいます。

　日本もそんな連鎖の中で初戦を迎えました。

　トルクメニスタンという聞きなれないカスピ海の東にある砂漠の国から来たチームは、ＢＫ５人でゴールを守るシステムでカウンター攻撃を狙ってきました。

　ＴＶ中継を見ていると日本イレブンは、どっからでも攻撃が仕掛けられる状態…。

　前半戦は、相手をナメテかかってたのか分りませんが、単調な横パスばかりを繰り返し、なかなか中央の守備を手薄にすることができずに無理やり縦パスでしかけた所でボールを奪われるという展開が相次いで、相手が狙うカウンター攻撃を何度も受けました。

　そして、前半２７分堂安のパスミスをミンガゾフが拾ってカウンターを開始し、アマノフがミドルシュート！

　ボールはＧＫ権田の手をかすめてゴール…。

　権田も油断してたのか、まさかペナルティエリアから随分離れた所からシュートしてくるなんて思ってなかったのでは？？

　ボールの正面に入っていたのにもかかわらず弾き出せなかったのは、油断していて慌ててしまったからではないでしょうか。

　シュートしたアマノフも「一か八かシュートしたれ」と放ったのがゴールしてしまい大喜びしたんじゃ～ないかなぁ～。

　前半は、このまま０－１で終了。

　後半に入って、やっと目が覚めた日本代表たちは、縦横無尽に素早いパスを出し始め後半１１分に大迫がゴール。

　さらに、後半１５分にベテラン長友がゴール左で相手ＢＫとうまく入れ替わって大迫にパスを送り大迫が無人のゴールに何なく蹴り込んで２点目。

　後半２６分には、柴崎～大迫～南野と繋ぎ、最後は堂安がゴールを決めて３点目…。

　ゴールラッシュが始まるかと思いきや、この後は安心したのか、若しくは暑くて動けなくなってしまったのか、パスを繋いでいるばかり…。

　後半３３分には、ピッチ中央付近でボールを奪われ、カウンター攻撃され、慌てた権田が相手選手を転倒させてイエローカードまで貰いＰＫに…。

　これを決められ３－２になってしまいました。

　ＧＫ権田の２つミスで２点を奪われてしまいましたが、なんとか勝ちきることができました。

　ランキングに大きな差があるチームに絶対勝たないといけないというプレッシャーと相手を下に見てしまった大きなミスが重なった試合でした。

　権田は試合後のインタビューに「自分のミスが重なった」と答えていたそうですが、どんな相手にもスキを見せないように頑張って欲しいです。

　彼には、凄くいい勉強になったゲームでしょう。

　こんな日本代表を見ると宿敵サウジアラビアは北朝鮮に４－０で大勝しています。

　目の前に立ちはだかる韓国やオーストラリア、中東の国々に負ける訳にはいかないのだ！