長崎風景(居酒屋風景)

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男女群島

2013年01月28日 14時20分26秒 | 日記

長崎は今日1月28日は薄っすらと雪化粧をしていましたが皆さん如何お過ごしでしょうか。


私、前から一度は行ってみたいと思っていた男女群島に行ってまいりました。

男女群島は長崎県の島。

だけど「今度男女群島に行こう!」と話題になることはない。

昔は人が住んでいたけど今は無人島。

定期船の運航もない。

行くのはもっぱら釣り人で今の時期が一番のシーズン。

狙いは尾長グロ。

60センチを超え70センチクラスが狙える島なのです。

いつも小物に遊んでもらっている私がこの島に行ってまいりました。

●日程 :1月25日~27日
●参加者:6名     
●天気 :北西の風強し
●ポイント:男島周辺(北西風が強く東磯に限定されました)





最初のポイント(クロのタンポ)

最初のポイントは北西の風が強く完全に風裏となる「クロのタンポ」。

第一歩の感想「この岩、硬!、カッチカッチ」。

長崎、五島の岩とは違う。

そして滑る。「要注意!!」である。

海水を触ると温かい。

12月初旬の長崎の海を感じる。


準備をして撒き餌をすると黄金スズメダイがウロウロ。

赤い魚も見える。

期待の第一投!!

浮きは投入点からほとんど動かない。

潮が動いていない。

早い潮を予想していたので期待外れ。

案の定魚の活性は低い。

釣れてくるのはオジサン、黄金スズメダイ、ソウシハギ(この魚毒をもっているので要注意!!)

クロは地グロ35センチ位の釣れたが後が続かない。

上げ潮に変わっても状況に変化はなく期待の夕マズメも不発。

食事の後、夜釣り入るがハタンポが時々やってくる程度。

「こりゃ駄目かも」とテンションダウン・・・


棚を浅くして瀬際狙いに変更するとハリセンボンが釣れた後餌が残る。

浮きが少し沈み合わせると40センチの地グロ。

続いて40センチ位の尾長、石鯛、尾長、尾長。

仕掛けが太いのでタモ不要でブリアゲ。

いつもならこれで上出来だが、ここは男女群島。

狙っているサイズが違う。



結局朝まで粘ったが40センチ台7匹で終了。

相談して7時過ぎにポイントを移動。





二日目昼のポイント(三郎)


空いてるポイントを探すが風が強くなかなかポイントが見つからない。

乗ったのは「三郎」という磯。

オニギリのような形で釣りが出来るのは頂上だけ。

一枚岩で頂上から海面まではまるで滑り台。

足場は頂上だけで足を滑らすと海面にドボン。

それに岩が硬い。


連れは慣れたもので早速地グロを釣り上げる。

餌取りはタカベ。

物凄い数のタカベが撒き餌に群がる。

仕掛けを準備してやってみるが足元が狭いので集中できない。

そのうち雨が降ってきて風も強くなり最悪。

何とかヒラスと地グロ2匹を釣り上げたが、このポイントは二度と上がりたくない。

12時に船が迎えにきたので早々と船に乗り込み場所移動。





二日目夜から三日目のポイント(????)

移動した場所は男女群島ベテランの連れも知らないというポイント。

ここのいいのは風裏で、足場が良く、寝れる場所が沢山あること。

それに雨が上がった。

今の心境ではここが一番。

魚よりこの条件が嬉しい。


見た目潮の動きは悪い。

連れが石鯛仕掛けを入れ「水深20メートルあるが底は平ら」と言う。

完全な夜釣りポイントのようだ。

少し休憩して仕掛けを準備。

撒き餌をするとここもタカベが寄ってくるが数は少ない。

潮は沖からの当潮で足元で右に曲がり湾奥に入って行く。

経験的にはあまり好きじゃない潮。

でもこの予想とは裏腹に夕マズメになると魚の食いが活発となり色々と釣れて来る。

尾長、地グロ、石鯛、サンノジ。

でもサイズは今一・・・・。

大きいのはサンノジだけで50cmは超えている。

食事の後夜釣りに突入するが我慢できない眠気が襲われ寝袋に非難。




目が覚めると2時30分。

雨は降っていないが相変わらず風が強い。

4時間ぐらい寝たので体力が少し回復している。

3時に寝袋から出ると二人の連れは寝ている。

釣り場に降り竿を出すが潮止まりで潮は動いていない。

餌は取られたり、残ったりで何かがいるようだ。

右に動き出した潮に仕掛けを流すと浮きがユルユルと沈んでいく。

合わせると今までとは違う重さで沖へ逃げようとする。

仕掛けが太いので絞り上げると少しずつ浮いてくる。

水面に浮かしタモで掬うと今回一番の尾長をゲット。

60センチには届かないが50センチは軽くオーバーしている53センチ位か??

この後は餌も取られなくなり時間だけが過ぎて夜釣りを終了。


夜が明けて朝マズメ。

潮が少し沖に向かうようになる。

地グロが食った後物凄いあたりに襲われ対応するが魚は遠慮なく走り回る。

なす術もなく道糸から切られて終了。

糸を出すタイミングが違う。

最初もっと絞り上げて魚に主導権を与えないやり取りが必要なのです。

まだまだ未熟。


9時に船が迎えにきて今回の釣りは終了と相成りました。

いや楽しかった。







今回釣れた魚です

尾長  10匹  
石鯛   3匹
ヒラス  1匹
地グロ  3匹

家では食いきれないのでほとんどは近所にお配り。




その他の魚(放流した魚)

イスズミ、赤ブダイ、サンノジ、オジサン、ソウシハギ

他にも黄金スズメダイ、赤マツカサ、グルクンなど釣れましたが写真がありません。





大発見!!!

尾長の卵を初めて見ました。

長崎近郊の尾長には卵が入っていないので産卵は何時??

と思っていたのですが。

男女群島のような暖かい海で産卵していたのですね。