じっさいのプロ野球中継や高校野球にはなんの興味もないのに、野球マンガは好きな南野です。
古いマンガで申し訳ありませんが(今やってるプロ野球のやつは無視)、「ドカベン」において、南野がどうしても納得できない展開があるのです。
納得できないというのは、矛盾とかそういうことではなく、なぜ水島新司先生が、こういうストーリー展開にしたか理解できないという意味です。
それは小林慎司というキャラの起用についてです。
このキャラ、中学時代の山田(もちろん主人公)のライバルで、山田のスライディングの事故により失明していました。
中学変ではそのへんの因縁が描かれてあり、けっきょく山田たちが負けるわけです。
ただし、小林はアメリカに留学ということになって、高校編ではずっと山田たちの明訓高校とは対戦せずにきました。
ところがついにアメリカから帰ってきて同じ神奈川の高校、東郷学園に転校してきます。
しかも明訓のエース里中は、中学の時、同じ学校だった小林のせいで一度もマウンドに立てなかったという因縁があります。
さらに小林は岩鬼や殿馬ともつながりがあるし、小林の妹は山田に惚れていたりします。
とうぜん、読者は期待します。ものすごい因縁試合になると。
かくして地区予選決勝戦で、明訓と東郷学園はぶつかることに。
ところが水島先生は、なにを考えたのか、この試合をあっさりスルー。
雨が続いたとかで、どうせ関東大会には二校すすめるんだからという理由で、戦いは関東大会に持ち越し。
おいおい、そこまでもったいぶんなよ。
と、南野などは思ってしまいましたが、とうぜん、関東大会の決勝でぶつかるものだと信じていました。
ところが、小林、準決勝で負けてしまうのです。
これには開いた口がふさがりませんでした。
今までの前振りはいったいなんだったんだ?
しかも、小林をやぶった下尾高校は、強敵として描かれていたかというとさにあらず。エース里中が投げずにあっさり勝ってしまいました。
ところが、甲子園には関東から三校でるらしい。つまり、東郷学園は三つめの高校として出場し、甲子園で因縁の対決をするのだろうか?
そう思いますよね。ふつうは?
ところが選ばれたのは、準決勝で明訓にコールド負けした学校。東郷学園は出れませんでした。
なんなんだ、これは? 作者はいったいなにを考えてるんだ?
本気でそう思いましたよ。なんでこんなおいしい戦いをのがすんでしょう?
現実にはこういうことはあるかもしれませんが、フィクションならばとうぜん、戦わすべきです。
それとも水島先生、「現実とはこんなもんだよ。きびしいんだよ」とでも言いたかったんでしょうか?
けっきょく、小林は山田たちと対戦することなく、ドカベンの連載は終了しました。
ところが、しばらくして明訓と他のマンガの主人公たちを戦わせるという企画の「大甲子園」がはじまりました。
そしてその初めの方で明訓は横浜学園を破って決勝に、かたや、もうひとつの席を争うのは白新高校と、東郷学園。
そうだったのか? 小林とはこのために出てきたんだ。山田の宿命のライバル不知火をやぶって決勝で対戦するんだ。
今度こそ、そうなると思いました。
ところが小林ひきいる東郷学園はあっさり敗退。試合風景さえ描かれませんでした。
はあ~。
小林、おまえはいったいなんのために出てきたんだよ?
水島先生、ちゃんと考えてストーリー作ってます?
ちなみに小林はプロ野球編でも出てきません。
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古いマンガで申し訳ありませんが(今やってるプロ野球のやつは無視)、「ドカベン」において、南野がどうしても納得できない展開があるのです。
納得できないというのは、矛盾とかそういうことではなく、なぜ水島新司先生が、こういうストーリー展開にしたか理解できないという意味です。
それは小林慎司というキャラの起用についてです。
このキャラ、中学時代の山田(もちろん主人公)のライバルで、山田のスライディングの事故により失明していました。
中学変ではそのへんの因縁が描かれてあり、けっきょく山田たちが負けるわけです。
ただし、小林はアメリカに留学ということになって、高校編ではずっと山田たちの明訓高校とは対戦せずにきました。
ところがついにアメリカから帰ってきて同じ神奈川の高校、東郷学園に転校してきます。
しかも明訓のエース里中は、中学の時、同じ学校だった小林のせいで一度もマウンドに立てなかったという因縁があります。
さらに小林は岩鬼や殿馬ともつながりがあるし、小林の妹は山田に惚れていたりします。
とうぜん、読者は期待します。ものすごい因縁試合になると。
かくして地区予選決勝戦で、明訓と東郷学園はぶつかることに。
ところが水島先生は、なにを考えたのか、この試合をあっさりスルー。
雨が続いたとかで、どうせ関東大会には二校すすめるんだからという理由で、戦いは関東大会に持ち越し。
おいおい、そこまでもったいぶんなよ。
と、南野などは思ってしまいましたが、とうぜん、関東大会の決勝でぶつかるものだと信じていました。
ところが、小林、準決勝で負けてしまうのです。
これには開いた口がふさがりませんでした。
今までの前振りはいったいなんだったんだ?
しかも、小林をやぶった下尾高校は、強敵として描かれていたかというとさにあらず。エース里中が投げずにあっさり勝ってしまいました。
ところが、甲子園には関東から三校でるらしい。つまり、東郷学園は三つめの高校として出場し、甲子園で因縁の対決をするのだろうか?
そう思いますよね。ふつうは?
ところが選ばれたのは、準決勝で明訓にコールド負けした学校。東郷学園は出れませんでした。
なんなんだ、これは? 作者はいったいなにを考えてるんだ?
本気でそう思いましたよ。なんでこんなおいしい戦いをのがすんでしょう?
現実にはこういうことはあるかもしれませんが、フィクションならばとうぜん、戦わすべきです。
それとも水島先生、「現実とはこんなもんだよ。きびしいんだよ」とでも言いたかったんでしょうか?
けっきょく、小林は山田たちと対戦することなく、ドカベンの連載は終了しました。
ところが、しばらくして明訓と他のマンガの主人公たちを戦わせるという企画の「大甲子園」がはじまりました。
そしてその初めの方で明訓は横浜学園を破って決勝に、かたや、もうひとつの席を争うのは白新高校と、東郷学園。
そうだったのか? 小林とはこのために出てきたんだ。山田の宿命のライバル不知火をやぶって決勝で対戦するんだ。
今度こそ、そうなると思いました。
ところが小林ひきいる東郷学園はあっさり敗退。試合風景さえ描かれませんでした。
はあ~。
小林、おまえはいったいなんのために出てきたんだよ?
水島先生、ちゃんと考えてストーリー作ってます?
ちなみに小林はプロ野球編でも出てきません。
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この人、敵として二度立ちはだかりましたが、今回はその集大成になったはずなのに。
ついでに忘れていたこととして、小林はドカベンはじまって以来のナックルボーラーだったんですね。はたして山田にナックルが打てるかどうか、興味津々だったんですが。
あの時あれ程因縁を強調していましたしね。
県大会決勝を流したのも、関東大会でも何らかの方法で東郷学園との試合を流して甲子園決勝で当てるための伏線にする予定だったんだと思います。
弁慶戦以降でも、中山畜産戦だけは良かったんですがねぇ。
日光学園戦の一回コールドとか、「え?一回コールドってあるの?」っていう感想しか出てきませんでしたし。
おかげで日光行った時は必ずドカベン思い出してしまいますがw
せめて花巻戦だけはちゃんと描いて欲しかったなぁ。
いざ勝負となるとビビって敬遠するわその後不知火との格の違い見せつけられるわ
ある意味小林の扱いは一貫してると思う