金委員長の訪中…

　金正恩氏の最初の外国訪問先は中国でした。

　中国は、金さんを大歓迎したようで、習主席も満面の笑顔で金さんをお迎えしたようです。

　北朝鮮の特別列車が北京に到着し、相当な大物が中国を訪れたと見られていましたが、金委員長だったとは…。

　米国との会談を控え、金さんはやはり中国の後ろ盾がないと米朝会談を乗り切れないと思ったのでしょう。

　金委員長は２６日の習近平中国国家主席との夕食会で「初の外国訪問が中国の首都となったのは当然であり、これは朝中親善を代を継いで命のように大切にしなければならない私の崇高な義務でもある」と強調したようで、６カ国協議の再開の希望も伝えました。

　核・ミサイル開発を続け、中国のメンツを潰してきましたが、やっぱり最終的に頼るのは朝鮮戦争でともに戦った中国のようです。

　中国の後ろ盾を得て、金さんはトランプさんとどんな交渉をするのでしょう。

　安倍さんは、昨日の国会でも制裁を続けると発言しましたが、金さんは日本との交渉もしたいようで、拉致被害者問題を持ち出して、日本の制裁解除と多額の援助金を手に入れようとしているんでしょうね。

　本当に、拉致被害者が日本に帰ってきて、核やミサイル開発をヤメテくれれば、それでもいいんですが…。

　これまでの北朝鮮と日本の交渉の歴史を振り返るとどこまで信用していいのかも分りません。

　安倍さんも森・加計問題で足元がぐらついて、己の身も明日どうなるかは分らない状態です。

　そんなんで巧く交渉できるのでしょうか。

　金さんの甘言に乗せられて、カネだけ騙し取られることはないようにして欲しいですね。

　アメリカに追随して「制裁、制裁」とばかり叫んでいた安倍さんには、実りある交渉をお願いしたいです。

　鉄鋼やアルミ製品に多額の関税をかけて、我が国にＦＴＡを迫ってくるトランプさんも信用できません。

　いくら仲がよくても、言うこと聞かないとすぐ手のひらを返してくるトランプ・アメリカが最も信用できない国なのかもね。

　安倍さんはこれまで世界中の国々を訪れて、その度に中国や北朝鮮ではなく日本に協力してくれるように援助金をばら撒いてきましたが、それも中々うまく行ってないようで、多くの国は中国からも多額の援助を受けて、どっちにもいい顔をしようとしています。

　そんな各国首脳にも裏切られ、身内の昭恵夫人の行動に頭を抱える坊っちゃん首相の行く末は日本が誇る平和憲法を改正して、日本国民を巻き添えに国を滅ぼす道へと突き進んでいく道なんでしょうか？