恐れていたことが、遂にやってきた。
チビの身の上に…。
何よりもソレを気にしていた彼。
そう、塾のクラス落ちである。
嗚呼…
しかし、なぜかチビに落胆の色はない。
むしろ喜んでいる。
なぜなのか?
小一時間問いつめたいところである。
そもそも、チビの塾はクラスが3つに分かれてますた。
で、一年前の今ごろ、
「難関校上位合格! 月謝もお安くします!」なんつって、
四つ目の「Z」なるクラスができたのさ。
定員はおおよそ4人か5人。
チビはクラス落ちが嫌で嫌で、まあそれなりにお勉強。
これまで何とかしのいで参りました。
ただ、それが暗転…。
今回、塾側が「偏差値○○以下はクラス落ち」って方針を打ち出したのだ。
これまでは、上位4,5人って緩やかな感じだったんだけど、今回はなぜか厳密。
それに、別の習い事の関係で、あえて「Z」には来ない賢い生徒さんもいるわけ。
気付いたら、チビともう一人の二人っきりになっちゃった。
で、さらに笑えるのは、
もう一人の彼が「僕は下のクラスでいいよ」って言い出したのである。
「えっ、僕、一人になっちゃうの!?」
衝撃に打ちのめされるチビである。
受験という側面で考えれば、これほどイイ話はありません。
だって、優秀なスタッフがマンツーマンで教えてくれるんだからね。
ただ、チビにとってはこれほど迷惑な話はない。
別に賢くなりたくて通ってるわけじゃない。
みんなと遊ぶのが楽しいのさ。
私もかつてそうだったので、気持ちはよーくわかります。
いつも、なぜか汗だくで帰ってくる彼。
授業前や休憩時間に遊び倒すのが何よりのシアワセなのだという。
ほとんど体育である。
その遊び相手がいなくなっちゃう。
そして、なおも言い募ります。
「そうだ、お父さん、大変だ!
授業中、僕ばっかり当てられるよ。だって1人だもん」と泣きべそ。
まったくもって爆笑である。
やっぱ、ガキンチョは面白いねえ。
いやあ、大笑いしますた。
「そりゃあ、お父さんが言ってやろう」と、すぐに塾に電話。
力強く申し上げました。
「チビも陥落させます!」
青雲の志と共にスタートした「Z」 クラス。
短い生涯を終えたのであった(笑)
まあ、夏休みも終わってマヂモードになったら、
また再開されるかな?
とゆーことで、チビを悩ませてきたクラス落ち問題。
一気に終息を迎えました。
多分これからお勉強しなくなるだろうなあ。
まあ、いいか。
その分、遊んでくれそうだしぃ(笑)