南の海のワナビ

小説家を目指す「南野海」の野望ははたして達成されるのか?

超能力ってほんとにあるの?

2007-05-15 22:41:30 | 雑記
 きょう、Mr.マリックのテレビ見ました。きょうのやつはたんにマリックさんがマジックを演じるだけではなく、中国から超能力者をつれてきて、検証するっていう企画付き。
 中国人の女の人が透視実験をして成功します。
 マリックさん曰く、「トリックではあり得ない」
 まあ、超能力っぽいマジックのトリックというトリックを研究しつくしたマリックさんが言うのだから説得力がありますが、それでもはたして超能力は実在するのか? という疑問は生じます。

 南野は超能力を信じているかと言われると、まあ、半信半疑ということろでしょうか?
 すくなくとも積極的には信じていません。
 きょうのやつにしたところで、テレビ局のやらせという疑惑はどうして消えません。
 まあ、はっきりいって、今のテレビ局の信用度なんてそんなものです。

 ただ絶対にありえないと決めつけるのもどうでしょうか?
 たとえば、後ろから誰かに見つめられるとなんとなく視線を感じるとかいうのはどうでしょう? あるいは殺気を感じるとか。
 これはなんとなくありがちですよね。野生動物なんかの場合は普通にありそうです。
 野生動物がもっている感覚なら、人間も持っていても不思議じゃありません。
 これだって、五感以外の感覚による超能力(超感覚)と言ってもいいのかもしれません。
 そう考えると、テレパシーのようなものはそれを拡大したものと思えば、ありえるような気もします。

 ではサイコキネシスやテレポーテーションはどうでしょうか? つまり、念力や瞬間移動です。
 こっちはとたんにうさんくさくなります。
 いわゆる超感覚が、普通の感覚の延長線上にあるのにたいして、念動はまったく原理がわからない異様な力としか言いようがありませんから。
 もし存在するのなら、おそらく空間を思念の力でねじ曲げているはずです。
(重力は地球の存在そのものが三次元空間をねじ曲げることによって生じる力。……ですよね?)
 さすがにそれが可能とは思えません。

 う~ん。そう考えていくと、南野は「超感覚はひょっとしたらあるかも、念動はまずないだろうな」派とでもいうところでしょうか?
 皆さんはどう思いますか?



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一日の回覧者数がはじめて百人を超えたよ

2007-05-15 22:05:50 | 雑記
 わああお。アクセス解析見たら、きのうの回覧者数が103人でした。

 え、それがどうしたって?
 どうしたもこうしたも、100人超えたのはじめてです。
 ひゃあっほおお。嬉しいぜ。
 っていうか、すみません。弱小ブログで。

 今年一月末にはじめて、三ヶ月半。90ちょっとのときは何回かありましたが、惜しいところで100人の壁を越えられずにいました。
 だから、単純に嬉しいです。
 もっともこの中に、どれくらい検索ロボット君が混じってんのかは知りませんが。

 これ一回きりってことにならないように、これからもがんばって記事を書いていきたいと思います。

 っていうか、こういう一般人の日常ブログって、だいたいどれくらいの人が来るのが普通なんですかね?
 100人で喜んでるようじゃ、程度低いですか?


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ストライクゾーンチェッカーってなに?

2007-05-14 23:31:35 | 雑記
 gooブログのトレンドランキングを見てみると、ストライクゾーンチェッカーってのがありました。
 いったいこれはなんだ?
 そう思ってリンクに飛んでみると、どうやらストライクゾーンとは女性の年齢のストライクゾーンのことらしいのです。
 簡単な設問にチェックを入れ、クリックすると、ストライクゾーンがばっちりわかるというすぐれものらしいです。
 南野も、ちょっと試してみました。
 もちろん、遊び半分で、適当に。
 いや、ほんとですって。かる~い、遊びですから。
 くれぐれも念を押しますが、本気じゃないですからね。

 なにをそう、ムキになってるんだ? ですって?

 いや、ムキになんかなってないですよ、南野は。ほんとですって。

 で、結果は? ……ですか?

 ははは。それが笑っちゃうんですよ。ええっと……。

 5歳から20歳だそうです。

 ご、ご、ご、5歳ぃいいいいい?

 あの、念のために言っておきますが、南野はロリコンじゃないですよ。ほんとですって。

 う~む。一体どの項目にしたチェックがまずかったのかな? 
 誓って言いますが、ランドセルとかにはチェック入れてないですから。

 あなたも試してみてはどうですか?
 なあに、変な結果が出たって信憑性ゼロですから、気にしちゃいけません。当たらないのは南野が補償しますから。
(っていうか、管理人さんもそう言ってます)


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「チャーリーズエンジェル」はやっぱりおもしろい

2007-05-14 00:18:46 | 映画
 テレビでやってた「チャーリーズエンジェル」を見ました。
 やっぱりおもしろい。
 おバカなアクション映画として、映画通にはあまり評価されていないかもしれませんが、こういう映画は大好きです。
 なんだかんだ言われつつも、アクションエンターテインメントとしてはそうとう高度だと思います。
 高度? なにが? ストーリーが?
 そう思われるかもしれません。たしかにストーリーはいいかげんです。しかしこの映画の見所はそんなところにはありません。

 まず、主役三人のキャラをしっかり立てていること。
 エンタメの基本です。
 天然のナタリー(キャメロン・ディアス)、元不良のディラン(ドリュー・バリモア)、クール系のアレックス(ルーシー・リュー)。
 さらにキャラ付けにより、それぞれの見せ場をきちんと用意していること。

 アクションの見せ場がふんだんにあること。
 まず肉弾戦。それもスタントに頼らず、女優が自分で演じています。これ重要。
 それもカンフーから、武器を使った戦い、チーム戦とバラエティ豊か。
 さらにF1マシンを使ったカーチェイスに武装ヘリに乗りこむアクション、あるいはマシンガン掃射やおなじみの爆発。
 手を変え品を変え、強弱のリズムをつけて、最初から最後まで走り抜きます。
 とくに敵のアジトに乗りこんでから、三人がそれぞれ役割分担し、それぞれ敵と戦うシーンがいい。

 さらにギャグとお色気の連発。
 これもエンタメの基本です。やっぱりエンタメ映画は楽しくなくっちゃね。
 個人的なお気に入りは、アレックス(ルーシー・リュー)の変な講師。あれは笑えます。

 とにかく、客を楽しませるよう、徹底して、計算されつくされています。
 南野も見習わなくっちゃいけません。
 まあ、惜しむらくは、主役三人がすこし年をくいすぎていることでしょうか?
 ハイティーンの超絶美少女三人組が同じことをやれば完璧でした。惜しい。

チャーリーズ・エンジェル コレクターズ・エディション

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「扉の外Ⅱ」絶好調!

2007-05-13 12:42:16 | 読書
 前に南野が絶賛した、電撃大賞金賞の「扉の外」(土橋真二郎・著)の二巻目がでました。
 ちょっとわくわくして読みましたよ。
 結論、前作以上に、すげえぇえええええ!

 これで終わってしまうわけにはいかないので、解説します。
 ネタバレがいやな人は、こんな記事はさっさととじて、「扉の外Ⅱ」を買って読みましょう。その価値はあります。

 二巻目には、前作の主人公千葉君は出てきません。かわりに主人公になるのは、別のクラスの高橋君。眼鏡をかけた秀才タイプです。
 何者かに拉致された高校生たちの話という点は変わりません。
 前作の最後の方に出てきた上の階が舞台です。

 前作では、クラスとクラスを、国と国に仮想しての戦争を知らないうちに引き起こし、気づいたときにはどうしようもなくなっていた主人公たちの話でしたが、今回は、そんな下界を見下ろす、天界の話です。
 つまり情報統制された偽の真実しか知らない下民たちより、ひとつ上の段階の情報を知り得た特権階級の話なのです。

 とはいえ、彼らが得られる情報も、また限られたものでしかありません。
 そしてここでもふたたび、戦争は起きます。
 ただし国と国の戦争ではありません。
 階級闘争です。

 前作では国(クラス)の中に、リーダーとそれにしたがう者という階級はありましたが、その程度のことでした。権力も限られています。というか、自分では判断できない大衆が、すこしすぐれた者の判断に従っていただけとも言えます。
 事実、簡単に反乱は起きました。

 今回はその反乱。つまり、上位階級と下位階級の戦いをテーマにしています。

 例によってゲームをすることからはじまります。今度のゲームはカードゲーム。
 ちょっぴりカイジのパクりっぽいけど、それには目をつぶりましょう。
 天使のカードと人間のカード、それに悪魔のカードの出し合いです。
 例によって、ルールの説明なしに、巻きこまれます。
 それぞれのカードがなにを意味するのか? それはじっさいにプレイをし、回を重ねるごとに明らかになっていきます。
 ゲームの勝ち負けによって失うものは、ハートとオーレ。
 それがなんなのかは、じっさいに失うまでわかりません。
 そしてついにハートが失われたとき、何人かの腕輪が外れます。
 この世界で、配給を得るために必要な腕輪が。
 つまり、腕輪を外されたものは、腕輪を持っているものに、食料を恵んでもらわなくてはならなくなるのです。
 ただし、そのおかげで手に入ったものもあります。自由です。

 好きなところに出入りする自由。そして暴力を振るえる自由です。

 腕輪をしていたときには制限されていた暴力(ふるうと腕輪に痛めつけられる)がふるえるようになったことで、腕輪が外された生徒たちは、腕輪をしている生徒たちから略奪を開始します。
 ただし、腕輪側にも、抵抗する手段がありました。スタンガンです。
 このスタンガンは、腕輪をしている人間には使えなくても、腕輪を外している人間には機能するのです。
 これはどういうことかというと、同じ階級の人間には暴力を振るえなくても、違う階級の人間に対してはいくらでも暴力を振るえるようになったことを意味します。
 この闘争のすえ、腕輪なしの下層階級民は、文字通り下界(下の階)に堕とされます。
 しかしそれは階級闘争の終わりではなく、むしろはじまりでした。
 天界でゲームをしている(させらている)人たちも、ゲームの勝敗によってはいつ自分の腕輪が外れるかわからないのです。
 さらに人質を取って暴力によって立場を変えようとする下界の住人たち。(つまり、革命)
 そんな中でもカードゲームは続きます(とめられない)。
 疑心暗鬼から、暴走していく生徒たち。
 そして、その結末とは?

 まさに初めから終わりまで、息をつくひまもないほどのおもしろさ。
 電撃文庫の最高傑作(南野による)。必読です。

扉の外 2 (2)

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「天帝のはしたなき地雷」踏んでみた

2007-05-12 13:13:45 | 読書
 メフィスト賞にはいろいろ思い入れがある南野が、第三十五回メフィスト賞である「天帝のはしたなき果実」を読んでみました。

 じつはこの小説、ネット上の評判では「地雷」の名を欲しいままにする超問題作らしいです。

 まあ、南野はけっこう地雷好きですから、逆に読んでみたくなりました。

 第一章の出だしから飛ばしてくれます。
 いきなり吹奏楽の専門用語が飛び交い、さらにリズムを表すのに、
 タン、タン、ターン、ターン、タ、ターンだの
 ターラータラリラだのといった音が会話にはさまれ、
 ペットにトロンペーテ(何語だそれ?)といったルビが付いたり(他にもいろいろルビの嵐)、相手の心の声が聞こえたり、やりたい放題。
 登場人物の高校生たちは、なぜか会話に外国語をまぜて(それもフランス語だかドイツ語だか)話しますが、誰もそれを不思議に思いません。
 っていうか、普通に日本語話せよ、おまえら。
 しかもいきなり太字で叫んだりするな。

 おまけに最初にかなりの人数が出てきますので、いったい誰が誰やら把握するのに、けっこう時間がかかります。

 そしてこれは一体いつの時代なのか?
 国家警察や軍隊が存在し、華族制度も残っています。
 そのくせ、会話の中に「ドラえもん」だとか、「雉も鳴かずばハーマイオニー」だの「ゼットンは星人じゃありません」だの、現代に近い設定としか思えない会話が出てきます。
 ようやく、この世界はパラレルワールドであることに気づきます。

 このあたりを乗り切ると、それほど読みづらいという感覚はなくなります。
 なんとなく世界観とか、ノリが理解できてしまうから。むしろこの変なリズムや、言葉遊びが楽しみに。

 そしてなんか青春しつつ、連続殺人事件に巻きこまれ、暗号だの、タロットカードで占って、殺そうとする太ったピエロだのが出てきます。
 さらに吹奏楽の大会の最中に顧問の先生が首なし死体で発見。
 彼らはこんなものが発見されたら、せっかく演奏がうまくいったのに、大会が台無しになるから発表まで事件を隠そうとします。
 そしてやってきた刑事(警視正)を半ば拉致し、全員が名探偵のごとく、持論を展開しつつ、推理合戦。
 ありえねえにもほどがあるぅ~っ! と思いつつも、その展開を楽しむ南野。
 だってしょうがありません。南野は推理合戦が大好きだから。
 しかし事件は意外な方向に……。
 さらにそこから、とんでもない方向(というか次元?)に。

 ここはどこ? わたしは誰? 状態です。

 ううむ。これをなんと表現したらいいのでしょう?
 地雷と斬り捨ててしまうのは簡単ですが、それだけではすませない魅力もあります。
 もっとも地雷とはそういうものであり、単につまらないものや、出来の悪いものは地雷とはいいません。

 同じメフィストの「コズミック」しかり、「六枚のとんかつ」しかり、富士見ミステリーの「ブロークン・フィスト」しかり。
 ある種の天才的なひらめきを持った人たちだけが、地雷を生産できるのです。
 そうです。地雷とは、常人に理解できるかできないかの境界線を綱渡りするようなものなのです。さらに地雷にはよい地雷と悪い地雷があります。綱を渡っているうちはよい地雷で、それはある種の傑作です。向こう側に落ちてしまったものは悪い地雷となり、たんなる駄作になってしまいます(南野定義)。
 ただ「コズミック」や「六とん」「ブロークン・フィスト」などが南野のツボにはまった(つまり境界線上の綱の上をしっかり歩いてる)の対し、「天帝」ははっきりいって、向こう側に落ちかけています(かろうじて残ってる)。
 ただその境界線の位置は、ひとによって激しく違います。

 ですから、あなたも綱の上を渡る「天帝」を見てみては?
 綱の上で華麗に舞うか、綱から落っこちるかはあなた次第です。

天帝のはしたなき果実

講談社

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南野は「目玉親父」?

2007-05-12 00:43:10 | 雑記
妖怪はもうひとつのあなたの姿。あなたの妖怪を占おう。
映画「ゲゲゲの鬼太郎」特集公開中!


 ゲゲゲの鬼太郎妖怪占いによると、南野は目玉親父だそうです。
 人当たりはいい方だと思いますが、べつに親分肌じゃありません。
 それになんですか、短所。
 キレると手がつけられないとか、本気になるまで役立たずって。ぷんぷん。
 中村主水ですか、南野は?
 役立たずっていうのはともかく(認めるんかい?)、キレませんよ、南野は。よっぽどのことがないかぎり。

 占いの神様はまちがってます、きっと。


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南野の「スパゲティミートソース」はちょっと贅沢

2007-05-11 16:34:37 | 雑記
 スパゲティトマトソースの話は少し前に書きましたが、それ以外のスパゲティについてもすこし書きましょう。
 南野のお気に入りメニューです。
 その名も、スパゲティミートソース。ってもったいぶるほどのもんでもありません。

 ただ、南野は缶詰の出来合いのミートソースは嫌い。
 あれははっきり言ってまずいです。
 どうせ、ソースはパスタを電子レンジでゆでている間にできるので、時間的には出来合いのソースを使うのと変わりません。
 値段は缶詰ソースを使うよりは高く付きますが、たまの贅沢にはいいはず。

○作り方
1)この前紹介した電子レンジでゆでるパスタの容器に水と塩を入れ、スパゲティ一人前を入れ、電子レンジに。500wで12分くらいです。

2)その間に、ソースを作ります。
 まず、フライパンで挽肉を炒めます。ブタと牛の合い挽き肉がいいと思います。

3)タマネギ、半分ほどをみじん切りにします。さらに、ピーマン一個、若干のレタス、それにエノキ半束ほどをさらにみじん切り。フライパンで炒められた挽肉をわきにどけてスペースを作り、そこでそれらを炒めます。ついでににんじんを少々、おろし器でおろしてフライパンに。同様に炒めます。

4)火が通ったら、赤ワインを少々ぶち込み、煮立ったらさらにトマトジュースを加えます(量は適当。50~100ccくらいだと思う)。煮立ってきたら、さらに市販のデミグラスソースをぶち込んで(これも量は適当)、全体をかき混ぜ、塩とこしょうで味付け。気分でウスターソースをすこし入れてもいいかも。
 そのへんは味見をしながらてきとうに。

5)そのころにはパスタがゆであがりますので、皿にあけ、できたてのソースをその上にかけます。
 粉チーズをかけてできあがり。

 いやあ、うまいっすよ、これ。
 南野最初に喰ったときは感動しました。
 こつは野菜をたくさんぶち込むこと。みじん切りのなすを加えてもいいかも。

 ミスター味っこで、丸井のおっちゃんがつくったクルミ入りのスパゲティもそのうち試してみたいと思います。



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「二挺拳銃お姫様」パピレスで復活

2007-05-10 21:05:23 | 作家への道
 リーフ出版倒産に付き、ジグザグのサイトが消滅し、南野の別ブログ「南野図書館」で全文掲示していた「二挺拳銃お姫様」ですが、どうやらパピレスのただ読みネットでふたたび連載を開始するみたいです。
 正式にいつ再開なのかはまだわかりませんが、運営主体をリーフからパピレスに移して再開するのはどうやら決定のようです。
 今現在、「二挺拳銃お姫様」は七章までアップされているので、それ以降も、近いうちにダウンロードできるようになるはずです。

 ええっと、南野の言いたいことは、ようは、
 また、応援よろしくお願いします。ってことです。
 もう読んでしまった方も、これから読む方も(それしか選択肢はないのかい?)、すこしでもおもしろいと感じたなら、投票してやってください。


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今、南野はどんなマンガを読んでいるか?

2007-05-10 19:37:07 | マンガ
 今、南野が定期的に読んでいるマンガ雑誌と言えば、「少年ジャンプ」「少年マガジン」「少年サンデー」「少年チャンピオン」、それに「モーニング」「スピリッツ」「ヤングマガジン」「ヤングジャンプ」くらいでしょうか(くらいと言いつつ、けっこう多いな)。
 それでも昔に比べればかなり減りました。
 それに一誌あたりで読むマンガの数も減ってます。

 個人的にもっとも読むマンガが減ったのは、ジャンプで、つぎがヤンジャンでしょうか。とくにジャンプは昔は全作品を普通に読んでいたのが、今や「ネウロ」と「テニスの王子様」ぐらいしか読んでません。南野には「ナルト」「ブリーチ」「ワンピース」といった看板作品がおもしろく感じられません(年のせい?)。正直、「ジョジョ」が移り、「ハンター」が休止し、「デスノート」が終わった時点で、南野の中でジャンプは終わりました。

 ヤンジャンはもっと読むものがありませんが、もともとそれほど思い入れがある雑誌でもありません。

 マガジンはとりあえず、がんばってます。一時のいきおいが失われたとはいえ「はじめの一歩」はやっぱりおもしろいですし、「スクールランブル」もいい。「トッキュー!」や「ヤンキー君とめがねちゃん」も好きです。「ネギま」はいらない。

 サンデーは売り上げ的には、ジャンプ、マガジンに差をつけられているようですが、個人的にはかなり好きです。まあ、「コナン」とか「犬夜叉」「ガッシュ」はどうでもよく、「ケンイチ」が一番のお気に入り(アニメは観てませんけど)、さらに「ハヤテ」や「ブリザードアクセル」、それとお茶のやつ(名前忘れました)がかなり好き。

 チャンピオンは「バキ」だけですね。「ドカベン」はもうどうでもいいです。「鉄鍋のジャン」は大好きなんですが今やってませんね。どうなったんでしょうか?

 なんかこうやってみると、売れ筋と南野の好みがかなりずれてきてますね。
 じつはラノベ書きとしては、現役の中高生の好みと、自分の好みがずれていることには危機感をおぼえます。
 とくにジャンプが劇的につまらなくなったとしか思えないのはどうなんでしょうか?
 かなり問題な気がします。相変わらず売り上げナンバーワンの雑誌ですし。

 精神的には若いつもりでも、やっぱり現役十代とは感性がだいぶ違うのかもしれません。

 みなさんはどうですか?


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スパゲティをゆでるとき、塩を忘れてはいけない

2007-05-09 21:32:24 | 雑記
 今、南野は外食と自炊、半々くらいですが、ご飯を炊かなくても短時間にできるスパゲティを作るときがけっこう多くなります。
 ところで、南野スパゲティを作るとき、疑問に思っていたことがあります。
 なぜ、ゆでるときに塩を入れるんだろうか?
 ということです。しかも、けっこう大量に。
 だって味付けは、ソースでするわけですし、そもそもゆでたお湯はすてるわけです。
 無駄じゃないですか、これ?
 まあ、そうは思いつつ、レシピにそう書いてあるから、今まで塩をお湯の中にぶち込んできたわけです。
 ところが、たまたま塩を入れるのをわすれて、そのままゆでてしまいました。
 そのことに気づいたのは、皿に盛りつけ、食べたときです。
 え? まずい。
 そのときはトマトソースだったんですが、ソースはちゃんと味がするのに、スパゲティに絡めて食べると、味が極端に薄いんです。
 南野はこの時はじめて気づきました。
 塩でゆでるのにはちゃんと意味があった。あれはスパゲティに味を付けていたのです。
 いくらソースをかけると言っても、スパゲティ自体に味がないと、こんなにもまずく感じてしまうのです。
 ひとつ賢くなったぞ。みなさんもパスタをゆでるときは塩を忘れずに。

 ところで南野のキッチンは、ミニキッチンで、ちいさなシンクがひとつと、電熱板がひとつあるだけです。まな板を置くスペースすらありません。
 ではどうやって調理するかというと、まな板を縦にしてシンクの奥と手前の端に引っかかるように置きます。シンクが半分隠れてしまいますが気にする必要はありません。
 材料を切るときは体を横にして切っていきます。
 さらに電熱プレートがひとつしかないので、たとえばスパゲティをつくるとき、ソースを作るのと、スパゲティをゆでるのが同時にできません。
 以前は、まずスパゲティをゆでて、それをざるに空けてからソースを作っていましたが、今は違います。
 ソースを作っている間、スパゲティは電子レンジでゆでます。
 ちょうどスパゲティを切らずにいれれるほどの長さの耐熱ケースに水と塩とスパゲティを入れ、電子レンジにいれればOK。
 こんな感じのやつ。http://www.kureha.co.jp/topics/h150130.html
 これを使えば、十分ちょいで、スパゲティが食べられます。
 インスタントラーメン作るのと大差なし。
 ソースだって簡単。たとえばトマトソースなら、市販のトマトソースを買ってきて、オリーブオイルでなすとアスパラを炒めてトマトソースをかける。塩とこしょうで味付けして、その中にシーチキンを入れるとできあがり。
 かなり本格派の味が楽しめます。

 さあ、部屋にミニキッチンしかなく、まともな自炊をあきらめていた人、チャレンジだ。



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姫川亜弓の悲劇

2007-05-08 18:46:16 | マンガ
 前に書いた「ガラスの仮面」の記事へ、検索で入ってくる人がけっこういるので、第二弾を。
 今回はマヤのライバルの姫川亜弓にスポットを浴びせてみましょう。
 有名女優と映画監督の娘であり、お屋敷でお金持ちのお嬢様としてなに不自由なくくらしてきた姫川亜弓。しかもその七光りを利用し、子供のころから演劇界で大活躍。しかも七光りに甘えるだけでなく(というか、成長してからはむしろそれを毛嫌いして)、自らの努力で道を切り開いた負けず嫌いとプライドのかたまり。そして華やかな美女。
 まさしく主人公北島マヤのアンチテーゼです。
 最初はただのわがままお嬢様として登場したのですが、話が進むにつれて、彼女のプライドが高いのは、七光り女優と言われないために、陰で死にものぐるいの努力をしてきたからだということがわかってきます。
 亜弓はおそらく目標を明確に定め、それに向かっていくには自分になにが足りないかを正確に理解し、それを克服するための努力を惜しまないタイプなのでしょう。
 それはある意味、とてつもない才能であり、それができる人はどんな分野でも成功するでしょう。
 だからこそ、彼女は演劇会で人気実力を兼ね備えたスターになったわけです。
 そんな姫川亜弓の前に、北島マヤが現れます。
 一見なにも考えていないようで、見た目も平凡、おまけに普段はドジっこで、才能の片鱗も見せないくせに、いざとなればその天才をまざまざと見せつける女。
 心中察します。
 きっと北島マヤの存在を認めたくはなかったでしょう。
 なにしろ、自分が長年築き上げてきたものを根底からぶちこわすような存在です。
 もし姫川亜弓が性悪女だったら、どんな手段を使ってでもマヤをつぶそうとしたはずです。
 しかし彼女はそれをやらず、ライバルとして認めてしまった。
 それどころか、マヤを罠にはめて追い落とした汚い女(乙部のりえ)を計画的に追いつめて破滅させる徹底ぶり。そしてマヤが落ちぶれて、誰もが復活は無理だと信じたとき、ただひとり(除く、月影先生)「復活を信じて待つ」と宣言。
 うう、なんていい子なんだ、姫川亜弓。
 っていうか、こんないい人現実にはいません。
 演劇と関係ない人とか、初めからマヤには敵わないと思ってる人ならば、そういう人もいるでしょう。
 しかし亜弓にとってマヤは「紅天女」を競う最大のライバルであり、しかも亜弓は異常に勝ち負けにこだわる人なのです。普通ならば、これぞチャンスとばかりに自分がのし上がることを考えるはずです。
 しかし、亜弓は正々堂々と戦い、実力でマヤを負かして「紅天女」をつかみ取らなければ気がすまなかったのでしょう。
 あなたのまわりにいますか、そんな人?
 そこまで気高い精神を持った人が。

 ただし、それが姫川亜弓の悲劇なのです。
 そんなことにこだわらず、「紅天女」を奪い取れればラッキーと思えるような人だったら、きっと幸せになれたはずなのに。
 地獄の底から這い上がったマヤは、「ふたりの王女」で亜弓と共演します。
 そのさい、亜弓は生まれてはじめて「役と一体になる感覚と、その感動」に打ち震えます。
 ところマヤはあっさり、
 「どうして亜弓さんがそんなことをいうかわからない。だってそれって普通のことでしょ?」っていうような意味のことを言うわけです。
 それも、なんの悪意もなく、無邪気に。
 ああ、なんてかわいそうなんだ、姫川亜弓。
 きっと彼女はこう思ったことでしょう。
 「なぜ神はわたしに彼女の才能を理解できる程度の才能しか与えなかったのか?」
 そう、「アマデウス」でモーツアルトに出会ったサリエリ状態です。
 どう考えても、マンガでの主人公とライバルの立場が逆です。
 たいした才能もなく、日々必死に努力して一生懸命生きている一般人は、思わず亜弓の方を応援したくなってしまいます。

 このへんも「ガラスの仮面」の人気の秘密なんでしょう。
 主人公のキャラだけが立ってもしょうがないですから。

 物語はそんなふたりが「紅天女」の役を争うところでとまっています。
 今後どうなるのかわかりませんが、物語の流れからいけば、マヤが勝つしかありません。マヤが負けて、「紅天女」を演じれないエンディングなど、これだけ長い物語の結末としてあり得ないからです。
 しょせん、姫川亜弓は作者にとっても、月影先生にとってもマヤの噛ませ犬でしかないのですから。

 両者引き分けってことで、ダブルキャストにしてやれよ、月影先生。

BSマンガ夜話 ガラスの仮面 -美内すずえ-

ハピネット

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「スパイダーマン3」観てきたよ

2007-05-07 23:36:05 | 映画
 「スパイダーマン3」観ました。
 きのうテレビで観た「スパイダーマン」の一本目と合わせて、いろいろ述べてみたいと思います。
 まず一本目の冒頭で、主人公ピーター・パーカー(トビー・マグワイヤ)が体育会系のやつらにいじめられています。
 どうやら、アメリカでは人種とはべつに、学校での人気とか権力といった順列で、明確な階級があるらしいのです。
 トップがジョックスと呼ばれる体育会系で、その中でもフットボールの花形プレーヤーが一番。その次はたぶん、野球とかバスケとかホッケーとか、アメリカの花形競技のプレーヤーが来るんでしょう。
 最下層がギークスと呼ばれる、日本でいうオタク。
 それよりちょっとましなのが、ナードというやつで、日本でいえばガリ勉(死語?)が一番近いでしょう。ピーターは典型的なそれらしいです。
 他にもいろいろあるらしいですが、スパイダーマンとはとりあえず関係ないので、省きます。
 そして、ギークス、あるいはナードが、ジョックスにいじめられるのはアメリカでは日常茶飯事らしいです。
 そして、ジョックスはマンガやらコミックスやらを読まない。
 そんなものを読むやつを、差別しているからです。
 そして女に持てるのはとうぜんジョックスで、ナードや、ましてやギークは女に相手にされないのが普通らしいのです。
 ううむ。日本に生まれてよかったぞ。
 日本じゃ、勉強もスポーツもできるやつとか、マンガやアニメが好きなスポーツマンとかたくさんいますからね。そこまで区分が徹底されていない。
 そのへんの事情がわかっていないと、スパイダーマンの背景はわからないと思うんです。
 つまり、ピーターは頭はいいけど、ダサくて、女にはちっともモテません。
 あこがれのMJことメリージェーン(キルスティン・ダンスト)も、幼なじみのピーターには目もくれず、ドキュンのジョックスとラブラブです。
 アメリカの女子で一番モテるのはチアリーダーらしいですが、MJはたぶんそれに近い階級の人なんでしょう。
 ここがミソです。
 つまりスパイダーマンとは、ナードのモテない君が、とつぜん驚異的な力を授かって、大活躍。その結果、高嶺の花である女の子をモノにする話なのです。
 これはきっとナードやギークが、常日頃妄想していることをマンガ化したお話というわけです。
 きっと彼らは、自分たちの分身であるピーターが大活躍することに心をおどらせているのでしょう。
 ジョックスが大活躍する「スラムダンク」がアメリカでまったく受けなかったのは、こういうことらしいのです。
 つまり、あいつらは自分たちのヒーローじゃない。僕らをいじめるやつらだ。ってことです。
 スパイダーマンこそ、彼らの気持ちを代弁してくれるものなのでしょう。

 で、今度のパート3では、一作目からのハリーとの因縁。一作目で殺された叔父の復讐。それに身体能力と同時に悪意を増幅する謎の宇宙生命体(だよね?)がストーリーに絡んできます。
 ハリーはグリーンゴブリンに、叔父の仇はサンドマンに、そしてピーター自身はブラックスーツド・スパイダーマンになってしまいます。
 悪の力に落ちたピーターは、まるで暗黒面のフォースに目覚めたアナキン・スカイウォーカーです。
 憎悪や復讐で暗黒面に落ちると強くなるというのは、アメリカでは常識なんでしょうか?
 暗黒面に落ちたピーターは、ハリーをあっさり惨殺。(……したかと本気で思いましたよ。だって爆弾投げ返すし)
 自分を振ったMJには嫌がらせをするわ、やりたい放題。
 さらにはライバルカメラマンのインチキをあばいて逆恨みされます(っていうか、ねつ造暴かれて逆恨みするなんて、こいつに関しては同情の余地なし)。

 ただ、結局は自分を取りもどすところがアナキンとは違うところ。

 その結果、敵は3体に。
 三体一でどうやって戦うのかと思っていると、
 まさか、ジャンプ展開になろうとは。
 とはいえ、クライマックスのシーンはかなりの大迫力で、燃える展開。
 MJは相変わらず、死にそうな目にあって叫びまくってますが、それもご愛敬。
 ハリーとの因縁や、おじさんの仇の問題もきれいに片付きます。

 そして高嶺の花である(ちっともそうは見えませんが)MJとの仲も修復してハッピーエンド。
 まあ、空前の大ヒットをするほどの作品じゃないと思いますが(したの?)、ちゃんと楽しめました。観ておいて損はないでしょう。

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サンニッパってかっこいい!

2007-05-06 14:15:37 | カメラが好き
 南野はニコンF4などという高いカメラを使って、水中写真以外、なにを撮るかというと、ほとんどなにも撮りません。
 たまに風景を撮るくらいです。それも旅行に行ったとき、ついでに。
 ただ、南野とて、たまにはこんなことを思うこともありました。
 「ひょっとして、こんなお魚だの、風景だのを撮っている場合じゃないんじゃないか? やはり、こんなカメラを持ってるなら、かわいい女の子を……」
 そうです。このカメラを使えば、雑誌のグラビアに載っている女の子の写真並みのものを撮ることも可能なのでは?(撮影の腕は? とりあえずおいときます)
 手持ちのレンズで女の子を撮るなら、なんだ?
 16ミリ対角線魚眼。絶対無理。女の子の顔もプロポーションもゆがんじゃいます。
 じゃあ、28ミリは?
 無難だけど、南野の腕じゃただのスナップ写真になります。
 60ミリマクロ。
 顔のアップでも撮るんならいいかもね。
 こんなにカメラに金をかけてるのに、女の子を撮るレンズひとつないのか?
 ちなみにグラビアアイドルを撮ってるレンズはどんなものが多いのか?
 望遠レンズです。それも解放F値が22だの11だのといった暗いレンズではなく、2.8とかの。
 たとえば、サンニッパ。
 これは解放F値が2.8の300ミリレンズってことです。
 F値が小さくなればなるほど、暗い場所でも撮れます。
 その分、レンズは馬鹿でかくなり、値段も天井登り。
 「なんで女の子を撮るのに、そんなレンズがいるんだ? 暗い場所で隠し撮りでもするのか?」
 そう思われた方もいるかもしれませんが、べつに盗撮のために使うわけじゃありません。
 そういうレンズを使った方が、バックがふんわりぼけるんです。
 アイドルの写真集とかをよく観察したことのある人はわかるでしょうが、背景がふんわりときれいにぼけている方が、人物が引き立ちますよね。
 あるいは、目だけがシャープにピントが合っていて、他の体の部分が微妙にぼけていると、なんかみょうにかっこよかったりします。

 ただ、このレンズ、馬鹿でかいです。
 スポーツの試合なんかでよく見る、大砲みたいなやつです(スポーツの場合、もっと長いレンズを使ってる場合もあると思いますけど)。
 こんなレンズを使えば、撮る方も撮られる方も気合いが入るってもんです。
 撮る方「うおおお。こんなレンズを振りまわして写真とってる俺ってかっこいい。まるでプロだぜ」
 撮られる方「ああ、この人って本気なんだわ。そんなにあたしのことを撮りたいの? じゃ、じゃあ……ちょっとくらいなら、撮らせてあげてもよくってよ」
 ひょっとして恋が芽生えるかもしれません。
 なのに、南野がこのレンズに手を出さなかったのは、めちゃくちゃ高いということもありますが、結局、撮るものがないからです。
 え、今まで語ってた女の子を撮る話はどうなったかって?
 モデルになってくれるような女の子がいないんですよ。
 もしなってくれそうなかわいい女の子がいれば、無理してでも買ったかもしれません。
 でもそんな当てはまったくありませんでした。
 まあ、南野には野鳥を撮る趣味はありませんから、そんなレンズを無理して買っても他に使い道はありません。
 水中じゃまったくなんの役にも立たないレンズですから。
 なにせ、水中では水というものがありますから、いくら透明度がよくてもあまり遠いものは撮りません。なるべく被写体に近づくのが基本中の基本です。
 サンニッパなんて、至近距離ではピント合いませんから。
 おまけにあんな馬鹿でかいレンズ、ハウジングには入りません。
 もし特注で作ったら、ものすごく馬鹿でかく、糞重く、なおかつバランスが最悪で、値段はどれくらい高く付くか見当が付きません。
 おまけにもし水没でもすれば、一財産ふっとびます。

 南野が、どんなにかっこいいと思っていても、サンニッパを持っていないのはそういうわけです。


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水中フォトグラファーは両極端に走る

2007-05-05 16:00:06 | カメラが好き
 過去、なにげなく書いたニコノスやらF4やらの記事が定期的に検索にかかるので、調子にのってニューカテゴリー「カメラが好き」というのを作ってしまいました。
 その記念に、きょうは水中写真に関する記事を。

 ダイバー、とくに水中カメラマンたちにとっては常識であることも、世間一般ではまったく知られてない、なんてことは多々あること。
 たとえば、水中カメラマンたちは(アマチュアふくむ)高い器材を買って、いったいどんなものを撮影しているのでしょうか?

 魚? ダイバー? 景色?

 そう思われた方はいい勘してます。まあ、だいたいそんなものでしょう。
 水中カメラ初心者も、だいたい漠然とそんなものを撮ろうと、水中写真をはじめます。
 そこで選ぶのが、かつてならニコノスの20ミリレンズ。これはダイバーや、すこし大きめの魚を撮るのに適してますし、風景もそれなりに撮れます。
 最近ならいきなりハウジングの人も多いでしょうが、その場合も28ミリから20ミリくらいの間のレンズからはじめる人が多いんじゃないでしょうか? 理由はニコノスの時とほぼ同じです。

 ところがいざはじめて、水中写真に嵌ると、それじゃあもの足りなくなってしまいます。
 たとえば、とにかく魚を撮りたい。しかもかわいい魚がいいな。
 とか思い出すと、さあ大変。
 ちっちゃくて、きれいで、かわいい魚ばっかり撮りたくなります。
 そうすると、もう選択肢は、一眼レフにハウジング、それにマクロレンズしかなくなります。
 それでも60ミリマクロくらいなら、その気になれば、ちょっと大きめの魚とか、ダイバーとか(全身はちょっときついけど)も撮れます。
 ただ、このあたりまで来ると、マクロ派フォトグラファーはそんなものはどうでもよくなってきます。
 おれぁ、そんなものより、ハタタテハゼのペアを画面いっぱいに撮りたいんじゃ。
 たとえば、そう思ったとしましょう。その場合、60ミリじゃきつい。もちろん、近くまで寄れれば撮れるんですが、相手だってわけのわからん機械持ったダイバーがすりすりと近づいてくれば、逃げるに決まってます。ハタタテハゼなら砂の中に潜ってしまうでしょう。
  60ミリ? そんな半端はレンズじゃいかん。男ならやっぱり100ミリマクロじゃあ!
 こうして小さいものを写真に撮る以外は興味がない、マクロ派フォトダイバーのできあがり。
 こうして彼は、ニシキテグリだの、カニハゼだの、キンチャクガニだの小さくてかわいくて変でめずらしいやつをもとめて、世界中の海を駆けめぐるのです。


 一方、ワイド派フォトグラファーという人種がいます。
 これは大魚群を画面いっぱいに収めたり、マンタのような大物をぐわっと撮ったり、あるいは画面いっぱいに広がる珊瑚礁や真っ白い砂地などを画面に収めることにエクスタシーを感じる人たちです。
 南野はまさにこれです。
 こういうひとたちはすぐに20ミリくらいのレンズじゃもの足りなくなります。
 そしてまずほしがるのが、ニコノスと15ミリレンズの組み合わせ(これが高いんだ、また)。
 これがあれば、珊瑚礁も、マンタも、ギンガメアジの群れもばっちりです。逆に近場の伊豆あたりじゃあまり出番がありません(水の透明度悪いし、でっかい魚もあまりいない)。
 こういう人たちに対する最後の誘惑が、対角線魚眼。通称フィッシュアイレンズ。
 すごい。こいつぁ、すごいぜ。なにしろ、対角線方向には視野が180度あるんですから。もうワイドなんてもんじゃありませんぜ、旦那。
 ただしこいつを使うには、ドームポート付きのハウジングと一眼レフを使うしかありません。
 南野がF4とアクアティカを買ったのはまさにそのため。こいつが南野から湯水のように金を搾り取るのは、前に書いたとおりです。
 ただしこいつをつけて覗くファインダーの中は別世界。
 なにしろ、油断してると、ストロボが画面に映り込んじゃうくらいです。
 珊瑚礁だろうと、ドロップオフだろうと、砂地だろうと、どど~んと、ど迫力で映しこんじゃいます。
 いったんこの味を知ってしまうと、もう麻薬のよう。
 それにおさまる広大な風景や、魚群、大物を求めて、やはり世界中の海をさまようのです。

 なんか話聞いてるとイメージ違うね。ダイバーってもっとおしゃれな人たちかと思ってた。
 そう思った方、それは大いなるかんちがいです。

 で、でも、それじゃあ、まるで……オタク?

 そうです。ダイバーはオタクです。一部のちゃらちゃらしたのもいますが、それはむしろ少数派。大多数はオタクです。それもかなり重度でレアな。
 だってそうでしょう? 何百という魚の名前を知っていて、そいつを撮るにはどんなところにいって、どんな器材で撮影すればいいか熟知している人間。しかもそれをじっさいに行動に移す行動力。そのためにはいくらでも金をつぎ込む壊れた価値観。

 なんか、オタクっていうより、すこし頭のおかしい人のような気がしてきた(しょぼ~ん)。
 ええ、とにかくダイバーってそんなひとたちですから、おしゃれでかっこいい人だなんてくれぐれもかんちがいしないように。



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