まったり風景

アルビレックス新潟のゲーム画像と、散歩写真+戯言のブログです。

天皇杯予選 サガン鳥栖戦

2007年11月04日 | アルビレックス新潟

サポーターからのブーイングに深々とお辞儀をする選手達。




天皇杯予選
アルビレックス新潟VSサガン鳥栖

東北電力ビッグスワンスタジアム

結果 2:3


試合が終わって、場内を挨拶に回るアルビの選手達は、スタジアム内へ戻るまでブーイングの嵐に見まわれました。
トーナメントのゲームですから、必ず勝敗は付きます。
今日の試合は、勝敗自体もさることながら、余りにもお粗末なゲーム内容に呆れ返りました。

過去のの天皇杯予選は、先制点に手こずる事が多いのですが、今日は試合開始早々ペナルティエリア左サイドでフリーでボールを受けた坂本隊長が見事なシュートを叩き込んで、幸先の良い先制点をゲットしました。
相手のボールを執拗に追いかけて、ミスを誘発してゲットした見事なゴールだったと思います。
結果論から言うと、余りにも早く先制点が入りすぎて、その後はゲームをあまりにも落ち着かせ過ぎた感じがします。
鳥栖は、アルビのボールホルダーに対して早いプレッシャーを複数でかけて攻撃のリズムを自分たちのものにして行ったように思います。
奪ったボールは、早めにデフェンスライン裏のスペースへ出して、味方を走らせるシンプルなサッカーをしていました。
そんな攻撃から得たセットプレーで、ニアのクリアボールがファーにこぼれて、待っていた鳥栖のFWに見事なボレーを決められました。
さらに、左サイドを突破され、シュートを打たれてあっけなく逆転。
これで、アルビの選手達が目を覚ませば良いのですが、どうも攻撃がちぐはぐで、ボールホルダーと受け手の連動した動きが全然感じられません。

後半に入って、少しはリズムが良くなるかと思ったら、さらに追加点を入れられました。
奪われたボールを、北野が前目に出ていたところ見透かされて、ハーフウェーを過ぎた辺りから見事なロングシュートを叩き込まれました。
あのボレーと言い、すばらしいスキルを持ったFWでした。
ここで鈴木監督は河原、さらに寺川を入れてゲームの流れを変える勝負に出ます。
結果的に、ここからアルビの攻撃が活性化し始めて、ボールが面白いように回り始めました。
左サイドで得たセットプレーから、ファーに飛び込んだ河原が見事なヘディングで2点目を入れて反撃が開始されました。
鳥栖が防戦一方になり、同点ゴールもと思われましたが、自分たちの時間にゴールをたたき込めずゲームが切れると、結果的に鳥栖が息を吹き返しました。
最後は、深井を入れて責め立てますが、ついにゴールを割ることができず、2:3の完敗(敢えて言います)でした。

ボールは持てても(いや、持たしてもらった感じかな)、ボールホルダーと受け手が流れる様に連動するリーグ戦前半の様なサッカーがすっかり影を潜めたようです。
失うものの無い鳥栖のサッカーに対して、受け手立つ横綱サッカーなどしていては駄目です。
相手より、さらに泥臭いサッカーをするのが新潟のスタイルなのです。
昨年も、リーグ戦は連敗で終わりましたが、何だか今シーズンも残りを勝てないで終了する嫌なパターンにはまった様に感じます。






坂本隊長の先制ゴール!!
ボールを追い回してゲットした、アルビらしいゴールでした。






後半投入された、河原のヘディングゴール。
ボールの無いところで、良い動きをしていました。
来シーズンは、飛躍の年になりそうです。






このシーンが今日の試合を象徴していました。
鳥栖は、ボールホルダーに対してしっかりと複数でプレッシャーをかけていました。






9,504名の入場者は、私が天皇杯を観戦した中で最高記録です。
前半はアウェーゴール裏、後半はホームゴール裏で観戦するパターンが、すっかり巷に広がってしまいました。
前半、ホームゴール裏が満杯だったので、今年は諦めかけたのですが2階席をオープンしてくれたので、今年も移動観戦をする事が出来ました。
アウェー側ゴール裏から半数以上のサポが移動します。


下の画像は、ゴール裏へ挨拶が終わった後、坂本隊長が再び戻って深々とお辞儀していた様子です。
多分ゴール裏の一部から、引き上げようとした選手達へ追い打ちで何か罵声を浴びせたのでは無いかと想像されます。
それに対して、律儀に挨拶をする坂本隊長の懐の深さに感激しました。
選手だって人間です、追い打ちをかけるほどに罵声を浴びせかけるのもどうかなと思います。
一緒に戦っている仲間なのですから、けじめとしてのブーイングは有りとしても、引き戻してお詫びをさせるような態度は好きになれません。




戻ってきた坂本隊長。


深々と、再びお辞儀をする坂本隊長。



お辞儀をして、内田に抱えられてゴール裏を引き上げる坂本隊長。





鳥栖のサポへ。
迷いのない、素晴らしいサッカーでした。
3点目のゴールはオートフォーカスが効かなくて撮影出来ませんでしたが、1点目と、2点目のゴールシーンです。



セットプレーでファーにこぼれたボールをボレーシュート。
しかし、良くここへ詰めていた。




2点目は、スペースへの突破から、目の覚める様なシュート。

3点目のシュートは、ワールドクラスかな?