郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

孫っ子との日常ー21(授業参観②)

2018年07月23日 | 日記
大方の子どもの板書が終わる頃
ようやくノートに書き終わった彼が
黒板の前に出て行った

ほぼ黒板は埋め尽くされ
今 書いている二人の子の間がわずかに空いている
しかし彼はすぐ書かずに待っている

教室の後ろで眺める私はイライラ…
「もう時間だから間に入り込んですぐ書きな!」
しかし 娘(彼の母)は呑気に見守る表情…

私はもとよりせっかちなタイプ
だけど敢えて子どもを急かしたりはしなかった
そこはプロの教員気質を通したものだ

それなのに何故…
批判的に授業を見ようとしていた自分が
今まさに批判されるべき心情に陥っている

満を持して書いた彼の板書は
「いつも いっしょに遊んだり こう動してくれる やさしい友だち」
小さい文字ではあるが しっかり書かれている

彼は一人っ子(娘に指摘されて以降封印していた言葉)のためか
一緒に関わる友だちには人一倍熱い思いを寄せている
「一緒に行動してくれる」ことこそ重要なのだ

先生に「本当の友だちってどんな友だち?」と問われ
時間をかけて考えぬいた結果の彼なりの表現だ
冷静を取り戻した私は 自席に戻る彼を見て大きく頷いた


(友だちとの待ち合わせ場所に向かう…)

-S.S-



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