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郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

硬直した日本の教育界

2025年04月27日 | 日記
2025年4月27日付東京新聞「本音のコラム」




前川喜平さんが書かれているが、未だにこんな事が問題になっているとは情けない限りだ。
この国の教育の硬直性をまざまざと示している。

こんな発想で10年どころか100年一日の如く学校現場に押し付け続けているのも、ある意味ものすごい事である。立場を逆にすればね…。


前川さんも言われるように、この信州大学附属松本小の教員は、もしかしたらすごく力量ある意欲的な人かもしれない。
そもそも小学校において教科なんて便宜的に分けたものにすぎず、言ってみれば「総合」をバラバラに分類したものに他ならない。

だから、「総合」で子どもたちが学べたら、それはそれで大いに評価できるのではないか。

私も現役の時、全てではないがそういうアプローチで授業を組み立てていたものだ。
そして、管理の厳しい状況にイチイチ文句をつけてる暇がない時は、とりあえず「時数」だけを形式的に報告して中身は私の裏時間割で実施したこともある。

第一、こんな時数を厳守したからといって、「教科」の目標が個々の子どもに達成させることができるのであろうか。
要するに形だけ遵守すれば当局は満足するのであろう。
実に馬鹿げている。


そして、最後に言わせてもらえば、こんなことで大袈裟に雁首揃えて謝罪する姿は何とも哀れというか滑稽でならない。

奈良教育大学附属小学校も同様であるが、これは「教育者」としての敗北であり、真摯に教育)学び)を追求する教員たちへの裏切り以外の何者でもない。



-S.S-

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