野球人気の低下や野球人口の減少が囁かれるなか、ここだけは「ホントかいな?ホントに野球人気って落ちてるの?それってどっか違う国の話なんじゃないの?」そんな気にさせる甲子園。
最後の夏を燃え尽くそう、そんな意気込みがビンビン伝わってくるような走塁、140キロを超える速球をコーナーに投げ込み、
なんか特殊な理由が出てきそうなほど本塁打で決着する試合など物凄くハイレベルな戦いが繰り広げられてる一方、各地方では来春、あるいは来夏に向けた大会が開催されている。
我が母校は夏の勢いよろしく、筑後地区大会を全試合コールドと言う快挙で優勝。
特に準決勝の西短大附戦、7-0のコールドで退けた戦いはお見事!
丁寧に低めを突きタイミングを外しゴロの山を築いていく左腕、打線も最速142キロの西短大附エースを打ち崩し7得点。
まさに投打で圧倒した勝利でした。
個人的にこの時期の大会を見るのは非常に楽しみ。
信じられないようなファインプレーをしたかと思えば「少年野球かっ!」って突っ込み入れたくなるようなプレーを同一選手が見せてくれたり、
チーム全体でなんらかの意図があるようなプレーを試してたり。
特に昨日の西短大附打線は明らかに何か意図したようなバッティングをしていた。
1番から9番までバットを極端に短く持ち、それもどれくらい極端かと言えば大道選手、ちょっと昔で言えば西武の辻さんよりもっと短く、大げさに言えばバットの真ん中握ってんじゃないか?ってくらい短く持ちスイングしていた。
試合後の両校の監督の会話でもその話しは出て真相ははぐらせていたが・・・。
この大会でベンチ入りすらしていなかった選手が急成長して来夏はチームに欠かせない存在になっていたり・・・。「おぉ~あいつ1桁の番号付けてんじゃん。冬に相当練習したんだろうな!」そんな妄想を抱いたり、逆にこの時期活躍していた選手が夏にスタンドにいたり・・・
「どーしたんだろう?ケガでベンチ入りできなかったのかな?活躍していた分悔しいだろうな。」そんな選手がスタンドから応援している姿を見るだけで少しウルウルしたり。と、まぁこんな楽しみを来年夏まで持ち続けられるのでこの時期の大会は楽しみこの上ない。
とにかく来夏に向け好スタートを切った久留米商業。
甲子園第1回大会出場校が来年夏の100回大会に帰ってくる・・・そんな壮大な夢を楽しめる1年になりそう。