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E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

ノウギョウって何?

2006-09-25 16:34:22 | 日記・エッセイ・コラム

新たなミッションに取り組むことになった。_155

「農業」である。

いろんなことをやってきたけど、

この分野はほとんど触ったことがない。

別に不安はないけど、まずは興味を抱けるかどうか。

その辺が問題である。

中山間地がさまざまな課題を抱えているのはわかる。_161

コメ農政の転換は、限界集落を救わない。

「戦略のある撤退」を模索しているのも、理解できる。

ただ、そんなあえぎが都市住民に届いているかどうか。

共通の「痛み」となり得ているかどうか。

奥さんの実家もそうだ。

齢八十近い老夫婦(義父母)が汗を流す。

おそらく数年後には、

そのいくばくかが耕作放棄地になるであろう。

それがどんな影響を及ぼすのか。

良いわけはないんだけど、金とヒトはつっこめないのが現実だ。

「粗放型農業」なんて言葉も浮かんできますわな。

まあ、何の問題にせよ、

「一たす一は二」というような公式めいた話は世の中には少ない。

それぞれの利害が複雑に絡み合うから、難しいんだよね。

_154

要するに、みなが幸せになるにはコストがかかる。

都市住民の暮らしだって、それはそれでキビシイわけで、

無条件に手を差し延べるのはなかなか難しい。

「中山間地振興税」とかいった、

新税を導入するしかないような気さえする。

猪に踏み荒らされた稲を見ながら、

いろいろと考える秋である。