南の海のワナビ

小説家を目指す「南野海」の野望ははたして達成されるのか?

「トランスポーター2」

2007-09-30 23:40:48 | 映画
 テレビで「トランスポーター2」見ました。
 いや、たいして期待しないで見たんですが、おもしろかった。
 この主役の人、ジェイソン・ステイサムって言うんですね(はじめて知った)。
 かっこいい、ハゲ。同じハゲでも、ニコラス・ケイジとはひと味違いますよ。
 なんかサッカー選手にでもいそうなタイプです。

 この人のアクションって、中国拳法系というか、ジャッキー・チェンを連想するものがありますね。
 例えば小道具をうまく使ったり、棒術みたいなのを使ったり。
 消防ホースを使ったアクションはとくに良かったですね。縛ったあげく、最後に水を入れると、圧でふりまわされるあたり新鮮でした。
 もちろん、ウリのカーアクション、ガンアクションは健在。
 っていうか、この映画、初めから終わりまでマシンガンのようにアクション漬け。
 それを抜けばなにも残らない感じです。
 いや、それが悪いと言ってるわけじゃないですよ。そういう映画があってもいいんです。
 ただ同じリュック・ベッソンのアクション映画、「ニキータ」なんかに比べると、ワンシーン、ワンシーンが軽いかなって気はします。
 「ニキータ」はアクションシーンは少ないけど、ひとつひとつのシーンに主人公ニキータの焦りや絶望が表現されていて重く、そして印象的です。
(まあ、南野にとって「ニキータ」はアクション系の中では別格の出来なんですけど)

 とはいえ、なんだかんだ言って、カーアクション、ガンアクション、格闘と三拍子そろった痛快なジェットコースター・アクション映画。
 アクション好きなら、観ておいて損はありません。

トランスポーター2 ハラハラ!ドキドキ!!2,500円(税込)シリーズ

角川エンタテインメント

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「エントラップメント」は「オーシャンズ」よりもおもしろい

2007-09-28 15:08:02 | 映画
 きのうテレビで「エントラップメント」を見て思ったことは、やはりこっちの方が「オーシャンズなんとか」よりもずっとおもしろいということです。(一応、同じジャンル。泥棒ムービーとして比べてます)

 「オーシャンズ」はほんとオールスターキャストですが、多ければいいってもんじゃないよと思わずにいられません。
 「エントラップメント」はキャサリン・ゼタ・ジョーンズと、ショーン・コネリーのふたりが主演ですが、こっちの方がずっといい。
 まず、ショーン・コネリーですが、まず思ったことは、
 この人、じじいになってからの方がずっとかっこいい。
 なんなんでしょう? 普通、どんなかっこいい俳優であっても(というか、若いころかっこよければかっこいいほど)じじいになるとかっこ悪くなってしまうもの。
 ところが、ショーン・コネリーは007やってたころより、今の方がかっこいい。
 そしてキャサリン姐さんは、エロくて貫禄がある。(弱々しくもかわいくもなく、強くてエロい)
 で、この「エントラップメント」とはかっこいい不良じじいと強エロ姉さんがタッグを組んで泥棒するわけだから、おもしろくないわけがないのです。

 ふたりの最初の仕事である、中国の仮面を盗む場面でやる、キャサリンがレーザー網を突破するシーンいいですよね。
 いや、正確に言うと、むしろそれを想定したトレーニングシーン。部屋に赤い糸を張り巡らせて、それに鈴を釣り、その中をかいくぐっていくシーンなんですが、腹ばいになりつつ、けつを上の方にぐいと突き出しながら、ぐにゅううっと糸をくぐって中に入りこんでいくシーンはエロくてたまりません。

 そして仮面を盗んだあとは、いよいよ本来の目的である世界中の銀行からのダウンロードで80億ドルを振り込ませようという作戦へ。
 こっから先は、スリルとサスペンスの連続。
 やっぱり泥棒映画はこうじゃなくっちゃね。
 さらにこのふたりの間には、騙しだまされ、愛し、愛されと、まるでルパンと不二子のような展開も……。
 ラストのどんでん返しも見事。
 南野のお薦めの一品です。

エントラップメント

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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「ゴルゴタ」キター!

2007-09-25 00:13:55 | 読書
 この前から騒いでいた、深見真さんの「ゴルゴタ」、ついに読了。
 いやあ、おもしろかったです。
 自衛官の妻が少年に惨殺されるけど、少年法で守られたため、復讐に走るというあらすじは知っていたんですが、まさか、こういう方向に走るとは。
 てっきり、必殺仕事人になるんだと思ってましたよ。
 必殺シリーズってやつは、最初の方で悪党がやりたい放題やって、被害者の同情心を思いっきりあおりつつ、ラストで悪党をぶっ殺して、見ている人たちは胸がすうっとするという構成ですが、「ゴルゴタ」はちがいました。
 もちろん、悪党の少年たちはぶち殺されるわけですが、殺し方があまりにも残虐なんで、胸がすうっとしません。
 それに必殺シリーズでは、仕事人は最後まで正体がばれませんが、「ゴルゴタ」では、犯人が主人公であることはあっという間にばれます。
 ま、主人公の妻とお腹の子を殺した少年たちがつぎつぎと殺されていくわけですから、とうぜんといえばとうぜんですが。
 しかも悪党少年たちは五人いて、下っ端から順に殺されていくわけですから、リーダー格やサブリーダーあたりになると、とうぜん警備が厳重になっていきます。
 サブリーダーなんて、やくざの息子ですから、警備には警官の他に、屋敷の中には獲物を持った組員が大勢。
 これが仕事人なら、警察に見つからないように屋敷に忍びこみ、目標を暗殺するんでしょうが、「ゴルゴタ」の主人公、真田聖人はどうしたか?
 あっさり警官を射殺し、屋敷に入りこむと、組員をかたっぱしからぶち殺し、最後に標的をさらっていきます。もちろん、拷問して殺すために。
 ここから話は急展開します。
 なにしろ仲間を殺された警察が本気になりましたから。
 最後のひとりを守ろうとする警察と、真田の激突は市街地で。まさに戦争状態。

 まさに全編バイオレンス。銃撃戦の嵐。
 足りないものはレズだけだぁ!

ゴルゴタ
深見 真
徳間書店

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omron KaradaScan買ったよ~っ

2007-09-23 16:35:37 | 雑記
 南野、肝臓の値にヤバい数値が出てからメタボ撲滅のために、運動しつつ、カラダスキャンで内臓脂肪値などを毎日計ってたんですが、ついに壊れてしまいました。(いや、壊れたのはカラダスキャンで、南野じゃないですよ)
 まあ、しばらく前から調子悪かったんですが、電池を替えたら復活したとよろこんでいたら、ついにこの前うんともすんとも言わなくなってしまったのです。
 保証期間なんてとっくに過ぎていますし、やむを得ず、新しいのを買うことに。(ああ、痛い散財だ)
 で、店に行ってみてみると、前のやつは影も形もなくなっていて、完全リニューアル。
 おお? 皮下脂肪率が測れるようになってるじゃないですか?
 前は、全体の脂肪率と筋肉率、基礎代謝などが計れたくらいだったのに。
 しかもなんと、
 手だけとか、脚だけとか、体幹だけとか個別に計れる?
 おお、なんかすごいぞ。
 というわけで、それを買っちゃいました。
 でもなあ。冷静に考えたら、高いやつ買ったからって、脂肪が減るわけじゃないんだよなあ。
 ちょっとだまされた気分。
 まあ、いいか。

 ちなみに、ジョギングやら水泳やらやったおかげで、今、GOTやらGPTやらガンマGTPやらの数値は正常範囲。
 あとは脂肪を燃焼させねば。

 あ、それとぜんぜん関係ないけど、「ゴルゴタ」ゲット!



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「ゴルゴタ」売ってねえ!

2007-09-21 21:54:27 | 雑記
 さあって、南野の敬愛する深見真先生初のハードカバー、「ゴルゴタ」が出てるはず。
 そう思って近所の本屋に行ったんですが、売ってませんでした。
 まあ、仕方ありません。そこには「インシテミル」さえ置いてませんでしたから。
 そこで南野、近くの大きな町の本屋までてくてくと歩いて行ってきましたよ。
 なのに売ってねえ!
 一般文芸の階とラノベの階と両方見たんですが、どっちにもありません。
 南野いい年こいて、深見真の本を店員にたずねるのは恥ずかしかったんですが、しかたなく聞きました。
 「深見真のゴルゴタって出てます?」
 「え? ゴ、ゴルゴダ?」
 明らかに「なんだそりゃ? 聞いたことないぞ」って顔。
 さすがに深見真の名前は聞き返さなかったけど。(ラノベ売ってる階だし)
 「ちょっと待ってください」とパソコンのキーを叩いてなにやら検索し出しました。
 挙げ句の果てに、もうひとりの店員と「なんだそれ?」とかなにやら話し出す始末。
 出た結論、
 「発売はされてるみたいですが、うちには入ってません」
 はあ、そうですか? 深見真は世間一般じゃまだまだマイナーらしいです。
 っていうか、この本屋がだめなの?
 「武林」は売ってるくせに。
(ちなみに一般文芸のコーナーには有川浩や桜庭一樹のハードカバーは置いてました)
 もう一軒の大きな本屋に行けども、やはり売ってません。
 しかたなく、ラノベコーナーを覗くと、スーパーダッシュの新人賞受賞作が。
 「じゃあ、かわりに『鉄球姫エミリー』でも買って帰るか?」と思ったんですが、これならべつに家の近くの本屋で買えばいいと思い直して、帰りました。
 で、家の近くの本屋に行くと、新刊どころか、スーパーダッシュ一冊も売ってねえ!
 やられた。そうでした。この本屋はそういう本屋だった。
 電撃、富士見、スニーカーはもちろん、MFやファミ通、ガガガだって置いてあるのに。
 しかたなく、一冊も買わずにとぼとぼと家に帰りましたとさ。とほほ。

ゴルゴタ
深見 真
徳間書店

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「二挺拳銃お姫様」、電子書籍化決定!

2007-09-20 20:00:13 | 作家への道
 「二挺拳銃お姫様」が電子書店パピレスにて電子書籍化が決定しました。
 まだ、南野には連絡ないですけど、ただ読み.ネットのサイトにそう書いてあるからそうなんですよ、きっと。

 応援投票してくださった方、ほんとうにありがとうございます。

 ちなみに電子書籍化に向けてどう動くのか、よくわかりません。
 編集の人と打ち合わせて、ブラッシュアップするのか?
 表紙以外にイラストがつくのか?(っていうか、他のラノベの電子書籍は、本に載ってるイラスト、見れるようになってるんですかね?)
 パピレスの自社レーベルとして売り出すのか?
 いろいろわからないことだらけです。
 でもまあ、とりあえず、良かった。良かった。

 次は紙書籍化めざしてがんばります。



 ちなみにただ読みネットはこちら。
 http://www.tadayomi.net/light/

 ケータイはこちらから。
 http://mkw.papy.co.jp/exzg/ranking.php

 

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スキヤキウエスタン ジャンゴぉ~おおおおお!

2007-09-19 00:01:43 | 映画
 「スキヤキウエスタンジャンゴ」、じつはこの映画前からすっげえ気になってました。
 和製マカロニウエスタン(?)だわ、リボルバーのほかに日本刀は出るわ、なぜか源氏と平家だわ、あげくのはてに主題歌は北島三郎。
 出演者は、伊藤英明、佐藤浩市、伊勢谷友介、桃井かおり、木村佳乃、そしてなぜかタランティーノ。
 こんなに見たいと思った邦画は、数年ぶり、いや十数年ぶりくらいかもしれません。

 ただ、監督が三池崇史っていうのがちと不安でした。
 むかし、「漂流街」を見たとき、なんだこりゃあ! と叫びそうになった記憶があります。
 だって原作とぜんぜんちがうんだもの。
 タイトルとキャラの名前を変えたら、だれも「漂流街」だと思わないって。
 パクりだとすら思わないにちがいない。

 もっとも、ジャンゴはオリジナルだから、原作がどうとか関係ないし。
 だったら好き勝手に暴れていいよ。ってことであのめちゃくちゃささえ、期待にすり替わっていきます。

 で、きょうついに見たわけですが、正直ちょっと期待はずれ。
 ただ、期待が最初から普通の人より桁外れに高かったですから、まあこんなものかも。
 絶賛はしませんが、けっこうふつうにおもしろいレベルだと思います。
 前半がちょっとかったるかったので、そのへんをなんとかすればもっと良くなったと思うのですが……。
 そのかわり、後半はかなりいい。
 木村佳乃が惨殺されたあたりから。
 なんか一番かっこいいのが、桃井かおりっていうのもどうかと思うんですが。
 ただ、弁天(桃井かおり)対清盛(佐藤浩市)のシーンは、もうちょっとなにかアイデアが欲しかったところ。ちょっとあっけなさすぎ。
 クライマックスの主人公(伊藤英明)対義経(伊勢谷友介)のシーンは良かったんじゃないでしょうか?
 なぜかいきなり雪が降って銀世界での勝負。(これはキル・ビルを意識してる?)
 まあ、日本刀で飛ぶ弾丸をたたき落としたり、拳銃をまっぷたつにするのは西部劇的には反則だと思いますが。(っていうか、おまえは五右衛門か?)
 こうして、かなり卑怯な手を使って義経を倒した主人公は、子供の説教カマしたあげく、北島三郎の熱唱を背負ってどこへともなく去っていく。

 あんまり客はいってなかったけど、ここまで好き勝手やれれば三池監督も満足なんじゃないでしょうか?

SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ サウンドトラック集
遠藤浩二
日本クラウン

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ちょっとガガガに出してみた

2007-09-16 00:55:34 | 作家への道
 今月末締め切りの小学館ライトノベル大賞。南野はガガガ部門に出してみましたよ。
 ちょっと見守ってきましたけど、新人の扱いいいみたいだし。
 もっとも、去年、ここに送って一次落ちだったんですけどね。
 だから、リベンジです。
 まあ、南野の場合、合わないところにはなにを出しても一次落ちってこともあるんですが(例、MFJ)。

 ガガガの場合、ほとんどなんでもありっぽいので、カテゴリーエラーで落ちることはないでしょうし、そう何度も一次落ちはしないはず(と、信じたい)。

 ちなみに送ったのはこんなやつ。

 主人公、男子高校生。
 人殺し、エッチシーンなし。(おお、めずらし)
 バトル少々。ミステリー少々。
 主人公とヒロインは恋に落ちない(ってそれは、ヒロインじゃないってか?)
 魔法も超能力も宇宙人も忍者もでない。(秘密組織と謎の武闘集団、マシンガンに日本刀、ついでに謎の怪人は出ますが)

 さて、どうなることやら。



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「ダイ・アナザー・デイ」は最高だ!

2007-09-15 00:14:17 | 映画
 テレビで「ダイ・アナザーデイ」をやってたんで、しっかり見ました。
 昔の記事で007シリーズのことを語りましたが、南野はピアース・ブロスナンのシリーズが一番好き。
 そしてこの「ダイ・アナザー・デイ」こそ、007の最高傑作だと思います。
 スピード感、迫力、色気、アイデア、ギャグ、巧妙な複線。
 エンタメに必要なものがすべてそろっています。
 きょう、見直して、あらためてそう思いました。
 まず今回は敵味方とも、キャラが立ってる。
 ハル・ベリー演じるジンクスはトゥモロー・ネバー・ダイのミッシェル・ヨーに並んでアクション面で活躍するボンドガール。(この人、アカデミー賞とったのに、007とか、X-Menとか、キャットウーマンとか、……好きなのかな、そういうの?)
 敵は、顔にダイヤをちりばめたザオ。そして顔を変えた北の将軍様の息子ムーン大佐。
 なんか敵役だけは、ショーン・コネリーのシリーズに負けていた感のあるブロスナンシリーズですが、今回はだいじょうぶ。とくにザオは最高。
 さらに今回はいつも以上に見せ場がいっぱい。
 とくに、氷の上でのカーチェイスから、氷の城の中の失踪、ザオを倒し、溺れたジンクスを助けるまでの一連のシーンは最高! アクションの教科書のようです。
 アイデア、スピード感、オリジナリティ、サスペンス、どれをとっても最高。
 もちろん、クライマックスの飛行機の中のシーンもすごい。アイデアもいいし、ボンドと大佐、ジンクスとミランダのバトルをカットバックで見せるシーンはほんと勉強になります。
 さらにはそっから、落ちる飛行機からの脱出と、もう一山もうけてるのもいいです。
 さらに今回はQの秘密兵器の使いどころも最高。とくにガラスをくだく指輪を使って絶体絶命のピンチから逃れるシーンは鳥肌もの。しかも、そのあと、ジンクスを助けるシーンでもう一度使うのがミソ。

 もう、アクション系のマンガ家や小説家志望のみなさんは、何度もくり返して見て勉強すべし。って勧めたくなるほどいい。

 まあ、カメレオンカーとか、遺伝子を変換して整形とか、サーフィン使って脱出とか、おいおい、いくらなんでも、それありか? と叫びたくなるようなつっこみどころも満載ですが、それはご愛敬ということで。



 今、アマゾンのレビュー見たんですが、なんかこれ意外と評判悪いんですね? なんで? こんなにおもしろいのに。

007 ダイ・アナザー・デイ アルティメット・エディション

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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リ、リーチ?「二挺拳銃お姫様」

2007-09-13 19:36:36 | 作家への道
 木曜日恒例のただ読みネットが更新しました。
 南野の「二挺拳銃お姫様」の総票数ついに979票。
 目標の1000票まであとわずか21票。
 つ、ついに、リーチか?
 よほど急激に失速しない限り、来週には1000票に届くはず。
 ついに電子出版決定か?
 ということで、ひとりで盛り上がっております。
 投票してくださった方、ほんとうにありがとうございました。
 このまま、上位を維持したまま駆け抜けたいと思いますので、今週も応援投票よろしくお願いしますね。

 とはいうものの、仮に出版が決まったとして、パピレスさんはどの程度本気で売ろうとしてくれるのかわかりませんし、過剰な期待はしないでおきます。
 約束だからしかたないって感じで、こっそり片隅にのせられるだけだったら、ちょっと悲しいかも。

 ちなみにただ読みネットはこちら。
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 読むのも投票するのも無料です。
 毎週、ひとり一票有効です。


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「サウスバウンド」めちゃくちゃおもしれえ

2007-09-13 00:22:47 | 読書
 「サウスバウンド」読了しました。
 著者の奥田英郎さんの作品は「イン・ザ・プール」ではじまるとんでも精神科医の三部作は読んでいたので、けっこう期待して読んだのですが、予想を上回るおもしろさ。
 物語は小学六年生の少年、二郎の視点で描かれています。
 父は、もと過激派の闘志。公務員や資本家を敵だと思ってます。
 母は、ふつうの人だと思っていると、物語が進むにつれ、とんでもない過去が……。
 父と反目していた姉とともに、後半ではふっきれ、どんどん過激に。
 二郎と妹の桃子は振りまわされっぱなし。

 物語としては二部の西表島に移ってからの方が本編なんですが、前振りの一部の方がむしろ長く、こっちはこっちでおもしろい。読み出したら止まらないくらいに。

 一部は東京の話で、二郎の学校生活が中心です。話の中心は、不良中学生カツとの対決。
 不良と言うより、凶悪犯罪者予備軍のようなカツは恐ろしく、狡猾で執念深い男でけんかも強い。カツのせいで二郎の学校生活は暗いものになっていくのですが、最後には仲間とともに倒し、勝ち逃げのように西表に旅立っていきます。
 二部では父親がリゾート開発業者と対決。マスコミを通じて大人気に。そんな事件に振りまわされつつも、二郎は地元の小学校の女の子と仲良くなったりします。
 児童向けというわけでもないのでしょうが、子供が読んでも十分面白いと思いますし、もちろんおとなが読んでも、子供にはわからない別のおもしろさがあります。(かなり社会批判的な部分があります)

 この小説の中でもっとも魅力的なキャラクターは、父親の一郎なのですが、彼は左翼は左翼でも、過激派グループや、市民団体などとはつるまず、自分自身の旗を振っています。
 そこ、とっても重要。
 やはり、組織に属し、運動のための運動をしているような人間に魅力などないからです。
 じっさい、一郎は一部では過激派グループを投げ飛ばし、二部では共闘しようとする市民団体を足蹴にします。(だから、左翼でない人も感情移入できるのです)
 作者はばりばりの左翼を主役格にしつつも、左翼団体にはかなり批判的なのではないでしょうか?
 開発業者と反対派の争いにしても、単純に開発業者が悪で反対派が正義という書き方はしていません。業者の身勝手さとともに、反対派の市民団体の醜さもしっかり書いています。じっさい、この問題は、どちらかを正義と割り切れる問題ではないのです。
 ダイバーであり、もとゼネコンの社員でもある南野は、とくにそう思います。
 あの宮崎駿監督も「もののけ姫」を通じて、そう言ってます。(ですよね?)

 むちゃくちゃな家族の話ですが、二郎君は幸せなんじゃないだろうかと思えました。

サウスバウンド 上 (1) (角川文庫 お 56-1)
奥田 英朗
角川書店

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サウスバウンド 下 (3) (角川文庫 お 56-2)
奥田 英朗
角川書店

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長年見たかった「悪魔の沼」ついに見る

2007-09-11 21:30:13 | 映画
 TSUTAYAでホラー映画「悪魔の沼」を発見してしまいました。
 これは「悪魔のいけにえ」ほど有名じゃないですが、トビー・フーパー監督の作品です。長年みたいと思いつつも、見る機会がなかったのですが、ついに……。
 そんな感じでかなり期待して見ましたよ。
 で、感想。
 ……。
 …………。
 ………………、だめだろ、こりゃ?
 期待はずれもいいところです。

 あらすじは、テキサスのとある町にあるホテルの話で、ホテルは沼に面していて、そこにはワニが住んでいます。そこのホテルのオーナーはかなり頭がおかしいやつで、ホテルに泊まった客をかたっぱしから大鎌でぶち殺して、ワニの餌にするって話。
 一応、実話をもとにしてるとか……。って、ほんとかよ、そりゃ?

 「悪魔のいけにえ」が終始、被害者の視点で展開するのに対し、「悪魔の沼」は殺人鬼の親父視点。そもそもそこがまちがってる。だから怖くない。
 むしろ、あまりの馬鹿馬鹿しさにあきれかえります。
 それに古い映画(低予算)ということを差し引いても、あのワニしょぼすぎ。
 迫力ゼロ。
 さらに、なんで、宿泊客殺しまくって今までばれなかったんだよ? とか、そもそもあのワニは何人人間を喰えば腹一杯になるんだ? とか、つっこみどころ満載すぎ。
 見るんじゃなかった。

悪魔の沼 デラックス・エディション

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ついに完結、「扉の外Ⅲ」

2007-09-10 23:16:35 | 読書
 電撃文庫、「扉の外Ⅲ」(土橋真二郎・著)が出ましたよ。
 南野このシリーズのことはかなり気に入っていて、電撃大賞で金賞を取ったときからかなりプッシュしていました。
 で、今度の完結編ではすべての謎が解き明かされる……はず。

 そもそもいったいどんな話なのかというと、修学旅行中に誘拐されて、気づくと変なところに閉じこめられてました。別段、殺し合いを強要されることもなかったのですが、その中のルールを押しつけられ、生徒たちは次第に対立していきます。さらに強制参加させられたゲームが、他のクラスとの戦争そのものであり、たがいにこの世界で生きていく上で必要なポイントを奪い合っていることに気づきます。しかし、気づいたあとも、止めることはできずに激化する一方。クラスのリーダーたちはなんとかこの事態を収めようと、話し合いをするのですが……。というのが一巻のあらすじ。
 二巻では、クラスを超越し、この世界での生存権を象徴する腕輪を持った人間と、外れてしまった人間との闘争を描いてます。やはり強要されたゲームによって、生徒たちはどんどん追いつめられ、争いが激化していきます。
 南野は、一巻は国と国との戦いのシミュレーション。二巻は階級闘争のシミュレーションと、当ブログの過去記事で書きました。
 では、この完結編の三巻はどういう話なのでしょう?
 
 ええっと、例によってネタバレします。
 未読の方は注意してください。






 三巻での主人公は、また別のクラス(二組)の女生徒、中山美鈴。
 二組は一巻での戦争に敗れ、配給を絶たれ、生命維持するための水とゼリーだけで生活していくしかありませんでした。さらには二巻での部屋の外での階級闘争に巻きこまれることもなく、部屋の中のゲームに専念していきます。
 このシリーズ、ゲームが重要な意味を持ちます。一巻では陣取りゲームのようなもの。しかし戦っている相手は他のクラスでした。
 二巻ではカードゲーム。人間の不信感をあおるようなこのゲームによって、生徒たちには深刻な争いが起きてしまいます。
 三巻目のゲームは、ゲームとしては一番高度なゲーム。仮想空間の中で、撃ち合いをする高度なコンピューターゲームです。
 一、二巻同様、最初のうちこそたいした問題もなく、ゲームはすすんでいくのですが、それにつれて、にっちもさっちもいかなくなっていきます。
 最初の敵は、単純な動きをする熊のぬいぐるみ。
 そこをクリアすると、ゲームの敵は、ソルジャーという人間兵士(あくまでもコンピューター上のデータですが)になります。
 しかも、ソルジャーには動きがぎこちないものと、高度な動きをするものとにわかれていました。
 そしてそれはじつは重要な意味を持っていたのです。
 高度な動きをするソルジャーとは他のクラスの生徒、単純な動きしかできないソルジャーとは外部からネットを通して操作されるゲームキャラだったのです。
 このことに気づいた美鈴は他のクラスとは人質交換をして和平工作し、一方で、ソルジャーを通して外部の人間とコンタクトを取って、外の情報を入手します。
 美鈴はこうして、ゲーム内の仮想現実に取りこまれ、現実の世界から逃避していきます。
 このへんはマトリックスを連想させますが、美鈴はけっしてゲームの中でも超人ではありません。
 しかし美鈴は、ゲームの中で外に出る扉を開くと、現実に外に出られるという情報を得ます。
 美鈴は最後の扉を求めて、仮想空間の中の迷宮をさまようのですが……。

 最後のネタバレはふせますが、この完結編でもすべての謎は解けません。
 一、二巻で消えたキャラたちがどうなったのか、わかりません。
 黒幕の正体も、その目的も、明確には説明されません。
 ただ、ラストで残った生徒たちの残酷な運命だけは暗示されます。
 仮想現実での殺し合いに慣れた生徒たちに、本物の拳銃を売るという結末に。
 美鈴はその事実を知ったあとも、生徒たちは弾丸ではなく言葉を選択すると信じるのですが……。

 この三巻はいままでとはかなりテイストがちがいます。もっとも殺伐とした雰囲気になり、ラストは絶望的です。
 南野としては二巻が最高傑作だとは思いますが、三巻もかなりおもしろいです。
 ただし一、二巻以上に人を選ぶかもしれません。

扉の外 3 (3) (電撃文庫 と 8-3)
土橋 真二郎
メディアワークス

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きのうに引き続き「生きる」見た

2007-09-10 00:11:04 | 映画
 きのうに引き続き、テレビで黒沢明監督の映画をドラマ用にリメイクした「生きる」をやってたんで見ました。
 ぜんぜんやる気のなかった役所の課長(松本幸四郎)が、癌で余命幾ばくもないことを知り、ゴミ捨て場にされた土地を公園にするお話。

 前半はちょっとかったるかったですね。癌を知らされるときも淡々としてましたし、北村一輝演じる遊び人と夜遊びしたり、深田恭子演じるもと部下とデートのようなものを続けるあたりはイマイチ。とくに北村が連れ回す夜の遊びはかなり、ちんけ。もうちょっと、刺激的なところに連れていってやれよ、と思わずいいたくなりました。(だって予算は500万だよ。それをカジノだの、クラブだの。あの程度でメフィストフェレスに出会ったとか言われても……)
 ただ後半はかなりくる。
 南野、涙ダダもれ状態になりました。(どうも、最近涙もろいっす)
 葬儀の席で課長の生き様に感動した役所の人たちも、日常に戻るとまた無気力になっていくラストがちと悲しいです。
 最後の最後、公園建設の手柄を横取りした助役の選挙カーに深田恭子がウグイス嬢として乗っていたのはなぜ?
 このシーン、ちょっと引っかかったんですが……。

生きる

東宝

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「天国と地獄」はテレビリメイクでも名作

2007-09-09 00:36:52 | 映画
 テレビで「天国と地獄」やってたんですが、良かったですねえ。
 黒澤明監督のやつじゃなくて、テレビ朝日の秋のドラマ特別企画ってやつでしたけど。
 靴メーカーの常務(佐藤浩市)の子供と間違えて、運転手の子供が誘拐されるんですが、犯人は佐藤浩市に身代金の三億円を要求する。はじめ、払わないといっていた佐藤ですが、苦悩のすえ、全財産である三億円を払うことに。
 佐藤の苦悩、土下座して払ってくれるようたのむ運転手、なんとか運転手のために金を出させようと説得する妻(鈴木京香)、このへんのシーン、なんか泣けてきましたよ。
 もし南野が大金持ちで三億円持ってて(全財産)、同じ目にあったら、払う自信はありません。
 でも、払わずに子供が殺されたら、一生そのことを引きずっていくでしょうね。
 こういう誘拐ものでは、身代金の引き渡しをどうするかが、ひとつのポイントになるんですが、まあ、当時は斬新だったのかもしれませんが、とくにどうということはない手口です。
 やはり、この作品はミステリーとしてより、人間ドラマとして楽しむべきなんでしょうね。
 中盤で子供も戻って、後半からは刑事(阿部寛、伊武雅刀ほか)対犯人(妻夫木聡)になっていくわけですが、阿部寛のまじめな演技ってひさびさに見たような気がします。(こういう役もけっこう様になりますね)
 犯人、妻夫木は共犯者も殺す極悪非道ぶり。
 例の煙幕をきっかけに、犯人を追いつめていく展開はぞくぞくします。
 そして阿部ちゃんは捜査本部で叫ぶ。
 「犯人はこいつで決まりだ。だがまだ捕まえるな。このままじゃ、無期にしかならない。極刑にするため、共犯者殺しを認めさせろ」
 そのために罠をはる阿部ちゃん。かっこいいぜ。
 なかなか最後まで楽しめるドラマでした。

 これ、昔黒沢監督のやつを見てるはずなんですが、ちょっと思い出せません。
 だから、比較はできませんが、これはこれで完成度が高かったと思います。
 でもまあ、世界の黒沢が金かけて撮った映画版はもっとすごいのかもね。

天国と地獄

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