南の海のワナビ

小説家を目指す「南野海」の野望ははたして達成されるのか?

最初の壁が難関だ!

2007-05-17 22:58:41 | 作家への道
 小説を自サイトにさらし、アクセス解析をしてみると、今までわからなかったことが見えてきました。
 南野図書館を見ていただいた方はわかると思いますが、南野は「二挺拳銃お姫様」の目次をトップページに持ってきていて、そこから各章にリンクで飛べるようにしています。
 そしてその目次に、オンライン小説検索サイトから人が来るように登録しています。
 アクセス解析で各ページを見てみると、いろんなことがわかります。

 まず、検索サイトから目次に来た人が、第一章に飛ぶのは、三分の一程度しかいない。

 これは正直意外でした。
 検索サイトでおもしろそうとおもったからこそ、飛んできたんだろうに、なぜ一章を読まないのか?
 まあ、いろいろ考えられます。
 サイトがブログだったからやめたという人もあるでしょう(小説サイトでブログは人気ないらしいです。読みにくいとかで)。
 あるいはそれほどおもしろそうとおもったわけでもなく、ちょっと覗いてみようくらいの気持ちできて、心惹かれるものがないから帰ってしまった人もいるかもしれません。

 次に、第一章まで進んだ人が、次の章(厳密に言えば、章をふたつにわけているので、章の後編)にいく割合はどれくらいでしょうか?
 半分くらいにすぎません。
 次の章はさらに何割か減ります。
 ただそっから先は、あまり減りません。減るにしても緩やかに減っていくのです。

 これはどういうことか? 最初の壁さえ突破して、読者を引き入れてしまえば、読者はだいたい最後まで読んでくれるということです。

 まあ、最初の壁が高いのは、単純におもしろさだけでなく、好みが合わないとか、そういった理由もあるでしょうが、やはり、最初がおもしろくないと、次を読んでくれないのです。
 これはオンライン小説の場合、顕著に出るでしょう。
 なにせただだし、おもしろさを出版社が保証してくれるわけでもありません。
 つまらなければ、二度とこないだけです。
 (これが買った本なら、多少詰まらなくても最後まで読む人は多いでしょう。なにせ金払ってるし)

 小説の教則本とかには、よく「冒頭が大事」みたいなことが書いてますが、それはほんとのことでした(いや、べつに疑ってたわけでもないですけど)。
 オンライン小説のアクセス解析はシビアな現実を教えてくれます。

 まあ、極端なことを言えば、一章の出来が悪ければ、二章にはほとんど人が来ないこともありえます。

 オンライン小説はそれを教えてくれる。
 それがわかっただけで、南野は小説を自分のブログでさらした意味がありました。


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南野のカリスママンガ家は石森章太郎と永井豪

2007-05-17 00:00:39 | マンガ
 南野は小説以上にマンガを読んでいますが、「マンガ家で誰が好き?」と問われると返答に困ってしまいます。
 なんだかんだ言って、そうとう幅広く読んでますし、そもそも読んでいる年月が長すぎます。
 そのせいか、最近じゃ作品タイトルはおぼえていても、作家名を知らないってことがけっこうあります。それも好きな作品にもかかわらずです。
 これ、昔は考えられませんでした。
 好きな作品に巡り会えば、とうぜん作家名はおぼえます。完璧に。
 間違えることはありません。
 それがいったいどうしたのでしょう? 
 今普通に週刊マンガ誌で読んでいる作品で、作者名がわかるものが、半分もない気がするのです。
 あるいは作家にこだわらず、おもしろそうなものは片っ端から読むようになったってことなんでしょうか?
 そんなわけで、南野が好きなマンガ家を上げろと言われてると、どうしても昔のマンガ家になってしまいます。
 しかもとくに印象の強い(というか、自分に影響を与えたような)マンガ家となると、「鳥山明」あたりを突っ切って、もっと昔のマンガ家になってしまいます。
 はっきり言うと、「石森章太郎」と「永井豪」でしょうか。
 いったいどんだけおっさんなんだよ? と突っこまれる以前に、そもそも若い人の中には石森章太郎を知らない人がいるかもしれません。
 まあ、後期は「石ノ森」と改名していますから(南野はあえて昔の石森を使います)よけいわからないかもしれません。
 この人は後期も「HOTEL」だとか「マンガ日本経済入門」だとかを描いていましたが、この人の代表作はなんといっても「サイボーグ009」であり、「仮面ライダー」であり「キカイダー」、あるいは「リュウの道」でした。
 南野がまだ子供のころ、圧倒的なカリスマ性を持ったマンガ家だったのです。
 南野はこの人にあこがれて、小さいころマンガ家になろうとしました。
 またこの人が書いた、「マンガ家入門」という本にも、ものすごい影響を受けました。
 南野だけではなく、当時、マンガ家にあこがれた青少年は多かれ少なかれ、この本の影響を受けているはずです。
 とにかく小学生のころの南野は石森章太郎に夢中で、逆に手塚治虫とかはまったく興味がありませんでした。手塚治虫にはないダークさとかハードさ(あるいは救いのなさ)がかっこよかったのかもしれません(ただギャグは正直あまりよくありません)。

 もうひとりあげるとなると、やはり永井豪になってしまいます。
 この人は石森章太郎のアシスタントをしていただけあって、どこか似た雰囲気があるのですが、こっちの方がよりバイオレンスとエロとギャグで特化してます。
 読んだときの年齢も石森章太郎のときより上だったので、素直にそういうものを受け入れたのでしょう。
 有名なところでは「デビルマン」がありますし、この人の場合はギャグ系の作品も大好きです。とくに「おいらスケ蛮」とか「イヤハヤ南友」とかがお気に入り(どっちも明るくエッチでバカな話)。「ハレンチ学園」とかよりずっと完成度が高いです。
 まあ、一番衝撃を受けたのは「バイオレンスジャック」でしょうか?
 当時、こんなの少年誌に載っけていいのかよって、子供心に思ってました。
 だって人犬ですよ、人犬。
 まあ、いい時代だったんでしょうね(笑)。(今ならどれも青年誌じゃないと無理)

 年月が流れて、単純におもしろさだけなら、それらを超えるものも今あるのかもしれませんが、やはり心に残っているのは子供のころ読んだものが強いのです。
 だから今の十代には理解できないかもしれませんが、南野のカリスマ作家は「石森章太郎」と「永井豪」なのです。

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