『第63回 久・南定期戦』 詳しく説明すると・・・・
久留米市には『久留米商業高校』、『南筑高校』と2つの久留米市立高校があり、毎年5月に全校応援と言う華やかな舞台で開催される硬式野球部の定期戦です。
両校の歴史は古く・・・
久留米商業高校は明治29年学校創立、野球部は明治33年創部。第1回夏の甲子園大会に出場と言う古い歴史を持つ。
ブリヂストン創業者の石橋正二郎氏、経済政策学の第一人者である赤松要氏などを筆頭に、政治・経済界に数多くの人物を輩出。
また、『指定暴力団・道仁会』初代会長・古賀磯次も同校のOBであり、在学中には柔道部に所属し、1952年(昭和27年)には全国大会で優勝している。
硬式野球部は第1回の甲子園大会に出場依頼、春・夏あわせ9度出場。プロ野球界にも10名の選手を送り込む。
中でも『川崎 徳次』大先輩は投手として通算188勝を記録。『大映スターズ』戦では8本塁打を浴び13失点しながらも完投、その試合で自らも3本塁打を放ち、4安打9打点で完投勝利と活躍。投手の1試合3本塁打は今でも記録であり、1試合での被本塁打8本もいまだ破られていない記録。
また近年は2011年日本女子オープン優勝の『馬場ゆかり』選手を輩出している。
一方の南筑高校 1922年 大正11年開校、野球部も同年創部。
日本の政治活動家、革命家、文筆家の外山 恒一氏を輩出。
オリンピックの銅メダリスト坂口 征二氏も同校の卒業生で、『世界の荒鷲』としてアントニオ猪木とタッグを組んでいたのはあまりにも有名。
またチェッカーズの藤井フミヤや鶴久政治氏も輩出するなど硬軟併せ持つ高校です。
昨日の『久・南定期戦』はOBの観戦も多く、こんな有名選手も久留米球場に足を運んでいた。
仕事しろよ!
ご父兄の応援も多く、『関ママ』や『権拓ママ』も観戦に来ていたが、画像は・・・私個人の倫理規定に引っ掛かかるためアップ出来ないのがザンネンである。
試合の方は・・・・
1回表に久商が1点先制。
その裏すぐ南筑高校も四球に安打を絡め3点を奪い逆転。
その後、必死に凌ぐ南筑高校。久商はチャンスを作りながらもなかなか追い付けない。
久商は5回に1点返し、6回は南筑高校のミスもあり2点奪い4-3とついに逆転。9回にも相手ミスに乗じ2点を奪い3点差とし勝負あったか!と思われたが、南筑高校も最終回に脅威の粘りを見せる。
ヒットとエラーで無死満塁、盛り上がる南筑高校応援団。
結局は1点返しただけに終わり6-4にて久商の勝利で終わったが、南筑高校の見事な粘り・・・これが高校野球であり、大声援の中でプレー出来た選手達、また成長できたでしょう。
ちなみに・・・・フェイスブックには投稿してたんだが・・・今、強烈な頭痛に襲われている。
肉食獣VS肉食獣の死闘が久留米文化街を舞台に繰り広げられたが・・・・私は22時の電車で帰宅し、反省の意味を込め一人で飲んだからだ。
おぞましい。記録にも記憶にも残る闘いであった。