南の海のワナビ

小説家を目指す「南野海」の野望ははたして達成されるのか?

夢のまた夢「インセプション」

2010-07-27 21:33:57 | 映画
 ひさびさの更新です。サボりまくっててすみません。
 映画「インセプション」を見てきたので、その感想をアップ。
 まあ、はっきりいって頭がこんがらがる映画です。

 あらすじとしては、こんな感じ。相手の夢の中に入りこみ、秘密を盗む主人公、デカピー君(役名忘れた)。ある組織の依頼で渡辺謙さん(役名はたしか斎藤)の秘密を盗もうとしますが、失敗。そのおかげで組織からは命を狙われますが(じつはこのへんがよくわからんのですが、そういうことですよね?)、かわりに謙さんからはなぜか気に入られ、仕事を依頼されます。その仕事とは相手の夢の中に入りこみ、秘密を盗むかわりに、あるアイデアを植え付けること。
 つまり、ある一点だけ意のままに操ろうというわけです(それをインセプションというらしい)。
 報酬は犯罪記録の抹消。なぜならデカピーは妻殺しの汚名を着ていたのでした。
 なぜ日本人の謙さんに、アメリカ(?)の殺人事件をどうこうできるのかは、まったくわかりませんが、そんなことはどうでもいい。とにかく謙さんはえらいんです。


 ここでデカピー悩みます。相棒はそんなことできるわけないといってますが、デカピーは知っている。できる。なぜならかつて自分がやったからだ。
 しかも仕掛けたのは妻で、そのせいで妻は自殺し、自分が殺したことになって警察から追われてます。
 つまり、トラウマがあるんです。

 しかし、犯罪者の汚名を晴らし、家に帰って子供たちと会うことを唯一の生き甲斐にしているデカピーは飲みます。
 こうしてデカピーは仲間を集めます。
 まず夢の世界を構築するアーキテクトに若い女性。
 さらには睡眠をコントロールする調合師。
 夢の中で姿を自在に変える男。
 それにデカピーと相棒。さらには謙さん。
 この五人でミッションに挑むぞ。狙いは某企業の解体(微妙にセコい)。
 計画としてはターゲットの企業の御曹司を飛行機の中で眠らせ、夢の中へ。さらには夢の夢の中。そしてもう一段。
 なんかよくわかりませんが、とにかく深く潜れや。そのほうがかっこいいし、効果も高い。おまけに時間まで延びるんだい。


 しかしそのせいで観客達はとんでもない目に(笑)。



 なにせ現実世界。夢の世界。夢の夢の世界。そのまた夢の世界。の四層構造でストーリーが展開し、なおかつ夢の中に、バグともいえるデカピーの亡き妻の亡霊が出現。
 もう、なにが現実で嘘でどうなってることやら。

 すみません、僕が悪うございました。こんな後期ジョジョ以上に複雑なルール設定とストーリー展開はかんべんしてください。



 そう思ったのはけっして南野だけではないはずだ。
 おまけに妻の死の真相はミステリー仕立てになっていて、最初のほうは謎のままストーリーが進行しますから、なおさらわかりづらい。
 これを一回だけ見て、完璧に理解できる人は相当頭のいい人にちがいない。
 しかし、複雑なわりには、内容がないような気がしないでもない。
 爽快なアクションですかっとさわやかになりたい人には絶対お勧めしません。

 それにしてもデカピーの中では、死んだ妻に取り憑かれるのが流行りなんだろうか?(笑)



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