まったり風景

アルビレックス新潟のゲーム画像と、散歩写真+戯言のブログです。

行ってらっしゃい

2005年08月18日 | アルビレックス新潟
えっ、嘘だろー。
子供から、テレビで山口キャプテンが横浜Cへ移籍すると報道されていたと聞いて、耳を疑った。

2002年のシーズンオフ、山口選手はアルビレックス新潟へ移籍してきた。
天皇杯優勝、フランスワールドカップの日本代表でありキャプテンを勤めた。
サッカー選手としての頂点を極めたと行って良い山口選手が、当時「J2」の新潟にやってきたのだ。
2003年は、反町監督の3年目。
サポーターも「長居を忘れるな」を合い言葉に、J1昇格への決意を新たにした。
そこへ、山口選手が移籍して来たのだから、本当に驚いた。

2003年シーズン、山口選手はキャプテンとしてリーダーシップを発揮し、数々の修羅場をくぐり抜けてきた経験でチームに貢献、そしてJ1昇格へ導いてくれた。
ホーム最終戦で昇格を決めた時、スタジアムへ響いた「新潟サイコー」の山口選手の声は、今も身震いがする感動を覚えるのだ。

昨日放映された、山口選手へのインタービューを聞いた。
「長い間考えた」「サッカー選手である以上、試合に出たい」「この歳でも、声をかけてくれるチームがあれば、そこでサッカーをしたい」
このキーワードで、山口選手が移籍を決断した気持ちの一端が分かったような気がする。

この移籍劇は、山口選手が移籍を考えるほど、新潟の中盤は競争が激しくなったとも言える。
それは、それで喜んで良い事なのだろうと思う。
山口選手のためにも、アルビレックスはJ1で生き残らなければならない。

山口選手はレンタル移籍なのだから「行ってきます」と言いたいと述べていた。
サポーターとしては心残りではあるが、気持ちよく「キャプテン、行ってらっしゃい」と送り出したい。


<2003年10月23日、J1昇格決定対大宮戦 「新潟サイコー」のインタビュー>



<2005年3月26日 ナビスコカップ予選対神戸線 三浦選手との2ショット--今度は同僚だ>