HAPPY-GO-LUCKY!

E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

人生、ヒルクライム!の巻

2016-06-15 16:02:27 | サイクリング
黄金山とゆー山が広島にはありましてね。

小生がロードバイクの道に迷い込んだ折、初代コルナゴ君を世話してくださったドイコヒチロー親爺はこうのたまいました。

「HAPPYMANさん、黄金山さえ登れたら、中国地方の峠は全部OKよ!」って。




今思えば違うと思います。明らかにw

ただ、それからというもの、ボクの中で黄金山は特別な峠、山なのです。



http://blog.goo.ne.jp/19960408/e/7715bc622ed0804f4a5f18e2c7bbb5fa


で、この春、二度目のシンキンコーソクをぶちかましたワシ。

こーゆーことですね。

http://blog.goo.ne.jp/19960408/e/78bf585915fba28b2eea4520e21d834b


管でつながれた状態からリハビリの日々へ。

やっと病室から外に出ると、廊下の窓から黄金山が見えました。

「もう一度、あれを登るのが目標だな」って心に決めたのさ。


ただ、リハビリを手伝ってくれる介護士さんは「HAPPYMANさん、もう無茶はやめましょう」って。

その表情に触れて、自分の置かれた状況を改めて認識した俺様でもある。

「そうだよな。もう無理かもなあ」ってね。うーむ。


自分なりに真剣に生きてきた。

ただ、齢50を過ぎて、この手に何が残されているのか。

何をしるべに歩を進めればいいのか。


私の場合、家族性の疾患でもあり、もはや宿痾。

今置かれた状況も含め、心は千路に乱れるわけだ。



しかし皆さん、日本には素晴らしい言葉がございます。


「のど元過ぎれば熱さ忘れる」


「一生遊んで暮らしたい」「迷ったときは高い方」と並ぶ、我が輩の心を捉えて放さぬ金言であ~る。


であるからして、あるド夏、反省も後悔もない男ありけり。

にやにや黄金山に登る。ぐふふ。




で、なかなか辛い。

流れ落ちる汗に、若干ビビるわし。

「こりゃ、血液どろどろじゃ」と。


這うように進むコーソク男。

高速ではなく梗塞ですね。うふふ。




ロータリーを過ぎ、空が見えてきました。




なかなかのヘロヘロ。




ロンシャン競馬場の「フォルス・ストレート(偽りの直線)」よろしく、

終わったようで、また長い登坂w






でも、終わりのない坂はないのです。




なんとか足を着かずに登れました。

しかし、なんと16分9病。いや9秒(笑)


クライマーなら10分を切る峠ですが、今の小生にはこれで精一杯。

でも、ちょっと自分を褒めてやりたい。

意外に辛くなかったのは、5キロほど痩せたからだろうなあ。


山頂で待ってくれていたのは、いつもの猫様。




「うん? HAPPYMANか。久しぶりじゃのう。まあ、お前も頑張れ」






なんとなく広島の街が美しく見えました。







(どうしても、最後のショットを押さえてしまうわしwww)


さてさて、もう少し頑張っていこうかな。うふふ。