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「名古屋城天守閣の整備」市民向け報告会

2016年05月10日 23時37分07秒 | 読書・歴史
本日18時30分より名東文化小劇場にて
名古屋城天守閣の整備について説明会があった。

名古屋城の天守閣はS34年にRC造で作られたそうだが
耐震性が低く(0.14?)耐震改修するか建て直すかの選択に迫られている。

河村市長は木造で復元を主張し、他の議員は耐震改修を主張し対立している。

名古屋城天守閣は徳川家康の命により1612年に竣工したが
1945年の戦災で焼失してしまった。
しかし幸いにもその15年前に国宝第1号に指定されたため(第2号が姫路城)
詳細な資料が保存されていて復元が可能だそうだ。

名古屋市の説明によると、
費用は約500億円かかるが、すべて市債でまかない40年で償還する。
その原資は入場料でまかなう。
>現状年間160万人を倍の入場数、さらに料金も倍の1,000円を想定

一方、耐震改修だと建物で約30億円、石垣で30~40億円
合わせても70億円くらいで収まるようだ。

ただ、耐震改修しても、あと40年くらいしかもたないそうだ。
要は、いま建て替えるのか、40年後に建て替えるのかという選択だ。

途中、提案で採用された竹中工務店のプレゼンがあった。
とても素晴らしい内容だったが、個人的に疑問に感じた点がいくつかあった。

精密に復元といいながら、障がい者に配慮しエレベーターをつけるということ。
わからないでもないが、それが復元といえるのか・・・
国宝の犬山城や姫路城にはエレベーターは無かったと思う。

さらに工期が4年以下、2020年7月竣工(東京オリンピックにあわせて?)
で、本当にできるのか・・・
(150億円の本丸御殿でも工期は10年かかっている、
さらに言えば、姫路城平成の大修理は、
屋根の葺き替えと壁の塗り替えだけで5年半かかっている。)

お金をかけるのであれば、ちゃんとしたものをつくってほしい。
東京オリンピックに合わせる必要もない。

個人的には、木造での復元には賛成だが収支計画に疑問が残る。
目標値だけでなく厳しめの収支シミュレーションも必要だろう。
また竣工時期にも余裕が必要ではないか・・・

この決定は、現在行っている名古屋市民2万人のアンケートを参考にし
6月の名古屋市議会で決議されるそうだ。

なお、本日の説明会の模様は明日の17時以降
名古屋市のホームページで公開されるそうだ。

今後の動向を見守りたい。







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