松浦からFUKUOKAへ

流れに抗してを経て そして今

☆松瀬 徹のオフィシャルブログ☆

第84回アカデミー賞 2012 作品賞は「アーティスト」

2012年02月28日 05時08分48秒 | 映画
作品賞
『アーティスト』


監督賞
ミシェル・アザナヴィシウス 『アーティスト』

主演女優賞
ミシェル・ウィリアムズ 『マリリン 7日間の恋』

主演男優賞
ジャン・デュジャルダン 『アーティスト』

助演女優賞
シェイリーン・ウッドリー 『ファミリー・ツリー』

助演男優賞
クリストファー・プラマー 『人生はビギナーズ』

脚本賞
アレキサンダー・ペイン 『ファミリー・ツリー』

と発表された。



作品賞の「アーティスト」の解説は、
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD20645/story.html
より転載

1927年、ハリウッド。映画界屈指の大スター、ジョージ・バレンティンは、

新人女優ペピーを見初め、人気女優へと導いていく。

強く惹かれ合う二人。

しかし、折しも映画産業はサイレントからトーキーへの移行期。

サイレントに固執するジョージが没落していく一方で、

ペピーはスターの座を駆け上がって行くこととなり……。

最新の映像技術が追い求められる現代において、監督ミシェル・アザナヴィシウスは、

スクリーンに<映画の歓び>、すなわち<人生の歓び>を極めてシンプルに映し出した。

本作では、CGや合成技術はおろか、色やセリフまでもが姿を消してしまっている。

しかし、俳優の眉の動きが伝えるニヒルさ、視線で語る恋心、

そして背中で魅せる哀愁など、私たちが頭ではなく心で感じ取ることのできる

感情のエッセンスが溢れており、それが故に、本作は甘美でこの上なく美しい。

古き良きハリウッドの黄金時代を舞台に、白黒&サイレントという手法で描き上げる、

極上のラブストーリー。(作品資料より)

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アーティスト - goo 映画
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宣言(原子力発電に依存しない社会の実現)

2012年02月27日 07時50分07秒 | 反原発
花園会・無相教会法「おかげさま」No88より抜粋
          
------------

         宣言
   (原子力発電に依存しない社会の実現)




今年3月11日に発生した東日本大震災に伴う福島原子力発電所事故は、

世界中の人々の人生観に大きな衝撃を与えました。

半年を過ぎた今日においても、未だ終わりが見えない状況で多くの

人々の生命(いのち)や人権が脅かされ、苦悩の日々を余儀なくされています。


 たとえ平和利用とはいえ、原子力による発電が人類の制御できない

危険な領域であると露呈した今、私たちは将来ある子供たちのために

一刻も早く原発依存から脱却し、これに代わる安全なエネルギーへの

転換に向け社会に働きかけなければなりません。

 この度の様々な出来事は、すべての人々に心の豊かさ、安心できる

平和な生活とは何かを改めて問い直すよう促しています。


 私たち仏教徒は、利便性や経済性のみを追求せず、仏教で説く「知

足(足るを知る)」を実践し、接続可能な共生社会を作るために努力する

ことをここに決意し、宣言します。


                   2011(平成23年)9月29日
                   臨済宗妙心寺派教団
                   臨済宗妙心寺派宗議会

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ドラマ「家で死ぬということ」に涙あふる。

2012年02月26日 11時23分20秒 | Family
昨日、放映された

土曜ドラマスペシャル「家で死ぬということ」
公式サイト http://www.nhk.or.jp/nagoya/ie/index.html

番組を紹介すると
(サイトから転載)
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「先祖代々守り続けてきた家で死にたい」

義母の思いをかなえることは出来るのか?

都会で育った男が、余命三ヶ月と宣告された義母と、

雪の岐阜県白川村で過ごす“ひと冬”の物語。

忘れかけていた日本人の心に触れるドラマです。

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スタッフ関係は


出演
高橋克典 渡辺美佐子 西田尚美
山口紗弥加
庄野崎謙
野村麻純
佐藤正宏
国広富之


作------大島里美
音楽----栗山和樹
演出----佐藤 譲
制作統括-------土屋勝裕


私の場合、両親とも「看取る」ことが出来なかった。

母の場合は、孤独にもひとりで、逝ってしまった。

対面したのは、病院であった。

 昨年、亡くなった父は、妹が看取った

私が出来たのは、事前に妹に

病院から斎場へ向かう途中に、車で、

実家の前を通過してくれだけだった。


「先祖代々守り続けてきた家で死にたい」

この言葉、よく理解できる。

 人であるならば、しごく当然での言葉である。


(亡き母)





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「鷹島神崎遺跡」―松浦

2012年02月20日 07時30分39秒 | 松浦
松浦を愛するものとして

嬉しいニュースが飛び込んできた。

2月18日の新聞の報道である。

「鷹島神崎遺跡」の国史跡指定へである。



(クリック画像拡大)「松浦からFUKUOKAへ」作成


ここから各紙
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長崎新聞ホームページより
2月18日の長崎新聞

元寇船沈没の「鷹島神崎遺跡」 海底で初の国史跡へ
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20120218/02.shtml


約730年前の元寇(げんこう)で沈んだ軍船や遺物が見つかった
松浦市鷹島町神崎免沖の海底について、国の文化審議会(西原鈴子会長)は
17日、「鷹島神崎遺跡」として国史跡に指定するよう、
平野博文文部科学相に答申した。
海底遺跡の国史跡指定は初めて。

 指定を受けるのは、鷹島東部にある神崎港の沖合約200メートル、
幅約1・5キロの海域(約38万4千平方メートル)。
鷹島沖では1980年から大学や旧鷹島町が調査している。
94年には木製の大いかりが構造を保ったまま出土。
元寇の戦いを描いた「蒙古襲来絵詞(えことば)」に出てくる
さく裂弾「てつはう」が2001年に引き揚げられるなど、
約4千点の遺物が確認されている。
昨年10月には、琉球大の研究チームが軍船の船底を発見した。

 松浦市教委は昨年7月、遺跡の調査成果をまとめた意見具申書を
文部科学省に提出。
同省は1月、文化審議会に諮問した。
同審議会文化財分科会の佐々木丞平会長は取材に
「長年の調査の積み重ねで、元寇の状況を示す遺物がかなり出土し、
遺跡の範囲が明確になった。
指定にこぎ着けたのは日本の海底遺跡研究の成果だ」と語った。

 同省は3月末までに官報で告示し指定する。

------------------
鷹島神崎遺跡:史跡に指定へ 松浦市長「水中考古学のメッカに」 /長崎
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120218-00000286-mailo-l42

毎日新聞

海底に眠る水中遺跡としては国内で初めて、
松浦市鷹島沖の「鷹島神崎遺跡」が「史跡」に指定される。
答申が出た17日、地元では喜びの声が広がった。
【野呂賢治、阿部義正】

 「現地に研究所なども置き、日本における水中考古学のメッカにしたい」
。松浦市の友広郁洋市長は答申を受けて市役所で会見し、
市の活性化に向けた可能性に胸を膨らませる。

鷹島の観光施設「モンゴル村」の佐々木法一社長も
「ちょうど春めいた頃の吉報で、うれしい限り。

歴史ある鷹島の良さを、遺跡と共に発信していきたい」と意気込んだ。
 弘安の役(1281年)で九州北部に押し寄せた元軍の船団が、
暴風で沈んだとされる海域。

最深部は水深25メートルあり、引き揚げ展示には相当の時間がかかる見込みだが、
市は歴史ファンら観光客の増加に対応するため、
遺跡範囲が一望できる展望台の整備など、早急な対応も検討するという。
 また、県教委の渡辺敏則教育長は
「遺跡の歴史的・文化的な価値が全国的に認められた。
今後は、発見された元寇船とも合わせ、国や松浦市などと十分協議しながら、
遺跡の保存・活用策を検討したい」とコメントした。
〔長崎版〕

2月18日朝刊

-------------------

鷹島神崎遺跡「やっと価値認められた」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20120217-OYT8T01272.htm

読売新聞
YOMIURI ONLINE

国の文化審議会が、松浦市の鷹島神崎(こうざき)遺跡を史跡
に指定するよう答申した17日、地元関係者は遺跡を活用した
地域振興に向け、期待を膨らませた。

 答申を受け、松浦市の友広郁洋市長は市役所で記者会見を開き、
「とても明るいニュース。市民が地域を誇れるという点でも価値がある」
と声を弾ませた。

「国や大学の研究機関を誘致し、水中考古学の中心地にできれば」とも語り、
破裂弾の「てつはう」などの遺物の国重要文化財への
指定を目指す考えを示した。

 30年以上にわたり海底調査を見守ってきた
宮本正則・元鷹島町長(81)は
「東アジアの国々も関心を寄せる国際的な遺跡。やっと価値が認められてホッとした」
と喜びを表した。一方で、「これからが本当の勝負。
(沈没した元軍の)船を引き揚げて多くの人に見てもらえるよう、
地元からも国や県の支援を促したい」と力を込めた。

 松浦市や県は、具体的な「保存・管理計画」を定めるため、
2012年度に水中考古学の専門家らを招いて協議を始める方針。
市教委文化財室は「海中にあることで、(保存・活用に)
大きな課題を抱えているのも確か。専門家や市民にも知恵を借りて
有効な方策を模索したい」としている。

(2012年2月18日 読売新聞)

-------------------ここまで



「松浦からFUKUOKAへ」での投稿関連記事はこちら 




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坂本龍一氏ビデオメッセージ

2012年02月17日 07時11分02秒 | 反原発
坂本龍一氏ビデオメッセージ

「みんな楽しくHAPPYがいい」さんからの転載です。


http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-488.html

01:00~岡田監督
05:30~小林武史

09:01
・それではここで、ビデオで参加いただきます坂本龍一さんのメッセージを

ご紹介したいと思います
準備のほうは整っておりますでしょうか。

はいスクリーンの方ご覧いただけますと幸いです


09:16

菅首相、みなさん、坂本龍一です

本日はこのような機会を設けてくださって本当に光栄に感じています

そちらに伺えないのでこういう形でメッセージを届けさせていただきます

あのー、ご本人を前にしてあれですけれども

いわゆる「菅降ろし」ね。これは国民の大半は呆れてみていますよ

えー、どういう人たちがそのような事をしているのかも

大半の国民には分かられてしまっていると思います

え、大変な事故を起こして汚れてしまった国土をなるべく早く綺麗にしていきましょう

あの、原子力っていうのは核を使ったエネルギーですから

核兵器も原発も同じ技術な訳ですよね

これを動かしてしまったという事は、ぼくはパンドラの箱だと思います

一度動かしてしまったら非常に長い期間放射性物質が残ってしまう訳で



何十世代何百世代ことにまで禍根を残してしまう事になります

この放射性廃棄物の最終処分という問題も全く解決されていない訳で

これは、まぁ、一国で解決できる事ではなくて

世界の、それこそ英知が集まって考えていかなければならない事でしょうけれども

こういう問題がありますけれども

やはり、このように危険な原子力というエネルギーに私達は依拠するのではなくて

殆ど無尽蔵とも言える太陽から来るエネルギーに依拠して

国のエネルギー政策を抜本的に変えていくべきだと思います

幸いにして我が国日本にはそのような技術もあります

もう、技術は出そろっているわけですから

いまは ただ、やっていないだけですね

やれば必ずできます

そして、あの、たとえば原発のように大きな発電所があって

それをケーブルで、電線で、遠いところまで持って行くというの

は本当に非効率的なやり方ですよね

コミュニティー、コミュニティーに自給的にエネルギーを供給する事が出来て

それをインターネットのようにネットワークで結んでいけば

もっとリスクの少ない安上がりなエネルギーの供給の仕方が出来ると思うんです

幸いにして我が国は島国ですから

そのようなモデルというものを作りやすいんじゃないかと思うんですよね

わが国で出来れば世界の他の国でもできるぞ 

という事を示すことになると思うんです

ま、広島長崎そして福島でこのように核の攻撃そして核の事故というものを

体験してしまった我が国

日本だからこそ世界に向けてそういうモデル作りというものを技術的文明と

してリードしていく役割というか責任があるんじゃないかと僕は思います

長くなってはいけませんので私の大好きな言葉で

明治の田中正造さんという方が日記に書きつけた言葉がありますのでそれを

読みたいと思います

真の文明は山を荒さず 川を荒さず 村を破らず 人を殺さざるべし

え・・・菅首相、福島の子ども達、妊婦さんを助けて下さい


-------ここまで


坂本龍一氏のメッセージはあつい

著名なアーティストとして、「脱原発」を訴える


そして、私も訴えたい

個々の力を 集めて

さあ、行こう、再生できるところから




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吉永小百合さん朗読・ ピアノ坂本龍一さん

2012年02月15日 07時29分31秒 | 反原発
吉永小百合さん原爆詩朗読 ピアノ坂本龍一さん


イギリスで吉永小百合さんが原爆詩の朗読会、

坂本龍一さんがピアノ伴奏

昨年、オックスフォード大学にて

 ここに素敵な、魂を呼び覚ます、朗読と音がある。

是非是非、観て聞いて欲しい映像である。

ここをクリック→吉永小百合さん原爆詩朗読 ピアノ坂本龍一さん

小百合さんの原爆詩の朗読も最高によかったが、

坂本龍一さんの

メッセージ。

映像では、英語でのメッセージであった。

これまた、感動を我に与えた。

<和文>

福島で起きた最悪の事故は原子力を平和的に使うという

幻想から私たちを目覚めさせました

武器であろうと電力であろうと

核と人類は

共存できないと世界に証明することが

次に必要なことなのです。



★★☆☆

続いて、

先日開催された、

脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA

での、

 坂本龍一さんのメッセージ

やまをかえせ

かわをかえせ

うみをかえせ

ふくしまをかえせ

にほんをかえせ

こどもたちのみらいをかえせ

ほうしゃのうのないせかいをかえせ


☆☆☆☆☆



(画像クリックで拡大)

作品「知足の心」 松瀬徹の作品。



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枝野さん、国民の税金は、正しく使いなさい。

2012年02月14日 07時52分09秒 | 反原発
東京新聞 TOKYO Web
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012021301002259.html

知事「自首するやついないのか」 東電を激しく批判
2012年2月13日 19時05分

全文転載-----

埼玉県の上田清司知事は13日の記者会見で、4月から企業向け電気料金を

値上げする東京電力について「これだけ満天下に迷惑をかけて誰ひとり警察の

ご厄介にもなっていない。

自首するやつはいないのかと言いたい」と、激しく批判した。

 上田知事は例として「ガスタンクが爆発すれば御用になるし、

デパートが火災になっても御用になる」と述べ、福島第1原発事故の刑事責任を

取らないまま値上げを検討する東電への不満を爆発させた形だ。

 また「詳細を明らかにしないまま値上げの金額だけ決めるという乱暴な手続き。

散々節電の協力を強いられてきた人に極めてむごい仕打ちだ」として、

値上げを延期すべきだとの考えを示した。

(共同)

------この記事はここまで

東京新聞 TOKYO Web

東電、赤字6230億円 政府の経営権に抵抗感
2012年2月13日 18時54分

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012021301002126.html

全文転載----

東京電力が13日発表した2011年4~12月期連結決算は、

純損益が6230億円の赤字(前年同期は1398億円の黒字)となった。


福島第1原発事故による供給力不足を補うため増強した火力発電の燃料費が

かさんだことが主因。

同原発1~4号機の廃炉に伴う負担も膨らんだ。

 西沢俊夫社長は記者会見で、実質国有化に伴い枝野幸男経済産業相が政府の

「十分な議決権」を要求したことについて「経産相の考えは決して軽いもの

ではないが、数字ありきではなく今後議論して固める」と述べ、

政府が経営権を握ることに抵抗感を示した。


記事はここまで--------


---------

この2つの記事を読んで、感じること

それは、「東電」への怒り、政府への怒りだけである。

歴史的な人災を生み出した、原発事故。

事故発生後も執拗に情報を隠し、データすらも、自国よりも

外国へと優先的に流す。東電。

それらをつよく行政指導としても、やらぬ。

政府関係の機関。

東電に限らず、いまなお、原子ムラ感覚から脱皮しない、

この電力業界。

支援に使われるのは、国民の税金である。

枝野さんの金じゃない、税金なのだ。




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勇気と感動の「私の視点 井戸謙一さん」

2012年02月11日 07時48分12秒 | 反原発
私に感動と勇気をあたえてくれる

「考・原発 私の視点」 井戸謙一

(2012年2月4日 西日本新聞 朝刊一面)


----------ここから全文転載

金沢地裁裁判長として2006年3月、

北陸電力に志賀原発2号機(石川県志賀町)の運転差し止めを命じた。

「電力会社の想定を超えた地震によって原発事故が起こり、

周辺住民らが放射線被ばくする具体的可能性がある」と認めた判決から5年。

福島第一原発事故が起きた。


「いろんな思いがあり一言では言えないが、現実的なリスクがあると

思って差し止め判決を出したわけだし、そのリスクは全国の原発にもある。

一方で、事故を起こさず廃炉を迎えるのではないかとの思いもあった。

恐れていたことが現実になってしまった。

自分の甘さを思い知らされた」

「大阪高裁の裁判官室で揺れを感じ、次の日はテレビにかじりついた。

原発が爆発したときは、建屋だけとは思わず、首都圏は人が住めない、

放射能が大量にやってくると覚悟した。

政府は事故対応にもたつき、国民を放射能から保護することもできず、

ほったらかしにした。

こんな国だったのかと衝撃を受けた」

原発建設が加速した1970年代以降、

原発の危険性を訴え、設置許可取り消しや運転差し止めを求める

訴訟が全国で起きたが、ごく一部を除き、「住民敗訴」の連続。一審で、

稼動中の原発の運転中止を命じる唯一の判決が出た志賀原発2号機の

運転差し止め訴訟は二審で原告が逆転敗訴、最高裁で確定した。


「科学的問題や国の根幹をなすエネルギー政策を素人の裁判官が決めて

良いのかという、そういう空気が社会にあった。

最高裁では専門家の判断を尊重すべきだと言う議論が優勢で、

へ理屈をこねてでも原発を止めないという最高裁の意思が透けて見えた。

どうしても一歩引いてしまう感覚が現場の裁判官に強かった」

「裁判所は事後救済ではある程度の役割を果たしてきた。

原爆症認定訴訟や薬害訴訟では原告側が勝つケースも多い。

ただ、被害が出ないうちに事前に差し止めることにはかなり慎重だ。

抽象的危険があるだけでは差し止めはできない。

災害防止上支障のないもの、という国の設置許可の要件は絶対的な安全を

要求しているものではないと解釈されている。

求められる安全は99%なのか、99.9%なのか、と数字では線を引けず、

具体的な危険を示すのが非常に難しい」

事故後、

九州電力玄海原発など原発の運転停止や廃炉を求める訴訟が各地で相次ぐ。

自らも脱原発の弁護団に参加。

原発に関して国策追認との批判もある裁判所を外から見つめる。


「司法に対する落胆や幻滅感が広がっていると感じる。

事故が起きた責任の一端は司法にある、

原子力ムラは官政財に学者と大手マスコミ、それに司法を加えた六角形だ、

と言う人もいる。

司法への批判は、司法に対する期待の裏返しかもしれない。

行政、立法への不信感が大きくなる中で、司法が健全性を取り戻し

信頼感を得ないと日本の国家システムは危機にひんする」

「裁判官の判断には、世の中の空気感みたいなものが影響する。

国民の中でこれだけ、原発はこりごりと思う人が増えている。

裁判官はそういうものを感じている。これからの判決の中で見えてくるはずだ」



弁護士 井戸謙一さん
いど・けんいち 1979年に裁判官に任用され、

2002年から06年まで金沢地裁裁判長。

11年3月に退官し、弁護士登録。

滋賀県彦根市に事務所を構える。堺市出身。57歳。

-------------原稿はここまで



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原田正純さん  考・原発 私の視点 2・3

2012年02月08日 07時23分14秒 | 反原発
昨日の梅原 猛さんに、続いて

感動されられる 記事である。



考・原発 私の視点 原田正純 

「想定外」は無能の証し

2012年2月3日 西日本新聞 から全文転記

----------------

「原発推進」の国策が招いた福島第一原発事故と、

公害の原点とされる水俣病。

産業優先のひずみを地方に押しつけ、自然環境や罪のない人が被害を受けた点で、

この二つの類似性を指摘する声がある。


「確かに共通点はある。明らかな人災で、非常に広範な人が影響を受け、

地域社会が破壊されたことなどだ。

しかし、安易に似ていると見てはいけない。

水俣病が公式確認から半世紀を経ても解決しないのは行政や企業の怠慢。

放射能汚染の問題は違う。

事故が起きた以上、これから100%の対策を講じても、

放射線の影響は20年、30年先に及び、長期にわたり解決できない。

そもそも放射線の影響についての医学的知見はわずか。

将来、がんになっても、原発事故の放射線によるものかどうか判定できない」

「原発が本当に安全なのなら、わざわざ過疎地に造らず、

送電コストがかからない都会の真ん中に造ればいい。

しかし水俣病は都会では起きず、原発は大都市にはない。

公害は社会的、政治的に弱い人たちに集中する。

世界の公害の現場を見て思うのは、そういう差別の構造が常にあるということだ」


原発の「安全神話」をつくり上げた原子力ムラと呼ばれる専門家集団。

水俣病の原因をめぐっても、熊本大研究班の有機水銀説を否定する

企業寄りと取れる学説も出てきて、被害が拡大する一因になった。


「学者の存在が問われている。原発について推進、反対、

いろんな意見があっていい。

そうした人たちが公平に議論する場が保障されるのがアカデミズムであり、

成熟した民主国家だ。

全国の国立大が推進派だけを優遇し、反対派を冷遇しているのなら大学と

して機能していない」「事故後、多くの学者が『想定外』と言っていた。

これは、自分が無能だと言っているようなものだ。

ずっと原発反対を言ってきた学者もいるが、そうした人たちは大学などで

偉い地位になっていない。

水俣病問題と比べてもあまりに露骨だ。

原発を推進したのは電力会社と国。

巨大さと権力の大きさが水俣病の原因企業のチッソとは

全然違うということだろう」

研究分野の枠を超えて多角的に水俣病を検証しようと、2002年、

熊本学園大に「水俣学」を開講した。

原発事故を機に「水俣学」から得られる教訓に注目が集まる。


「放射性物質を海に流せば拡散して薄まるから大丈夫という学者がいる。

とんでもない。

海で薄まった毒が食物連鎖で濃縮され水俣病が発生した。

有機水銀と放射性物質の違いがあるとはいえ、都合が良すぎる。

水俣病から何を学んだのか、と言いたい」「学問の壁を取り払うことも重要だ。

ある地震学者は『なぜ原発に関心が向かなかったのか』と後悔していた。

専門的だからと議論を学者任せにしてはいけない。

市民に分からないような議論を専門家にさせてもいけない。

どこに問題があったのか、未来に対してどうしたらいいのか、

一つ一つ解明していくことが大事だ」



医師 原田正純さん

はらだ・まさずみ 熊本大大学院の学生時代に水俣病と出会い、

一貫して患者側に立ち診断と研究を行う。

熊大助教授、熊本学園大教授など歴任。鹿児島県出身。77歳。

☆---------ここまで。

「松浦からFUKUOKAへ」の作品



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「考・原発 私の視点」 梅原猛さん 2月2日

2012年02月07日 04時55分33秒 | 反原発
西日本新聞が、新聞の1面で、

2月2日から標記のシリーズを開始した。

No1では、哲学者の梅原 猛さん。

転記で紹介する。

☆☆☆☆☆

「考・原発 私の視点」 梅原猛さん

2012年2月2日 西日本新聞

見出しは「欲望優先の文明捨てよ」


---------------------------

福島第一原発事故で広大な国土が放射能で汚染され、

多くの住民が古里を追われた。

事故前の日々には戻れない。

日本や日本人が目指してきたものに、どこか間違いがあったのか。



「地震、津波は天災だが、原発事故は『文明災』だ。

絶対安心と言って原発を推進してきた政府や東京電力の責任は重いが、

それだけでは済まない。

世界の文明国は、多かれ少なかれ原子力発電にエネルギーを頼っている。

そうした私たちの文明が否定されている」

「人類は最初は木を燃やしてエネルギーを得た。

その後、石炭、石油を手に入れた。

いずれも太陽の恩恵を受けた動植物が起源である。

そして原子力からエネルギーを引き出す技術を発明した。

生活を豊かにするためという近代西洋文明の必然の要求だったと思う。

しかし、それは悪魔のエネルギーだったことが明らかになった。

原発の再稼動はとんでもないことだ」

科学技術の進歩で、人類は豊かさを享受してきた。

原発を放棄すれば、経済成長できなくなるとの指摘もある。


「国は核融合研究に多額の予算を費やしてきた。

地球上に太陽をつくる研究。

でもそれは人間の分を越えた研究だ。

原発、原爆も核エネルギーに頼る悪魔の科学が生んだもの。

やはり太陽を地球につくるのではなく

、太陽の恩恵をより多く受ける科学へとシフトするべきだ」

「今の日本人の生活は結構、豊かで、これで十分ではないか。

この生活が末永く続くことが重要だ。

そのためには考え方を変え、欲望を満たすことのみを優先させるような思想、

文明を捨てなければならない。

生活水準を2割抑えれば、原発を使わなくて済む。

それを5年か10年続ければ、必要な電力が十分に賄える自然エネルギーが

必ず開発される。

必要は発明の母。

すでに各企業は開発に乗り出しているはずだ」

それまで漠然と考えていた西洋哲学への批判が、

東日本大震災で明確になった。

政府の「復興構想会議」の特別顧問に就任する一方、エネルギー問題についても

哲学の視点から積極的に発言する。


「問われているのは世界観の問題だ。西洋文明は、

人間が自然を征服すればするほど幸せになるという思想で、

科学技術文明を生み出した。

しかし、その文明のままでは、人類の滅亡につながる環境破壊や戦争がある。

今こそ西洋文明への忠告を、非西洋側から出すべきだ。

日本にはもともと、草木や動物、鉱物も含めた森羅万象が仏になれるとする

『草木国土悉皆成仏』という仏教の思想がある。

自然の恐ろしさを知り、敬い、共存をはかる思想こそが

人類存続の道との思いを強くしている。

西洋側も、特に日本的原理に基づくこうした健全な哲学が出てくるのを待っている」

「国は自然エネルギーの研究に予算をつぎ込み、世界の緑を増やすような

環境先進国を国是とするべきだ。

日本発の哲学を世界に広め、技術も日本が主導すれば、世界から尊敬も受け、

利益も得られる。日本人が自信を持てば、それは可能だ」

(聞き手は吉田賢治)




哲学者 梅原猛さん

うめはら・たけし 京都市立芸術大学長、国際日本文化研究センター所長、

日本ペンクラブ会長などを歴任。

1999年に文化勲章受賞。宮城県出身。86歳。

----------------------


☆☆☆転記はここまで



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いまの、連合路線では、「いのちと暮らし」は守れない

2012年02月06日 07時37分59秒 | 反原発
ここに、某労組の中央委員会及び各級委員会の議案がある。

早速、眼を通すが、がっかりした。

<取りまく情勢>の項で、「脱原発」に関する提案がなく、

全て、「東日本大震災」からの復興・再生の言葉でひとくくりされ、

あたかも、原発事故が収束されているかの如くの認識となっているのである。

 このような、現状認識のなかでは、差し迫る「いのちと暮らしの危機」

に関して、有効には、対応できないだろう。

 まさに、連合傘下の労組としての限界が見えてくる。

 「桜と地震の国」の我が国の、労働運動が大きな岐路にたたされているのである。

 アフター3・11にあっても、

 真実を報道しない大手メディアとマスコミとともに、労働貴族になりさがった

連合の幹部連中、権力者とともにこの国を滅亡に導くのか!



(画像クリック)

「松浦からFUKUOKA」の過去関連投稿記事


反原発ストの実施について

反原発ストの実施について 其の2


 下記の記事は、危険な兆候を示す記事と疑問の記事である

-------------------------
 
朝日新聞 マイタウン福島  2012年01月29日

「脱原発」表記消える/民主県連新年度方針

http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001201280001

---------------ここから全文転載

民主党県連は28日、郡山市で定期大会を開き、原発事故や大震災からの

復興に向けた2012年度の活動方針を決めた。

昨年7月の活動方針で示した「脱原発」の表記は、今回の方針で消えた。

県連幹部は「すでに既定路線で、復興に向けた新たな段階に入っている」

としている。


 来年度の活動方針で原子力発電所の事故について県連は

「原子力災害を克服し、必ず県民すべてが『ふるさと』に戻るため、

事故収束を国、事業者に求める」などと表記。

中間貯蔵施設の設置を含めた除染活動に全力で取り組むことや

県民の健康を守る緊急対策、原発事故による損害の賠償など四つの方針を掲げた。



 7月に決めた11年度活動方針では

「原子力政策から脱却するという意味での脱原発を基本とする」と明記していた。

「脱原発」が方針からなくなった理由について、県連の宗方保幹事長は

「昨年7月に決議した基本方針に基づき、復興に全力で取り組む」と

した来年度の活動方針に「脱原発の方針も含まれている」と説明した。


 昨年の7月の方針決定の際は、原発で働いている労働組合員などに配慮し、

連合福島などが「脱原発」の表記に懸念を示していた。(林義則)

--------------ここまで

琉球新報 社説
2011年10月5日

連合「脱原発」 国民と歩む気概はあるのか

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-182404-storytopic-11.html

---------ここから全文転載

民主党最大の支持組織・連合(古賀伸明会長)がエネルギー政策の方針を

「原発新・増設推進」から「脱原発依存」に転換した。

 4日の定期大会で古賀会長が福島第1原発事故を踏まえ

「最終的には原子力に依存しない社会を目指していく必要がある」と述べた。

 「原発安全神話」の崩壊や放射性物質の除染を含め事故収束の

見通しが不透明なこと、

核廃棄物の最終処分方法が未確立な状況などから、連合の方針転換は当然だ。

 民主党政権が「脱原発依存」を表明し、

各種世論調査では多くの国民が「脱原発」を支持している。

民意に敏感であるはずの連合の方針転換は、むしろ遅いくらいだ。

 連合傘下の労組は従来、原発推進の電力関係労組など旧同盟系と、

原発反対の旧総評系で意見が割れていたが、昨年8月にまとめた

「エネルギー政策に対する連合の考え方」で計画中の新増設について

「着実に進める」と明記した。

 今年5月には福島の事故を受けて

「より高度な安全確保体制の確立、地域住民の理解・合意という前提条件

が確保されがたい」として「新増設」容認を凍結した。

 連合が「安全神話」をうのみにし、科学的検証もなく一度は

原発推進を打ち出したこと自体、

無責任のそしりを免れない。

制御不能と知りながら原発の新・増設や輸出を容認することなどあってはならないが、

連合のエネルギー政策への姿勢にはなお、危うさを感じる。

 定期大会では短期的課題として、定期検査などで停止中の原発の再稼働に言及した。



産業や雇用への影響を考慮しエネルギー安定供給が必要との理由から、

国の責任で地元合意と安全性の確認を条件に容認するという。

 情報隠しや「やらせメール」などが相次ぎ、多くの国民は国や電力事業者の説明を

信用していない。

そんな折、連合が再稼働にゴーサインを出す必然性があるのか。

 中長期的課題では(1)原子力に代わるエネルギー源確保

(2)再生可能エネルギーの積極的推進

(3)省エネ推進―を前提に、原子力への依存度を低減するとした。

 これは新増設の余地を残した玉虫色の見直しではないか。

「全原発の廃炉を目指す」となぜ言えないのか。

原発震災への危機感に偽りがないなら、連合は「脱原発」

へ向け国民と共に歩む決意こそ明確に示すべきだろう。

----------------ここまで

福島民報
(2011/10/22 09:35)

脱原発」方針に盛り込まず 連合福島が定期大会 

http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9899915&newsMode=article

ーーーーーーー全文転載

連合福島の第23回定期大会は21日、福島市で開かれた。

東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の対応など災害対策を決めたが、

脱原発や廃炉といった今後の原発の在り方については踏み込まなかった。

 影山道幸会長はあいさつで「脱原発、原発推進という対立する

議論をすべきではない。

安心・安全、電力の安定供給、環境、経済性などの視点から

中長期的に議論すべき」と理由を説明。

「(原発の在り方に関する)議論を中心に据えれば組織の分裂に

つながりかねない」として理解を求めた。

 連合本部は東電福島第一原発事故を受けてこれまでの原発の

新・増設推進の方針を転換し、脱原発を掲げている。

連合福島も定期大会で脱原発を掲げることを視野に検討を進めてきたが、

組織の分裂のほか、雇用の場の確保や電力を消費する企業活動などにも

考慮して運動方針に盛り込むことを見送った。

 運動方針には組織強化や非正規労働者を含めた労働者の

賃金底上げなどを盛り込んだ。

-----------記事はここまで





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2月4日のTOKYO Web東京新聞

2012年02月05日 10時33分04秒 | 我国の政治
原子力規制庁 ムラから必ず切り離せ

【社説】
TOKYO Web 2012年2月4日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012020402000040.html

--------全文転載-----

原子力は多くの命を危険にさらすことがある。

それを監視すべき機関がこれまで実は、原子力ムラの一員だった。

新たに発足する原子力規制庁の最初の仕事は“独立”を示すことである。

 原発の規制を担う原子力安全・保安院は、原子力の旗振り役を務める

経済産業省の外局、つまり下部組織。

これが、そもそもの間違いだった。

推進と規制が同居する産学官のムラ社会の中で、すべてが決められ、進んでいた。

 緩い基準と規制のもと、国中に原発と、その安全神話をばらまいておきながら、

大事が起きれば「想定外」とほおかむり。

シンポジウムで推進をあおるような、電力会社へのやらせ工作もあった。

 保安院の無責任と偏りに強い不信を覚えているのは、福島の被災者だけではない。

看板をいくら書き換えても、中身が変わらなければ意味はない。 

 信頼回復に今最も必要なのは、規制庁の独立性だ。


 米国の原子力規制委員会(NRC)のように、なぜ政府から独立した機関にしなかったのか。

保安院から多くの職員が移るとされるが、それで本当に大丈夫なのか。

国民の不安はぬぐい切れない。

 原子力ムラから抜けられるかどうか、長官人事が最初の試金石になる。

経産省はもとより、官僚からの天下りや出向は、断じて許されないだろう。

 原子力規制庁の設置を含む関連法改正の基本理念は、

放射線の有害から人と環境を守ること。

規制と責任のあり方を、国民の目に見えるようにすることだ、という。

 政府はこれまで、原子炉の設置を認めたあとの安全対策は、

電力会社の自主的な取り組みに委ねてきた。

しかし、福島の事故を受け、直接規制に乗り出した。

 原発の“寿命”を法的に原則四十年に制限し、過酷事故への対策や、

最新の安全基準や技術を古い原発にも適用すること(バックフィット制度)を義務付けた。

 規制庁は法の理念にのっとって、国民の健康と命を守る独立した立場から、

原発や原子力に監視の目を光らせるべきだ。

そして評価や規制の内容を、国民に対してまず正直に、

次にわかりやすい言葉で報告すべきである。

 四十年寿命が確立すれば、老朽原発の廃炉、解体も大きな問題になってくる。

福島第一原発の残骸や溶け出した燃料の処分も気がかりだ。

規制庁は廃炉や核のごみからも目を背けるべきではない。

-----この記事はここまで-----

横浜・瀬谷で6・85マイクロシーベルト 小学校近くの排水路跡
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012020402000037.html
【社会】
2012年2月4日 朝刊

全文転載
--------ここから

横浜市は三日、同市瀬谷区二ツ橋町の使われていない排水路付近で、

市内の放射線量測定では最高となる毎時六・八五マイクロシーベルトを

検出したと発表した。

市の除染の目安は同〇・五九マイクロシーベルト(高さ一センチで測定)で、除染を急ぐ。

 排水路から高さ一センチで測定した。

この線量を一年間浴び続けると仮定した場合、

単純計算で外部被ばくは約六〇ミリシーベルトになる。

 同じ場所の地上一メートルでも同一・四五マイクロシーベルトだった。

付近の土壌からは放射性セシウムを一キログラム当たり

最大六万二九〇〇ベクレル検出した。

市は福島第一原発事故が原因とみており、

市の担当者は「排水がたまりやすい構造のため、

(放射性物質が)集まってきたと考えられる」としている。

 水路の隣には市立二つ橋小学校があり、フェンスで仕切られている。

フェンス近くの校庭では高さ五十センチで同〇・二一マイクロシーベルトの線量で、

市は校庭側のフェンスから五メートルを立ち入り禁止にした。

 二日夕方に、市民から市に情報提供があり、

市が三日、あらためて測定した。

排水路は幅約三メートルで、小学校と民有地の境界を通り、

以前は雨水を通すために使われていた。


--------------この記事はここまで

先日、開催された「脱原発世界会議」2012.1.15

パシフィコ横浜で行われた脱原発世界会議での俳優の山本太郎さんの発言。

(音声のみ)


http://www.youtube.com/watch?v=2iPS8B7_j8o

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「いのちの映画祭」 5日から開催

2012年02月04日 21時19分40秒 | 反原発
2012/02/03 西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/285361

全文転載
● 
映画を通して命の大切さを考える「いのちの映画祭」が5日から、

福岡市南区の市男女共同参画推進センター・アミカス4階ホールである。

環境問題の深刻化や、自殺・虐待の増加などに加え、

東京電力福島第1原発事故の発生も踏まえて、

命の大切さについて考え、地域の人や文化とのつながり、

今後の暮らしの在り方について問い直そうと企画した。

開催日によっては監督のトークもある。


 5日午後0時20分からは、お笑い芸人を引退後、

路上詩人をしながら映画制作する「てんつくマン」が、

出産、地球温暖化防止活動、末期がんなどのテーマに関わる人々を

描いたドキュメンタリー「107+1 天国はつくるものパート2」を上映、

監督のトークもある。料金は、1日券で予約2千円、当日2500円など。

 同12日は「カンタ! ティモール」(広田奈津子監督)

▽3月17日は「祝の島」(纐纈(はなぶさ)あや監督)など3作品

▽同18日は「ミツバチの羽音と地球の回転」(鎌仲ひとみ監督)など2作品-を上映する。

上映時間、トークショーや、それぞれの料金・予約は、

実行委員会事務局のあるウインドファームに電話=093(202)0081か、
メール=eiga@windfarm.co.jp=で。



-----ここまで、

関連サイト
詳細はこちらへ

「いのちの映画祭」



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プロフェッショナルな現場 俳優 渡辺謙と江口洋介の場合

2012年02月04日 09時00分19秒 | 映画
江口洋介、渡辺謙が作り上げたプロフェッショナルな現場に心を動かされたことを明かす

http://movie.goo.ne.jp/contents/news/NFCN0039003/index.html

2012年2月2日(木) 8:06 シネマトゥデイ

★ここから全文転載★

映画『はやぶさ 遥かなる帰還』でプロジェクトマネージャーを務め、

主人公で小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャー

山口駿一郎教授を演じた渡辺謙と、イオンエンジン担当・藤中仁志教授を

演じた江口洋介が、情熱あふれる撮影現場の裏側を明かした。

60億キロの宇宙航海を経て、小惑星「イトカワ」の微粒子を地球に持ち帰る

歴史的偉業を成し遂げた探査機「はやぶさ」。

プロジェクトにかかわった人々の情熱はとても熱い。

 「JAXAの方々の人間関係や、管制室での空気感は、撮影に入る前にできて

いなければならないと思いました」。

そう語る渡辺は、

「全員が本当に気持ちよく最大限の力を出せるような現場にしたい」

と本読み段階から、キャストたち全員と積極的にコミュニケーションを図り、

現場の士気を高めていくことに専念したという。

渡辺の熱意は、撮影前からキャストたちに伝わり、撮影が始まったときにはもう、

現場に「はやぶさ」チームの一体感が生まれていた。

 だが、撮影を振り返った渡辺は、「取り立てて、何かをしたわけではないんですよ」

と笑う。

「撮影の合間、キャストたちは控え室に戻らなかった。どんなに長い撮影でも、

控え室に戻るのはごはんのときくらい。

そのことで管制室や運用室での連帯感がキープできた。

それはとても大きかったと思います」。

 これまで数多くの現場を経験してきた江口は、「主演の渡辺さんが、

キャスト、スタッフ問わず、積極的にコミュニケーションを取ってくれたからこそ、

そんな撮影現場の雰囲気がつくれたのだと思います」。

江口は渡辺の姿に、「できるだけサポートしたい」と心から思ったことを明かしている。

 さらに、「渡辺さんの演じた山口教授のモデルとなったJAXAの川口淳一郎教授は、

はやぶさプロジェクトのリーダー。

プロジェクトチームを率いた川口教授と、現場での渡辺さんはシンクロしていたと思います」

と語る江口。

渡辺というリーダーに率いられたキャストたちが、才能のすべてを出し切って完成させた

映画『はやぶさ 遥かなる帰還』。

そこに描かれる日本の研究者たちのあきらめない姿は、人々の明日への勇気となることだろう。

(編集部:森田真帆)

☆転載ここまで☆

関連情報


はやぶさ 遥かなる帰還 - goo 映画はやぶさ 遥かなる帰還 - goo 映画



映画『はやぶさ 遥かなる帰還』オフィシャルサイト

http://www.hayabusa2012.jp/index.html

映画のキャスト・スタッフ
キャスト     (役名)
渡辺謙      (山口駿一郎)
江口洋介     (藤中仁志)
夏川結衣     (井上真理)
小澤征悦     (鎌田悦也)
中村ゆり     (松本夏子)
吉岡秀隆     (森内安夫)
石橋蓮司     (大下治夫)
藤竜也      (丸川靖信)
山崎努      (東出博)
嶋田久作
近藤芳正
蟹江一平
笠兼三
橋本一郎
宮下裕治
増田修一朗
永倉大輔
長嶋一茂
モロ師岡
ピエール瀧

スタッフ
監督  瀧本智行
脚本  西岡琢也
原作  山根一眞
企画  坂上順      
   大澤善雄
製作  岡田裕介
    加藤進
    早河洋
撮影   阪本善尚
音楽   辻井伸行


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 今日、我が国の会社組織で

「プロフェショナルな現場」として、

漂う閉塞感のなかで、生き生きと躍動している

現場はすくなってきているのではないかと

感じる「松浦からFUKUOKA」です。


故に、是非とも見てみたい映画であるし、

この現状・空気のなかで

もがきつつある人々たちにも進めたい映画でもある。

映画『はやぶさ 遥かなる帰還』。



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