アクセス解析を見ると、密かに人気のある「カメラが好き」のコーナー。
ということで、きょうは水中撮影の話を。
じつは水中撮影には水中ストロボが必要不可欠です。
これは暗いからというより、これを使わないと、青みがかった写真になってしまうからです。
まあ、それがねらいの時は無理してストロボをたく必要はないのですが、サンゴだの魚の鮮やかな色が欲しければ、ストロボの光が必要なわけです。
じつはこの水中ストロボの世界、かつては実質二社の独占状態。
すなわち、ニコンとSEA&SEAです。
ニコンはいまさら説明の必要もないと思いますが、SEA&SEAとはいったいどういうメーカーなのか?
まさに水中撮影機材専門のメーカーです。
ニコノスよりも安い水中カメラを作り(今は生産終了になったみたいです)、さらにいろんなカメラのハウジング(耐圧水中ケース)をそろえた水中カメラマン御用達の一大メーカーになったわけですが、南野が水中写真をはじめた当初、ニコンの作る水中撮影機材の補助的なメーカーというイメージがつきまとっていました。
だから南野もとうぜんのように、ニコン純正がえらい。と思ってました。
ニコノスといっしょに買ったストロボがSEA&SEA制だったのは、たんにそっちの方が安かったからです。
ところがです。ある日、友達にニコンの純正ストロボを借りたことがあります。
NIKON SB102という馬鹿でかい赤いやつ。
でかいだけあって、ハイパワーかつ、照射角が広いという優れもの。
ところが使ってみて、まず感じたことは……。
チャージが遅え!ということです。
チャージとは、つまり一度ストロボをたいたあと、次の発光に必要なパワーを溜めること。
これが終わる前にシャッターを切っても、ストロボは光りません。
つまり、連写に向いていないのです。
しかもストロボが馬鹿でかい上、アームが折りたためず、かさばるし、ライティングの自由がききません。
その点、SEA&SEAのストロボはアームが自在に動くし、チャージが速い。
「ひょっとして、SEA&SEAのストロボって、えらい?」
南野がこう思ったのは、このときが最初です。
やがて15ミリのレンズを買い、照射角が広いストロボが欲しくなりました。
ここで南野が選んだのは、ニコンの純正ではなく、SEA&SEAのYS-200。馬鹿でかい黄色いやつです。
こいつは、すごいやつでしたぜ、旦那。チャージがニコンの三倍速い。いや、もっとかも。
バシバシ撮るにはもってこいです。
もっとも欠点もありました。オートがききません。まさにただ光るだけ。
ただ、それはすぐに慣れました。どっちにしろニコノスのオートは不完全なものですし、それならフルマニュアルで撮ってもさほど手間はかかりません。っていうか、被写体との距離はだいたいいっしょですから、あとは絞りに応じてフル発光かハーフ発光か選ぶだけ。それは一回テスト撮影すればだいたいわかってしまいます。
こうして南野の中では、「SEA&SEAはえらい」は確定しました。
もっともレンズだけは、「ニコン純正はさすがだぜ」という思いは消えませんでしたけど。
もっともニコンが水中撮影機材から手を引いてしまって、今はまさに「SEA&SEAえらい」状態なのかもしれませんが。
だけど、知らない間に、水中写真はハウジングにデジタル一眼レフを入れて、フルオートで撮るのがあたりまえの時代になってしまったんですね。
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ということで、きょうは水中撮影の話を。
じつは水中撮影には水中ストロボが必要不可欠です。
これは暗いからというより、これを使わないと、青みがかった写真になってしまうからです。
まあ、それがねらいの時は無理してストロボをたく必要はないのですが、サンゴだの魚の鮮やかな色が欲しければ、ストロボの光が必要なわけです。
じつはこの水中ストロボの世界、かつては実質二社の独占状態。
すなわち、ニコンとSEA&SEAです。
ニコンはいまさら説明の必要もないと思いますが、SEA&SEAとはいったいどういうメーカーなのか?
まさに水中撮影機材専門のメーカーです。
ニコノスよりも安い水中カメラを作り(今は生産終了になったみたいです)、さらにいろんなカメラのハウジング(耐圧水中ケース)をそろえた水中カメラマン御用達の一大メーカーになったわけですが、南野が水中写真をはじめた当初、ニコンの作る水中撮影機材の補助的なメーカーというイメージがつきまとっていました。
だから南野もとうぜんのように、ニコン純正がえらい。と思ってました。
ニコノスといっしょに買ったストロボがSEA&SEA制だったのは、たんにそっちの方が安かったからです。
ところがです。ある日、友達にニコンの純正ストロボを借りたことがあります。
NIKON SB102という馬鹿でかい赤いやつ。
でかいだけあって、ハイパワーかつ、照射角が広いという優れもの。
ところが使ってみて、まず感じたことは……。
チャージが遅え!ということです。
チャージとは、つまり一度ストロボをたいたあと、次の発光に必要なパワーを溜めること。
これが終わる前にシャッターを切っても、ストロボは光りません。
つまり、連写に向いていないのです。
しかもストロボが馬鹿でかい上、アームが折りたためず、かさばるし、ライティングの自由がききません。
その点、SEA&SEAのストロボはアームが自在に動くし、チャージが速い。
「ひょっとして、SEA&SEAのストロボって、えらい?」
南野がこう思ったのは、このときが最初です。
やがて15ミリのレンズを買い、照射角が広いストロボが欲しくなりました。
ここで南野が選んだのは、ニコンの純正ではなく、SEA&SEAのYS-200。馬鹿でかい黄色いやつです。
こいつは、すごいやつでしたぜ、旦那。チャージがニコンの三倍速い。いや、もっとかも。
バシバシ撮るにはもってこいです。
もっとも欠点もありました。オートがききません。まさにただ光るだけ。
ただ、それはすぐに慣れました。どっちにしろニコノスのオートは不完全なものですし、それならフルマニュアルで撮ってもさほど手間はかかりません。っていうか、被写体との距離はだいたいいっしょですから、あとは絞りに応じてフル発光かハーフ発光か選ぶだけ。それは一回テスト撮影すればだいたいわかってしまいます。
こうして南野の中では、「SEA&SEAはえらい」は確定しました。
もっともレンズだけは、「ニコン純正はさすがだぜ」という思いは消えませんでしたけど。
もっともニコンが水中撮影機材から手を引いてしまって、今はまさに「SEA&SEAえらい」状態なのかもしれませんが。
だけど、知らない間に、水中写真はハウジングにデジタル一眼レフを入れて、フルオートで撮るのがあたりまえの時代になってしまったんですね。
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