郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

緑がなくなった!(12) ー家が建ち始めるー

2019年01月10日 | 日記


2019年、年明け早々に建物の建築工事がスタートしました。

この造成地は建築条件つき土地分譲ということで販売をしていますが、今回スタートした第1号はちょうど造成地の中央付近です。
基礎部分の工事は旧年中に行っていたようで、松の内が明ける頃には既に一階部分が姿を表しました。




分譲地の中に入って行くと、各戸の敷地入り口にはガスと水道の引き込み口の位置や汚水と雨水の桝の位置が分かるように明示されていました。

私はこの二つの桝が別々に設置されていることに注目しました。

実は私の住んでいる地区は、市内では比較的早くから公共下水道が設置されたようです。
そのためなのか、汚水と雨水の合流方式が採用されています。
この方式は設置経費が安く済む反面、大雨の時等は一気に流量が増えて下水処理場の負担が上昇します。

この二つの桝にそれぞれ流れてきた家庭の水は、その後に公共下水道で合流するのでしょうか・・・。
ちょっと気になりました。

話はそれますが、かつて日本の道路は未舗装の所が多く、私の住んでいた地方では県道も含め舗装された道を見ることはほとんどありませんでした。
確か小学校当時の担任は、「日本がイギリスのように舗装率100%に達するのは多分あと100年かかる」と言っていました。
それが、一気に舗装が進み今のような状態になりました。

これと同様に、いやそれ以上に無理だとされていた公共下水道の普及が近年目まぐるしいものがあります。
私の住む船橋市では2017年度末現在、85.9%(下水道整備人口普及率)まで整備されています。
因みに、千葉県平均では74.2%、全国平均では78.8%というデータがあります。

地面が舗装され、降った雨が集められ下水道に流れ込むということは、その土地に水は浸透せず川は流れ込む水が減っていくということです。
そのことによる弊害は数多くあるのではないでしょうか・・・。

やっぱり雨水は下水処理場に送られるのではなく、地域の川に流れ込むのが自然だし潤いがあります。
または、一定の場所に集められて市民生活の何かに役立てる方法も考えられます。

都市化が進む弊害を緩和して、逆に今まで以上に地域が豊かになるための一つに水が活用されなければなりません。
「緑の保全・緑化」に象徴される街づくりが必要です。

今後、続々と建築が進むと思われますが、もうしばらく興味を持って観察を継続したいと思います。


-S.S-

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