勝負は一瞬、鍛錬は千日

秋晴れの名古屋、東山公園へラン。

体が重いので走れるか心配だったが、
公園までの3kmは快適なランだった。

動物園の東側から一万歩コースがスタートする。
さすがに山岳コースは走ると息がきれるので
歩いて登った。

老若男女・・それぞれが散歩を楽しんでいる。
トレイルランをするアスリートもけっこういる。

しばらくすると、女子中学生の三人組と遭遇した。
運動部なのか、おそろいのTシャツを着ている。

その背中には、

勝負は一瞬、鍛錬は千日

と、書いてあった。

おぉ〜！・・・いい言葉だ。
思わず感動してしまった。

普通に文字だけ見れば、
勝負に勝つためには日々の練習が大切だ。
という意味なのだろうが・・・

体力が劣っている友を励ましながら
三人で頑張っている中学生を見ていると、
勝負の結果如何にかかわらず、
今この瞬間こそが大切なのだ！
と思えてきた。

人生に目的というものがあるとすれば、
それは結果ではなく、日々の努力。
一日一日をどれだけ輝きを持って
感謝をして生きるかということに尽きるのだろう。

安岡正篤は言った。
人生の結果(ゴール)はみんな一緒だ。
つまり死んで土に還るということだ。

今、この瞬間こそが、かけがいのないものなのだ。

中学生の三人組を見ていて、
改めてそのことを教えられた気がする。