~ 夢の途中 ~

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トーナメントがいいのか?リーグ戦なのか?

2012年09月11日 | 高校野球

昨日に続きIBAF国際大会ネタです。


日本代表小倉監督にしか分からない謎の藤浪3連投、


名電・浜田がリリーフ、打者一人に投げ四球で交代させ、唯一の2年生・森君を「もうバテバテ、潰れちゃうよ。ほかにも捕手いるんだから代えてくれーー」って、桐蔭・西谷監督の悲鳴が聞こえてきそうなぐらい、サディステックに使い続ける采配。

「藤浪連投?選手を壊す気か!」、「甲子園優勝監督がこの程度かよ」、「皆さん、よく理解出来たでしょ。選手の将来を潰さないと甲子園で勝てないんですねぇ~」、そんな言葉がツイッター上で溢れてた。

でも・・・・?である。厚労省が「屋外での運動は止めましょう」と注意勧告してる気温35℃をかる~く超える炎天下のもと、残酷なまでに選手を消耗、酷使してる大会がある。その大会にも同じような意見が出てるんだろうか?

例えば桐光・松井投手。浦添商、光星戦と連投。この時に「連投させるなんて酷い」って意見がどれだけ出たんだろうか?

むしろ投げさせずに桐光が負けてたとしたら・・・・監督さんはどれだけ批判されただろうか。コワすぎて想像できない。

あるいは「甲子園の準々決勝、準決勝、決勝と3連投させるなんて選手を殺す気か!即刻監督を代えろ~~」みたいな意見とか・・・。


あるスポーツ新聞の記者はこんなことを書かれてた。「甲子園は目標だからいい。でもこの大会で無理な連投させる意味があるのか!」実際はもっと厳しい書き方だったが。

だったら藤浪君が「ボクの目標は甲子園で活躍し、U-18日本代表で優勝することです!」なら問題ないんだよね、と言いたくなってしまう。本当は甲子園であろうが国際大会であろうが『連投はダメッ!高校生はまだ成長途中。絶対にムリさせちゃダメ!』 なんだろうが・・・。


私も大会途中から「なんだ?日本代表って9人しかいないの?」って思うぐらい小倉監督は「コレッ!と決めた選手は代えなかった。」

たぶん、日大三でもそうなんだろう。気に入った選手は徹底的に使うからガンガン成長する。逆にそうでない選手は実力があっても全く日の目を見ずに卒業したって選手も大勢いるんだろうな・・・良くも悪くも小倉采配を垣間見た気がした。良いか悪いか別にしてこれが小倉監督さんの野球なんでしょうね。

まぁ、日本の高校野球が一戦必勝のトーナメントで戦ってる以上、エースを酷使してしまうのはある意味しょうがないのかもしれない。なんせ負けたら終わりなんだから。普段からトーナメントで戦ってるからなかなかリーグ戦の采配は難しいんでしょうね。

高校野球も教育の一環というならば・・・勝利至上主義がいけないと云うならばトーナメント大会ではムリだろう。

例えば福岡県の参加校は140校。これを1つのパート8チームぐらいの16パートを作る。
その中の上位2校が決勝トーナメントを行う、とすれば弱小高校は2年4ヶ月頑張ってきて1試合で終わり~、なんて不条理はなくなり少なくとも7~8試合は出来ることになるし、ベンチ入りも『試合前に提出したメンバー』とすれば、普段出場出来ない3年生も1回くらいはベンチに入れるだろう。

「そんなリーグ戦なんかする時間ない!」ってコトならば、高野連の商売、収入源である招待試合とか止めちゃって(他地区の強豪校が見れないのはザンネンだが)5月ぐらいから週末のみのリーグ戦開催、としても充分に消化できるでしょう。そしたら投手の連投問題もある程度解消するだろうし・・・・。



とまぁここまで偉そうなコトを好き勝手に書いた。

が・・・・野球に勝ち負けがある以上、勝利至上主義ってのはアリだと思うし、イガグリ頭と球児の汗臭さ、一瞬のプレーに対するひたむきは嫌いではない。ってか、むしろ大好きだ。

“目標”と“目的”がしっかりしてれば・・・・の話ではあるが・・・。

私・・・なんやかんやいっても、やはり高校野球、高校球児が大好きらしい・・・。。。。