どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

茶の本

2015年11月04日 22時45分33秒 | 読書・歴史
茶室のことを(スキヤ)というらしい。
語源は、「好き家」・・好きなことをする趣味の部屋・隠れ家を意味する。
後に「空き家」・・最低限必要なもの以外はない・余計な物がないシンプルな部屋。
さらに「数奇屋」・・非対称の家・不完全を意味する。
わざと不完全な状態にし、想像力の働きでこれを完全なものにする。

岡倉天心の「茶の本」を読んだ。
上記のスキヤのくだりだけでも奥が深い。

先日、矢野先生に教えていただいた。
日本人として読んでおかなければならない本が三冊ある。

内村鑑三(1861-1930) 「代表的日本人」

新渡戸稲造(1862-1933)「武士道」

岡倉天心「1863-1913」「茶の本」

この三冊はそれぞれ英文で発刊されたそうだ。
日本に興味のある外国人は、まずこれらの本を読んでいる。
その事をまず日本人は知らなくてはいけない。

私は茶の本以外は読んだ事があるので、
さっそく、茶の本を借りてきたという次第だ。

約100年、私より人生の先輩の岡倉氏。
日本がまだ未開の地と思われていた時代に
見事な比較文化論で日本を紹介している。

茶と禅の関わりなども紹介され、
興味深いテーマだったので一気に読んだ。

文明とは何か!
我々のルーツを精神的な面からときほぐす、感嘆する著だ。


茶の本 (岩波文庫)
クリエーター情報なし
岩波書店
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする