いやあ、広かったよ、九州。
先週の悪夢の300キロブルベで玉砕したにもかかわらず、
まーるで懲りもせずに、BRM428諫早400K指宿に参加したアタシ。
長崎、佐賀、福岡、熊本、鹿児島と、よろよろ走ったわけですね。
途中、「俺は何をしておるのか…」としばし。
まあ、もとより理屈の通った人生を送ってきたわけでもないんだけどねw
話は広島駅から始まります。
前々日、プログレスにC59を持ち込み、
輪行袋をゲットした上で、袋に入れてもらいました。
どれだけダメ人間なん?って話ですが、まあ、いいじゃんw
新幹線ホームでの勇姿です。
新幹線も博多からの特急かもめも、一番後部の座席をとったので、収納は楽々。
俺様にしては用意周到でやんすw
車内ではこれ。
オトナの遠足モードです。
で、楽しくやってたら、隣の妙齢の美女に話しかけられました。
およそ1時間、楽しく懇談。
悦子さんは72歳だそう。この日は法事で里帰り。
長崎出身の被爆者で、
今暮らす京都で被爆者団体の役員を務めてらっしゃる。
小生の仕事をご説明し、しばし原爆の話を。
なかなかに濃いエピソードを問わず語りに彼女。
こっちも聞くのが商売だから、半生を伺う感じになっちゃった。
多彩な女性で、政治にも文化芸術にも詳しい。
ただ、こっちもそれが商売なので、
彼女の話のちょっとだけ上を行くエピソードを披露。
話はどんどん盛り上がり、最後はスイーツをいただきました。
「レース中に食べてくださいね」と悦子さん。
ありがとう!
でも、この夜、おなかが空いちゃって、
むしゃむしゃ食べたことは内緒ですw
さあ、諫早に着きました。
いかにもな風景もありますが、詩情があっていいところだなあ。
荷をほどいたら、タイヤは完全にエア抜け。
この後、ずっとこれに悩まされるのでありました。
で、自転車屋さんを探して右往左往。
めんどくさいので、彼らに聞きました。
ただ、二人がかりなのに異常に手際が悪くて、
「俺が調べるよ」って、結局、個別詳細図を取り上げちゃいました。
で、彼ら、「ありがとうございますっ!」って。
思わず笑ってしまいました。
いろんな出逢いがありますが、やっぱりおれはこれが好き。
一人前夜祭でございます。
そして、なんたる奇遇!
幼馴染にしてブルベの大先輩、
ハラ君のアドバイスに従い購入したオロナイン、
ここで見事にハーモニーを奏でました。
この後、このグッズがものすごく役に立つのです。
いやあ、ハラ君、ホントにありがとう!
とゆーことで、今日はここまで。
「旅」はなかなか始まらないのでありました(椎名誠風)